冒険はバトルシーンの描写でストーリーを盛り上げろ!

描き方・・・いや、書き方ですね小説は 画像アリだと前者になりますが宜しいか
アクションを一切しない物語はほぼ無いので、さあ今回の話題になりました戦闘系
見た目のインパクトで少年漫画に勝てる要素はありません! 私の基盤はゲーム側
一コマづつセリフが入るのとは別の手法になりますが、語彙力がないと敗北の分野

メニースターズ
第169話 先駆者

解放作戦は決行される・・・現在の時刻は昼間か、空模様は荒れていない曇った町
パイオネスからは5名が分隊したAチーム 防衛部隊の戦力は動かせない不利な状況
残念ながら近衛兵から出撃の意志があったのは二名だ 失敗する可能性は高い――

 

           現在は補給地として占領されている!
「クク、敵襲と聞いたからブラックマンバの連中だと思ってたわ 成程な、この間
の報復に来たのか貴様等、東セントラル共和国の兵隊か 勝てるかなアスラムに」

奥手に見える敵将は不敵な嘲笑を投げかけている 常駐している敵数は倍以上の兵
上方から捉えて南西から躍り出たアビゲイル達、やや遅れて補佐の近衛兵が到着を
この騒ぎにザワつく住民は物陰で怯える・・・ひきかえせ、引き返した方がいいぞ
ジョークのつもりは無し 向こうの構成は槍兵、弓兵、魔術師と隙が見当たらない

「! もし、あなた方はこの先大きな波乱に巻き込まれますぞ、動けるものは限ら
れております 爺の戯言です、私は戦で視力を失いましたが そうですか」宣教者

町へ到着して直ぐ近くに何かの会合場所があるようだ、どうやら教会代わりの建物
この戦記には宗教という概念はさほど重要視されていないが メンバーに助言を?
どうやらこの方は盲目らしい・・・近衛兵は気が付いてないのか素どうりしている
表に出ていては危険だ もう直ぐ市街戦が予想されるが犠牲者は最小限に留めたい

「アビゲイルは邪眼の持ち主である、この場所は任せておけ・・・お主!? いや
何でもない 波乱で結構、我々は解放に来たのだ 奥に隠れていろ」自称リーダー
「言葉を選びなさいよね、此処は我々にお任せください ブラックマンバと基本的
には変わらない奴等みたいね・・・ここからが勝負よ アスラム軍」同行する賢者
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住宅地区を駆け抜けてそのまま戦闘態勢へ移行する、放置した場合また奇襲の恐れ
この間の防衛戦から時間はそれ程経過していない 徐々に敵との距離を詰めてゆく

「お前らの包囲作戦は失敗したよ姑息な奴等め、この町だな占領してるのは ブラ
ックマンバから奪ったとか聞いてるけど 悪党だから同じ事だろ」先頭のシルビア
「どうやら火矢の部隊は居ない様です、が普通の弓兵はこちらに構えて来ています
軍隊組織です ひょっとしてブラックマンバより今は勢力も広いのでは?」ジェス

指揮をしている敵将は二名だと思われる、ぞんざいな態度の術師と馬上の鉄鎧の男
どことなく見覚えがある風貌なのは気のせいか 敵の部下は指示を待っている様だ

「・・・まさか俺の弟をやったのは貴様等か 馬鹿め数年前ならいざ知らず ふん
弱者だから負けるのだ、一度防いだぐらいで図に乗るな 今度は落とすぞ」敵将D

「このヘルメット男はこの間の臭いパイプ野郎に似ている、アビゲイルは好かんな
お前の銘柄はバニラだな! しかも濃い属性だ、私の洞察を甘く見るなよ」だとさ
「邪眼で好みを当てるな・・・非喫煙者には意味しらのネタだけど変える気ねえな
前に出過ぎなんだってばコイツ、何でヘイトばかり取ろうとするのか」賢者は後衛

不知火とシルビアが前衛を務めるのが定石、もう片方の術者が前進の命令を下す姿

「近寄るとキツイ臭いの予感だ、パイプより拙者なら煙管をお勧めするが 来るぞ
やはり近くに前哨基地があるのでは アスラムは軍隊式の組織であるな」構える侍

「・・・敵襲だ! 東セントラル如き、規模の違いを見せてやる 一斉にかかれ」

(`・ω・´) バトルの開幕となります、どうでしょうか読者の方々 ここで問うか
書き手により戦闘描写が様々なのはご存知の通り 基本的に本作はルビを未使用で
リアル路線の先生は使用する武器の名称からして凝ってる、ローファンタジー寄り
歴史ものでファンを獲得されてる作者も表現は優秀な方が多いです 勉強にはなる

「何か外野がほざいてるけど、実際に戦ってんのこっちだから」シルビアVS敵槍兵
城下で軍馬を拝借しているが市街戦の為に現在は降りている ミスリルランス装備
特殊剣術を使う兵士でもない限りは間合いは互角 鈍重な斧に対しては有利な武器
基本的に突きと薙ぎ払いの勝負! 先手必勝、死角から不知火が鮮やかな袈裟斬り

