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メニースターズ
第148話 先駆者

飛べる読者の皆様は視野が広いので周囲の様子を探る事が出来る、見えて来たのは
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            ブラックマンバ 本部において
「東セントラル共和国、精鋭部隊を飼ってるだと、確かパイオネスとかほざいてる
らしいぜ ぺっ、多少骨がありそうじゃねえか ミスリルに眼をつけたか」幹部G
「ケッ おととい来やがれってんだ 誰が渡すかよマジで狙ってるなら砦を超えて
から言ったらどうだ、ミスリルの武器はこいつ等相手に揃えた訳じゃない」同僚B

やはりアウトロー達は情報に対する反応は優秀かも知れない、独自のネットワーク
逃げた手下を含めて各所に見張りや偵察を置いている証拠 悪党の会議は続く――

「何処かの新興勢力を取り込んでる様だが無駄だぜ 東大陸を牛耳ったら次はアス
ラムの土地を奪うんだ! いずれ全ての地区を蹂躙する計画だ、俺達がな」無頼者
「東セントラル共和国がどうした? 奴らは知らんのだよ まあいいさ その精鋭
を潰したらもう終了だろ、国王が入れ替わってるらしいが誰だ指揮官は」幹部のZ

「向こうから宣戦して来るとは・・・奴らの内情など知った事ではない 既に俺達
の勝利は確定している、愚か者共が 鉱石が欲しいならやってもらおうか」ボスM
「大部隊ではない様ですぜ 舐めてるのか! もう砦の方には連絡が言ってるハズ
死んだな奴等、ブラックマンバが戦いのプロだと思い知るでしょうな」手下は言う

(´・ω・`) 薄暗く酒臭いたまり場だそうで、よくある強盗ギルドを連想すればOKか
この場所を目指して進んでるわけですねパイオネスのメンバーは 現在の状況は?

 

              待ち受ける暴漢達の砦
「よお兄弟 どうやらガセじゃねえぽっい 来るぜ、野郎 俺達がため込んだお宝
を横取りしようってか、意外と太てえ奴等だな 共和国から宣戦するとは」下品顔
「お頭! どうやら共和国の奴等俺達の事余り知らない様だぜ、ブラックマンバは
本物の軍隊と同じだ・・・元々は国に使い捨てにされた兵士も大勢いる」別の偵察

「上品ぶりやがって 気に入らねえな、金のある貴族より食いっぱぐれた庶民が大
勢いるって事だよ、差別ばかり繰り返したら暴力で報復が一番だろうが」貧困層は
「世間知らずに思い知らせてやれや! 砦のお宝は誰にも渡さねーぜ 成り上がり
を舐めんじゃねえ、噂じゃ鉱石を狙ってるそうだぜ 誰が奥に行かせるかよ」DQN

初陣を突破してそのまま南下していく計画、道なりで方向は合っている どうする

「不細工が大挙してるじゃん 此処って一応要所なんだっけか、私等貴族とは別よ
・・・何かやっぱり勘違いしてるっぽいな メンドイわ」シルビアはイケメン好み
「現在は夕刻、湿地帯ではありませんが 嫌な気配を感じますぞ ここは戦力を惜
しまない方が吉と出た、武器を整備してる余裕は無しですな 眼の前ですぞ」大師
「苦戦が予想されるなら私も手伝おうか? 口だけだと思われても誤解を招くから
向こうに大儀なんてあるわけないでしょ、砦に向けて真っすぐ進軍で」マンデリン

パイオネスのメンバー側から見て右手側はごつごつとした岩山が視界を塞いでいる
飛行部隊以外は東セントラルから迂回して来ないと奥へ行けない形状、荒れた小岩
動物か人間か不明な屍もちらほら散乱してる悪路に出たが、怒気は向けられたまま
今回も敵数は多いと予想する 斧や槍で武装してる兵士らしき姿が前方に見えるが

 

           ゆく手を塞ぐ集団と対峙する事になる
「東セントラル共和国が奮起するとはな 俺は元々ネオレジデンスの出身だ 止め
とけ、貴様らも政治の駒として利用されてるだけさ 中身が腐ってんだよ」元軍人

「手前の騎馬兵は素人じゃない感じだな、向こうに就いてるなら敵だ 混成部隊か
生憎と俺達は以前の体制は知らない 国に見切りをつけるのは勝手だが」レックス
「固めてるねー、これだと周辺諸国は勝ち目が薄い訳だわ 街で暴れてる悪漢達と
は一味違う雰囲気だ 侵略の手前だったか? 逆に来てやったから宜しく」ブレア

「! この国とは違う恰好の連中だな、傭兵部隊を新しく組織してたのかよクズが
・・・どうやら噂は本当なのか チッ 誰だ今のセントラル首相は」疑るアサシン

「は? あのオッサン元の国王じゃねえのかよ、別に俺達に関係ないぜ内政事情は
第一貴族と違うし、向こうの都合なんか聞くつもりはないぜ 開戦だろ」エスパー
「首都に着く前の湿地帯は何かの衝突があったような形跡が 過去に何があったか
知らないですけど・・・以前から戦争の前触れはあったんじゃないのかと」ジェス

