ミスリルの鉱石は何処に隠しているのだろうか RPGにはお約束のアイテム

メニースターズ
第153話 先駆者

アツい討論は仲の良い飲み友と語ってて下さいとさ、そう言うと思いましたよ同志
戦時にはブラフというものが必要でして ここでごちゃごちゃするのも仕事の一つ
相手の裏をかいてると誤解させる事が可能です!「開始でいいわよ」あ、はい(草

「負けたら淘汰されると聞いてただろ、ラビに頼ってるメンバーじゃ無いと思うが
俺達以外は立ち向かう事が出来ない組織だな 油断だけは禁物だぞ皆」前衛の剣士
「これ戦争だもんな、休んでていいようさぎちゃん ようやく敵のアジトまで来た
輸送のデブは利用されてたんじゃないの? 勘違いってやつさ」エイミーが続くが

ブラックマンバの手下は特別な装備をしてる感じは無い、アルコール度数はお高め

「急遽だから精錬した装備は準備出来なかった、対アスラム軍用に強化する予定が
貴様ら・・・本当に共和国の兵隊かよ 昔の腰抜けじゃねえのか」控えてた暗殺隊

「!? アビゲイルも嫌な予感がする・・・コイツ等には勝てるぜ 違う視線だな
誰かこっちを覗いてるのかコレは、私が気味悪いと言っているのだから注意せよ」
「言っとくけど連帯責任ですからアンタ達! やっぱ騎士系はヘイトを取りやすい
職業病は辛いね(性格が原因ではw)チッ・・・カマ掘られるんじゃないよ」成程

「舐めた連中だ、腐った根性を叩きのめしてやろうぜ兄弟 落とし前をつけろや!
本当ならセントラルの城はもう討ち落としてる頃だろ 誰が指揮してんだか」手下
「やはり数年前に砦を襲撃したのはこいつ等では?・・・何で今頃向かって来たか
理由は知らんが、油断するなよ 東セントラルの精鋭部隊だ かかれ」幹部は指示

(´・ω・`)・・・え? いつぞやの様に、アツい実況をお届けして見ないかですって
第一部はライバル勢力と激突だったのでゴングを鳴らしたのですよ 滅多にしない
知らない方々もいると思われるので機会がございましたら古代編を一読してみよう
同系統のネタって最初しかインパクトが出ないんで、モチベーション的に無理かも

と、言う事で普通にバトルの開始なのであります! 盗賊風とアサシン連中が疾走
これに対し剣閃の鋭い不知火と力任せに殴るエイミーが対処する、「次々来るぞ」
高台からクロスボウが飛んで来たが殺気を出し過ぎて発射するのがバレバレの敵勢
他にも長槍や短剣を乱舞して見せるパフォーマンスを披露する悪漢「行くぜコラ」

暴言を吐き捨てながらの大立ち回り! に見えたが、何故か派手に弾き飛ばされる
酔ってるから脚に来てただけ かつての酒場での乱闘でも似たセリフを言ってた輩
反社会的勢力は似通った群れを形成しやすい 街を占領するならゴリ押しでも可能
しかしながら前線に出て来ている戦闘の達人相手には通用しない、雑兵ではムリだ

「違う、こいつ等じゃないで!・・・何や うちもざわざわして来おったわ」神道
「ボス達は奥の方で待機してますから余力を温存してて下さい」氷弾を撃つジェス

鉄砲玉はどの組織でも真っ先に犠牲になる、アビゲイル、シルビア、ハルとブレア
眼の前の手下達は続々と倒れて行ったのだが不気味な気配は逆に強くなっていった
「ぬおおおぉ!」力自慢の巨漢が鉄斧を叩きつけようとしたが連携されて撃沈する
・・・大方先に血走っていた捨て石連中は戦場に散る だが、この場所は夜戦――

生温い微風と共に無造作に散らばった屍の周辺は地面が盛り上がって来る、一体?
何処に潜んでいたのか、小山の端や高山の隙間から人間とは思えない羽音と殺気が
骸骨剣士と異形の山羊頭 血の匂いか喧騒が原因かは定かではないが、両脇に迫る
この周辺をアジトにしていた理由だろうか 一般の商人が遭遇したら悲鳴の事案だ

「やって来たわ そうでしょうね、簡単にする訳ないわ戦に参加したい様よ皆さん
お相手してあげたら? 夜が好みの気配だし、お仕事くれってさ」自粛のオーナー

「ビビらねえとこを見ると戦闘のプロ集団だな、本部に詰めてる時点でイカれてる
普段からプッツンしてんだろ恐らくは 戦争慣れしてるなら尚更上等だよ」幹部G
「俺等は普段から慣れてるが、東セントラル共和国は異形には慣れてねえと思った
・・・新興勢力があるって何年か前に言ってたな ずっと忘れてたぜ」無頼仲間は
「! そうか、思い出したぞ 砦の襲撃前にも各地で暴れてたと数年前に聞いたが
パイオ・・・なんとかだな確か 俺達を標的にしてたって事だろうな」敵将の覆面