「悪く思うな、単体で死合う気はない これは戦争だぞ」同人の見せ場は来ないw
直ぐ傍で敵の弓兵とアビゲイルが撃ち合いを始めたが後方から術師が邪魔をしてる
これに対し後衛のジェスとスピネルが応戦 氷弾と石つぶてを敵陣の群れに見舞う
やや離れた場所で援護の近衛兵と膠着状態になっているが分が悪い、数では劣勢だ

「割と普通だな貴様、派手な固有技を乱発するのを希望するぞアビゲイルは」無理
それを望むなら俺最強のハーレム勇者のお方に言って下さい、ここには居ない人材
大技はここ一番の時に放った方が印象に残ると思いま「邪魔しないで欲しいかと」
・・・陰キャに注意されるとは予想外 常駐していた敵は戦い慣れしてる方だった

「本来なら先日の作戦でネオレジデンスは火祭りの予定だった、余計な事をしたな
この周辺とアーク連邦さえ落とせば鬼に金棒になる まあ、時間の問題か」敵将R

他の散らばっていた兵士に陣形を組ませている・・・この動きは集団戦を想定済み
敵対勢力の中ではもっともオーソドックスな戦い方、武器の横流しで戦禍を広げる
ボスの片割れは接近戦が得意そうには見えないが 初見だと手の内は読み切れない
機動を活かした遊撃なら速攻の方が効果は高めに思えるが、長期戦に持ち込む気か

「どうも匂うな・・・昔のセントラルならとっくに落城してるハズ、傭兵かお前等
金目当てなら割に合わんだろ 我々とブラックマンバ側に挟まれてるのに」ボスD

旧体制を入れ替えてるのは諸国にも噂で広まっている、初期の暴漢連中はごり押し
軒並み片付けて今は飼い主のカテドラルに狙われている東大陸の首都、綱渡りかも
幸いしてるのはアスラム側と敵対関係にある事・・・こちらの裏側が気になる前線
揉み合っていた近衛兵が敗走の兆し「すまないが奪還は無理だ、一旦退け!」弱腰

SRPGStudio NPCのステータス画像 あまり戦力にはなってない

押し勝った敵の兵士が合流してパイオネス側に詰め寄って来る、現在司令役が不在
あろう事かここで先頭に躍り出たのは自称のリーダー「私は距離など問わん」だと
場を荒らして混戦に持ち込む腹つもりなのか ミスリル製のボウを速射して乱舞を
敵勢の足元付近を狙っている!・・・何名かは棒立ちでそのまま悲鳴を上げるが?

「本来なら悪役だったかも知れぬぞその娘は、邪悪な波動で一時的に金縛り状態か
恐らく近接時でも苦にしない理由だ・・・以前に砦の戦いでもあったな」と不知火
「よく知らんけど、街に突入して今更退けんでしょ このまま敵将目掛けて突進で
戦い慣れしてても化け物が出て来てないからマシだろ 主役にさせるな」先輩の声

決して信頼関係が良好とは言いにくいメンバーだ、こちらはAチームですが 成程
戦技を発動出来るのが如何に貴重な才能かお分かりいただけるだろうか?(マジか
黒板で底上げしても戦闘経験がまるで足りていません 楽に無双など誰も出来ない
現に後衛の二者は息が上がって来ている スタミナが枯渇してる証拠、正直互角だ

集合をかき乱されて敵兵の数名が強引に叫びながら突撃を「好機だ、集中で狙え」
武器の扱いに一番長けているのは侍道の不知火 中途半端な攻撃はパリィして接近
後ろに張り付いている流石の先輩と左右から挟み撃ち!「ネタは考えといてよ」w
決して楽勝とは言えない状況だったが徐々にパイオネス側が圧力を強めてゆく――

 

             そしてボス戦に突入するが
「この人数で町の奪還を仕掛けて来るとは、予想外だが 奪い返しても無駄な事だ
また直ぐに遠征隊がやって来る、ブラックマンバにも言っておけ」こっちは術師R
「東セントラルは奴等と敵対してるけど? 私等は悪党の仲間じゃないってのよ!
・・・この分だと他の場所も占領してるのかしら 出撃して正解だったかも」賢者

大きめな火球を飛ばして来たが、ジェスが氷属性の速弾を放ち相殺する形となった
意外だったのは接近し過ぎのアビゲイルが射撃ではなく脇腹めがけボディーブロー
「!? グォ・・・貴様ぁ バカめ この戦争は我々の勝ちだ、ジークアッサム」
シルビアが薙ぎ払いでケリをつけたが攻めの荒さが目立つ 何名かは火傷の手負い

「? 最後の念仏かコイツ こっちまで遠征してるって事は結構大きい組織なのか
・・・東大陸よここは、北側とは陸で繋がってるみたいだけど 末端かな」恐らく
「まだ終わってないのだ、これだから腐女子は アビゲイルは殴るのも得意である
私が普段から人形相手にスパークリングしてるのを知らんとは哀れよ」そうでした