( ´ー`) ロットシルバーはパイオネスが到着しなくても仕掛ける気でいたそうで
紛争が起こりやすい場所って偏りやすいんですね現実でも、丁度いいじゃないかw
平和なスポーツ祭典なら戦記にならずに済みますが バチバチの方向性で進みそう
故郷に嫌気がして隣国に亡命とか スパイ活動家やジャーナリストだとあり得るね

「共和国の連中は口が達者な奴が多いからな、どうせ利権絡みだろうぜ てめえん
所の議員なんかあちこちで若い女とかつまみ食いだぜ 俺等と何が違うのよ」悪党

言ったところでムダな相手も世の中は多い 互いに距離を詰めながら牽制する砦前

「知らんなクズの戯言など アビゲイル達とは無関係なのだ、そういう馬鹿は追い
出されていると思うが お前達のせいで住処を追われる人もいるわけだが」正論を
「もう戦争だから関係ねーよ、ブラックマンバか知らんけどミスリル鉱石寄こせよ
お前達が貯めこんでるんだろ? 略奪で隠してる品も渡して貰おうか」上等の獣人

「調子こいてんじゃねえよ新参者が 俺達の本部まで行けるつもりでいやがるのか
何処の傭兵部隊か知らねえが、やってもらおうか 開戦で上等だ! 行け」ボスG

偵察に出ようとしていたアサシンらしき姿の数名が両脇から奇襲を仕掛けて来る!
当然ながら殺気まみれなので各自迎え撃つ形になった、そのままバトルのスタート
元軍人らしき数名も正面から怒涛のラッシュを「アホか、カウンターの的やぞ!」
琴乃をはじめ既に詠唱準備に入っていた後衛組が、烈風や火花が周囲を弾き飛ばす

SRPGStudio キャラのステータス画像 敵部隊長のランサー 夕方の荒野 要所の砦は敵数が多い

接近しても最初の一撃をいなされたら最後、返す剣技の不知火を筆頭に前方へ邁進
シルビア、レックス、エイミーが次々と雑兵を蹴散らす、侍女と大師も補佐に回る

「意外と広い荒野なのね これだと初めは2手に分かれて迎え撃つ方が無難だった
うちの軍師が嫌な気配がするってよ 警戒して頂戴、空中の敵はいないわ」バニー
「一応要所だから強制参加っぽい、討ち漏らしたらこっちで相手するから 大群よ
シーフスキルは敵を排除しないと意味ないんで 砦内にお宝あるかな」サファイア

「? 変な寒気がして来たわ、外の世界ってみんなこんな感じなのか 今更だけど
本当は司書の設定なのよ私は・・・何でこうなってしまったのか」スピネルは憂鬱
「突っ込んで来たで、ぼさっとしとるとケガするわな生娘が!(どうだろうか👆)
議員もカスが多いけど奴らの方が悪質やんな 両脇の覆面を先に仕留めてや」琴乃

好戦的ではないロウ大師だったがやられては終劇になる「不可抗力ですがね」落雷
まともに食らったら即退場の威力ではある、高齢の為に連発は期待できない軍師系
「拙者は利権なぞ無縁だが? 国から追い出されたのか自分で下野したか知らぬが
元々兵士だった輩も居ると、悪事に手を染めては同じ事 無情の戦よ、斬る」武士

自ずとパイオネスのメンバーは円陣の構えで全方位へ対処する、実践で習得せねば
戦闘経験ではピジョン達に及ばない 若手が中心の為まだ粗が目立つ、素質は高い
軍隊出身の騎馬隊と兵長らしきランサーだった、がじりじりと配下を削られてゆく
進軍や襲撃戦において捕虜に取る予定はお互いに皆無だと思われます 殲滅か否か

「馬鹿め セントラルに就いても得るものは何もないぞ、何で今頃になって宣戦を
東大陸はブラックマンバが制圧するのは誰が見ても明らかだろ!」元軍人は予想か
「へっへ、内情は知らねえって言ったけど? 俺等少し変わってるからほっとけよ
戦力を読み違えてたのか、ツケを払う時が来たんじゃねオッサン」煽るのはハルか

鋭い突きが二度三度空を切るが死角に入られたら勝負は見えてる、混戦中に油断を
悪党側に関与した報いが今日だとは知らずに 邪眼に足を射貫かれてこの後袋叩き

「グォ・・・こんな精鋭がいて 何が共和だクソ国家が! 地獄へ落ちろ」(^Д^)
「もうお前達が知ってる国ではないかも知れないぜ、本部は壊滅させるが」剣士他

手練れの部類だったのか、前線に立っていた兵長を撃破してそのままチームは南下
ところがだ ここで嫌な予感が的中してしまう、不気味な気配と共に地中から骸兵
一度似た様な戦況に遭遇しているマンデリン達は囲まれる形を余儀なくされる事に
潜んでいたアサシン連中とは全く異質の外見と怨嗟が辺りに漂う この後は?――