「? 砦の方じゃ多少は噂になってなかったか、意外と印象が薄いのかね~俺達は
暴れてたのは奴等の仲間でしょ、もう少しで幹部の近くなのに邪魔が来たな」ハル
「要所を突破したのはついこの間やぞ・・・うちら以外は前線に出兵しておらんわ
ボスがずっと前に耳にした感 こりゃ始末書で済む案件かいな大御所はん」だとさ

「えー、地獄耳なんじゃないの君達♪ ちょっと遅刻とかお約束だし」いや、危険
マンデリンは咄嗟に誤魔化そうとするが、読者達と情報共有してる旅路なのである
黄金郷から借り受けた秘宝はエルドラド姉妹でも制御が出来ません 甘く見ていた
現在戦闘中なので今はブラックマンバを撃破するのに集中しないとマズイ場面――

「?・・・骸骨に動揺してるとは別の感じだが、昔の情報だと一部隊しかいねえぞ
旬が過ぎたら話題になるわけねーだろうが! 今頃ノコノコ来やがって」敵はそう

「! 私の推測が当たってるなら、休憩の時にやらかしたとしか思えん 大師が何
か時間がおかしいと言ってたよ 洒落で済ましてはくれん様だな、マジか」ブレア
「風水を生業にしておったので時刻や方角には注意を払っているのです、やはりな
重大な結果に繋がらなければよいのですが、援軍を捌く事が先決です」軍師は冷静

途中参加の異形達は敵側に向かってゆく様子が無い、このまま戦闘は継続されるが
カタカタ・・・軋む骨音を近づけながら錆びた剣を振りかざすが動きは緩慢の屍兵
地面から湧き出たものの知能がほぼ無い、状況判断も出来ず、本能任せに動くのみ
速攻で葬られるのが関の山だった 少数の空中にいる悪魔系の方が異質で厄介かも

「ここは火炎瓶作戦っしょ、俺ってば魔法より道具屋に近いキャラかよ」ハルはな
「左方向はお任せします、槍を投擲して来るのでご注意下さい」強制参加のジェス

広い戦場だと互いの行動が阻害されてしまうので、移動しながらの斬り合いと魔法
二手に分かれながら的確に部外者を討伐していくメンバー 極端に数は湧いてない
じりじりと確実に敵将方面へ進軍してゆく もう数体倒せば目的の本部へ突入可能

「よし押してるわ! このまま畳みかけちゃいなさい、私が参加してなくてもパイ
オネスの方が上よ、当然・・・大体雑魚は片付けたわ 残りは本陣の幹部達ね」🐰

「馬鹿野郎が 並みの人間じゃねえなこいつ等・・・司令は不参加かひょっとして
共和国の兵士な訳あるかよ、アスラムよりヤバい奴等だったか 何者だ?」幹部G
「構えろ 来るぞ、砦の連中じゃ勝ち目がねえハズだ こんな化け物を何時集めた
クソが 動きが手下に追えるレベルじゃねえぞ 半端な装備のままかよ」無頼者達
「知らねえ連中に何でこんなに苦戦してんだよ! セントラルの奥の手って事かよ
・・・もう少しで東大陸を制覇って時に、マジでミスリルを狙いに来たのか」多分

SRPGStudio 敵のステータス画像 ブラックマンバの幹部 ゴモラ 敵将はミスリル製の武器を振り回して来る

「好機だ、怯んだぞ奴等 このまま推して参るぞ、底が見えたなブラックマンバ共
この本陣は我らパイオネスが壊滅させて頂く 覚悟せよ」不知火と前衛組が突入を
「油断はしないで下さいよ、邪魔はもう片付けたので 荒廃した屋敷の近くです今
控えてる幹部は普通の兵士より強いと思われますから一人づつ倒しましょう」後衛

( ´ー`) 作戦は迅速な方が成功率は高めです、奇襲の形になってたので予想以上
壊れた椅子やテーブルが散乱してアルコール臭が漂う敵の屋敷内 お約束の流れか
手下に威張り散らしていたのは総数で5名 最奥のマスク姿がここのボス格と推定
                   ・
                   ・
                   ・
                最初の相手は誰だ!
「ブラックマンバのゴモラだ! クズ共が、来てみろ・・・有り得ん 何処に紛れ
込んでたのか分からん 輸送を襲ったのは間違いねえ、砦から報告はねえのに」な
「コイツ等幹部だけ装備が違うな これがミスリル製の武器か 独占しているそう
だが悪いが今日限りだ、お前は斧を扱う様だが当らないと意味が無いぜ」レックス