残るは馬上の大将となったが、大胆不敵にシガレットケースから一本の煙草を着火
実際の大戦時にも濃いめの一服が兵士の士気高揚に貢献している事実 バニラ臭か

「普通の兵士なら返り討ちだったが精鋭が参戦してる様だな アイコス派か貴様等
戦場で吸うほどに味わいは深まる・・・これだけは死んでも譲れないのだ」ニコ中
「私は健康派ですのでどれも吸いませんよ 今は喫煙者は昔ほどいないと思います
そろそろ始めていいですね、この間のパイプ男は親類の様です 臭いので」包囲中

勇ましく立ち回りしたが他の援軍が現れる気配は感じない、後衛組は丁度魔力切れ
最後は不知火が槍撃を捌いてカウンターで沈めた 手傷は各自負っている辛勝――

「・・・今の国王は知らんが 馬鹿め、アスラムの本隊はこんなものではない」没
「東セントラル共和国に眼をつけた様だが簡単には取れんぞ 街は奪還させて頂く
この動き、ブラックマンバよりは組織されていると見た 悪党に天下はやらぬ」侍
敗走の準備をしていた援護の兵が駆け寄る「おお、我々も隙を伺っていた所さ」嘘
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今回の市街戦は大規模な争いには発展しなかった、が 辛うじて勝利なのは否めず
恐る恐る住民が周囲を見渡す姿・・・ドヤ顔で人差し指のジェスチャーをする眼帯

「画像付きならもちろんセンターに持って来なさい、邪眼を解放する相手ではない
私の活躍で解放は成功に終わったのである そして新たにアビゲイルシティとs」
「一人で進めないでくれます? 首都の方が緊張度は高いんじゃないかな、周囲は
アスラムの出方を伺うなら誰かがこの街に常駐しないと危険です」疲労の黒フード

「交代で守備隊が後日来るでしょ 全く、調子こいて勝手に町に名前を付けるなよ
厨二病がヒロインの必要性ってあるのかこれ 報告に戻ろうか」先生は不満の騎士
「元々は東セントラルの領土街だったと聞く、以前はブラックマンバが占拠してた
不遇な場所よな・・・復興には時間が掛かりそうだが 一旦本部へ行くか」不知火

このメンバーで最も成長の遅いのがスピネル 正直言って回復役には向いていない
「このままアスラム軍側の前線になるんじゃないでしょうね、北大陸には共和国以
上の連合国があるみたいだけど アーク連邦だっけ? 城下で聞いたわ」らしいが

戦闘が開始されたのは昼過ぎだったが そろそろ夕闇が近い時刻、当日の電撃作戦
不意に舞った風に吸い殻が飛ばされてゆく、敗者に嗜好品を味わう権利はもう無い
このシリーズはこんな感じで進行してますが投稿サイトに掲載されてる手法は様々
以前に頂いたコメントでは台本を読んでる感じがすると事、好き嫌いが割れるとな

「当たり前じゃい! 作風を統一出来ない書き手が長編で挫折するのはブレるから
アビゲイルの一人称視点ならとっくに無双でケリは簡単につくわい」やりませんが
「がっつり濃いバトルシーンは限定しとかないと胸やけして飽きが早いと思うけど
マンガも小説も緩急をつけて繋げないと、自分のファンを獲得するのが一番」とな

(´・ω・`) 最初の二、三話だけ妙に気合を入れてると中盤以降に改稿を強いられる
なるべく熱量が分散しない作風にしないと一冊分で燃え尽きますよ これは経験談
スタートダッシュが大事なのはどれも同じなので 構想がある程度固まるまで保留
短編以外は十数話分ぐらいはストックしながら校閲すべきです、某先生も言ってた

意外と思われるかも知れませんが筆者はラノベを買ってまで眺めません、立ち読み
古本屋で売ってるヒットしたミステリー系が基盤になってるかと 全然敵わんけど
トリックを勉強してるつもりはなく全体の構成を拝見してます、線と点の仕掛け方
新しい古いはあんま関係ないかも 後年に自分が筆を取る事になるとは思ってない

「難く考えないで展開の面白い漫画のセリフとか参考にするのが手っ取り早いって
手法は小説と違うけど、どこかでアイデアが出たら自分風にしちまいなよ」と先輩

理屈より実践を重ねて来るとその人なりの味が出るのでは? 当分終わりませんw

                                 第169話 先駆者 5041文字 (続)

第一部と二部は発表済みです 気になる方はこちら☞ メニースターズ ゲーム版

SRPGStudio 敵将のステータス画像 バニラ臭のする男だそうで

敵将の片方はこの間のパイプ男と親類らしい、元々敵は似た風貌が多いので気にしません

障害物が少ないのがこのシリーズの特徴 つまり壁役に隠れての体力を削る戦法は無意味

次回 割に合わない仕事から抜け出す勇気を 宜しい、ならば派遣だ

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

投稿サイトでも掲載中(画像は無し)