「中々やる様だがいいのかモタモタしていて、血の匂いに誘われて参加者が増えて
来たぜおい・・・大人しくやられちまえ お仲間が呼んでるからよ」砦付近のボス

「凶と出ました、やはり湧いて来るか 実質援軍のようです どうやら空を飛ぶ異
形も飛んで来たが、召喚者はいない 何故か向こうに敵意はいかぬ」大師は後方側
「言われればそうだな? ひょっとして、異国の気配に反応して湧き出て来るのか
敵側は無視してるぞ・・・クソ髑髏が 面倒だ まとめて葬るぞ 全部な」ブレア

数体の異形が混じっているが、悪漢達は怯む様子が無い 見慣れているのだろうか
「混沌を好む大地って事かもよ」・・・バキン! 一番傍にいた輩を粉砕する拳骨
殴られた末路を詳しく描写出来ない事情をお察しください (´Д`;) 彼女は規格外
オーナーが手を汚すのは好ましくありません もう街の喧嘩では済まない戦場です

巷で噂のブラックマンバ、こちらを悪党成敗の義勇団と誤解している側面があるか
飛び回る途中参加の化け物 数は多くないのでアビゲイルと魔法組が対処してゆく
ガイコツ剣士に混じって吠えながら突進して来る追加の暴漢達「特攻でいいけど」
強気の同人先生は敗北の味わいを望まない 障害物が少なく広めの荒野に響く怒号
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          軒並み倒しながらじりじりと砦付近に迫る
「!? どうなってんだ、東セントラル共和国の部隊なんてそんなに強い訳ねーぞ
畳みかけろや何してる 冗談だろ、兵隊の数は俺等4倍位いたはずだ マジか」ボス

「そんなにいたかしら 確かに多めに居たかもだけど、砦の中に宝を隠してる気配
私しか鍵開け出来ないかもよ、全員倒したら一応調べてみるか」後ろのサファイア
「ガイコツ含めたらそれぐらい居たかもよ 武闘派を謳ってるみたいだけど統制が
賢くないと戦力は落ちるわ、ごり押しで周辺を荒らしてたんでしょうね」スピネル

組織名をバックに暴れまわる悪漢にとっては無名の部外者にやられるのは最大の恥
敵将は威張り散らしながら手下をけしかけるが鉄砲玉はどんどん荒野に散ってゆく
腕力自慢の部下を何名か従えていたが、物理組のパワーではパイオネスの方が格上
「こいつ等を始末したら砦の中だけだ 準備しといてくれ」先頭はレックスと武士

 

   ( ´_ゝ`) で、残りは君だけになっていますが 何か言いたい事は?
「てめえらこの国とは別の兵隊だろ、パイオネスとか聞いたが 知らねえ名前だな
いつの間に旗揚げしたんだか 東セントラル共和国所属だったとは」ボスはじり貧
「貴様も眼帯してる様だが 本物はアビゲイルだけで十分だ、このクソおやじが!
コスプレでは強くなれんのだよ素人君 ヒロイン様が出るまでもあるまい」だとよ

挑発されてブチ切れたのか一直線に鉄斧を振りかざすが「終わってるよ、アンタ」
魔法と斬撃の集中砲火「・・・へっ お前等だって強盗団と同じだろうが クソ」
大柄な体躯を誇っていたがそのまま数分後には力尽きた 今回の要所をクリアする

「言われたくないって、コイツが一応砦のボスだったのか 似たような恰好してる
から皆同じに見えるよ私には 武装組織っぽいけど本部はまだ先だって」同人仲間
「終わった様ね 数は多かったけど指令が単細胞で助かったわ この分だと夜戦は
危険な感じよ 場所的にヤバい気配の所では休憩出来ない、先に行かなきゃ」ラビ

「うちらは現在遠征やんな 郊外に出たら野営の設置も考えなあかんて、この先は
餓死だけは堪忍していただたきたいもんや、お宝とかありますの? 砦の中」琴乃
「ギルドでもお酒位しか飲んでないのですよ私 ケーキの件で密かに恨んでたりね
次回は肉以外の料理を希望します、流石に倒れるわ」あまり貢献してない黒フード

周囲に動ける敵は残ってない、サファイアが隅の酒箱に隠してある何かを発見した
・・・どうやら街中の所有物の借用書とターゲットの名前、脅しに使う商売の書類
悪党ならではの重要道具 しかしながらパイオネスのメンバーには無用の長物――

「ハズレ~、ゴールドは置いてない感じね 一応仕事したから」本音はさぼりたい
現物しか興味の湧かないマンデリンさんは空き箱を蹴とばすが簡単に報酬は出ない

           第148話 先駆者 5151文字 (続)

第一部と二部は発表済みです 気になる方はこちら☞ メニースターズ ゲーム版

宝箱 イメージ画像 凡庸的

簡単にレアアイテムをゲット出来るならイージーモード、不良債権など誰も欲しがらない

通貨を刷り過ぎてどんどんインフレが加速していく某国の尻拭い シャレになりませんね

次回 多数決は漫画にはあるある、では各自の意見を聞いてみましょう皆さん

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

投稿サイトでも掲載中(画像は無し)