ご存じの通りタイマン勝負をするとは言ってない、魔法に削られて最後に獣人の拳

「畜生が!・・・話と違うだろ アスラムの回し者じゃねえのか?」別だと思うよ
「いい武器は持ち手を選ぶんだぜ 1つゲットだ、私がいただきでいいな」エイミー

まさか詰められるとは想定してないアジト内、今度の相手は剣士風、言いたい事は

「会議より武器の生産を急ぐべきだった 夜襲か、アスラムも共和国は狙っている
場所的にな、このやり方・・・昔の東セントラルじゃねえ 手慣れてるぞ」無頼者
「当たり前だろ、戦争だぜお兄さん お前等も城下町を襲撃しようと狙ってただろ
今はどういう状況か確かめてないけど、本部はパイオネスが潰す いいね」Bさん

一閃、二閃とミスリルソードを振り被るが手に馴染んでいる感じはなく即座に敗北

「グォ・・・化け物かよ 何でこんなに素早く動けるんだ どうなってる」昏倒を
「ほう、振りかざした獲物はミスリル製というヤツかな、要らぬなら一振り試して
進ぜようか これは拙者が預かっておこうか、持ち手が温くては無意味よ」不知火

お次は槍系の戦士、この相手がブラックマンバでは一番の使い手 結果はどうなる

「貴様らパイオネスだったか? 何処と組んだ、言え セントラル共和国は建前だ
クソッたれめ・・・二年前だと、今まで潜伏していたのか 化け物が」囲まれるZ
「嫌ねぇ、誰の責任かしら 二年遅刻なら留年か退学の2択よ、私等は軍資金という
名の奨学金を受けたんじゃないのコレ 返せるのかよこれから」頑張れよ同人先生

ここは珍しくロウ大師とサファイアの投げナイフが有効だった模様、射程の外側で

「やりやがったな貴様等ー、だがこれで終わりだぜ どうせ地獄に決まってる」没
「槍をメインに扱うメンバーは今のところいませんが戦利品として回収しましょう
加工する前の原石が目的だったのではないですか、ドコに保管してる」大師の疑問

残るは二名、目の前にいるのは射手系の幹部だがもう間合いに入られた後なんです

「能書きは要らねえよ、かかってこい 負け戦だ、俺達はだがな?」負け惜しみか
「うむ、アビゲイルがスナイパー役なのでさっさと散れ小僧が!」容赦はしないさ

普段は活躍する場面の少ないスピネルが杖でボコボコに殴りつける、ストレス解消
予想どうり手から落とした特注のミスリルボウをぶん取る邪眼だった だが低品質
非売品には違いないが思ってるほど強力な仕上げには至ってない、他の武器も同じ
幹部が持っているのは加工品なので本来の目的は達成しておらず最後の人影が奥に

「貴様等の部隊名など別に知りたくもない、私が一応アジトの代表だ やる気か?
目的はミスリル鉱石と見るが、どう入手するのか考えてるのかね」剣を構える覆面
「さあ? こっちの統制は謹慎処分だから倒した後に何か言うんじゃね」エスパー

ココまで来ると四面楚歌、抵抗はしたが戦力差が明らか 数名から集中砲火で撃沈

「愚か者め・・・望むなら自分達で確かめればいい とっくに支配されてる」だと
「おっしゃ! 敵将を討ち取ったでーこの覆面男がアジトのボスやんな、勝ったわ
肝心の鉱石の方はどないなってまんの? 原石が目的とちゃいますか大御所はん」

(´・ω・`) 怒涛の寄りで土俵から転落したブラックマンバの幹部連中でしたとさ♪
夜襲にしても随分とイージーだった感がしませんか皆様、パイオネスの勝利ですな
何種類か加工した武器も入手しましたし別に重傷を負ったわけでもないですもんね
もうチョイでお時間となるのでマンデリンさんの出番は次話となるでしょう、はい

「!? あれ、倒したボスの近くに下に続く階段が見えるけど気のせいか」シーフ
「ホントだ だっはっは、お宝はそこに隠してるだろ、エイミーさんでも分かる」

画像が無い小説版ではサファイアが発見したお仕事、見るからに怪しい地下がある
周囲には価値のありそうな貴金属の類は置いてなさそうだ 隠そうと考えるならば
ではまた次回に読者の方々 このストーリーは元々前置きが長いので期待してよし

            第153話 先駆者 5006文字 (続)

第一部と二部は発表済みです 気になる方はこちら☞ メニースターズ ゲーム版

SRPGStudio ボス戦 ブラックマンバの幹部とパイオネスの誰か 敵の持ってる武器は加工品なので鉱石は別の場所にありそう

あー、敵対してる連中が単体なら一冊分で終わっていいかもで 濃厚なファンが許さない

大地は平面ではなく球体となっておりますが皆様 東の陽の昇る場所からの、開始だった

次回 変装するならマスクを準備するのが定説 陰に隠れてるのは一体誰だ?

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

投稿サイトでも掲載中(画像は無し)