出家して修行するぞと言ったら周囲はどう反応するか?

我々の理想を邪魔する 不届き者が見てるとな、よろしい ならばポアしなさい!
こうして真理を提唱した犯罪者は極刑に処された・・・結構古い事件ですが、重大
さあ、修行するぞ修行するぞ! 何故かネタにされる独自のマントラは根強い人気
金周りの良いアーティストなどは絶好のカモ お布施という名の徴収は地獄の入口

メニースターズ
第187話 先駆者

「耐性が不明では手の打ちようがないのよ あれだけいた住民も大半が藻屑になり
ました、我々と城の親衛隊は無事ですが近衛兵団も半数が手遅れ」絶望の黒フード
「クソ外道が! 共和国から世界全土に広まるかもって、エスレの街に奇跡を起こ
せる人がいるとか混乱してる状況よ今、ジェスと私だけこっちに残れと」スピネル

セントラルの現責任者はロットシルバーである、ここ一番の威厳は流石に元皇帝か

「・・・喝! 今は泣く暇はない戦争である! まだ敗北しておらん、うつむくな
若者よ 白銀兵団はお主等と仲間が救ったのだ、我々では守護には逢えぬ」覚悟を
「先は君達が向かって頂戴、白金城に、魔力が高くないと入り口で弾かれるそうよ
ここで気合を注入しておいて、こちらは我等に任せておいて」ピジョンは動けない

今の状況では望みは薄い、しかしながらそれを口に出すのでは軍人失格となる局面
僅かに寿命が延びただけかも知れない・・・本来なら闇に屈服していた地獄の散布
魔術に精通しており尚且つ古代文明とのしがらみに関わっていない人物を抜擢する
Aチームの5名の内、最も適さないのがシルビアである!(アイツは闇側でしょ)w

「作戦を聞いてなかったのか、泣くな 皆悔しいのだ 敵に察知されぬように臨時
で開城してるそうだ・・・ゆけ 時間が惜しい 今は入れるのは2名だけだ」飛鳥
「HEY、この先何があっても折れないと誓いなさい 屈強な兵士は変形しても戦う
意思が残ってるのよ・・・彼らの想いを無駄にするな」最後かも知れない聖女から

動揺して足元が震えているジェスとスピネル、オリーブが背中を叩いて気合を注入
「私達では超えられない壁がある、今度攻めて来たら全滅狙うからよ?」後を任す
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実は白金城の場所だけ教えても辿り着く事が出来ない構造、入場経験がある軍師が
黄金郷所属のパイオネスのメンバーでは敵対とみなされる・・・同行するピオーネ
セントラルの城から小一時間ほどの距離 誰も通らない鬱蒼とした獣道を進む姿が
アビゲイルは選抜されなかった 性格が問題視されているが、実は辞退したらしい

「この大森林を抜けた先です、元々共和国の地図に載っておりません 私が案内す
るのは城門までですよ、我等の味方が一人 眠りから覚めているハズ、奥へ」軍師

人の気配はない・・・周囲は静まり返っていて鳥のさえずりすら聞こえて来ない森

「? おかしくないですか、こんなに広い森林などセントラル共和国にはないのに
何処を通ったのか、それにこんなに進んだのに時間が経過してないような」ジェス
「黄金郷も普通の冒険者には辿りつけないわよ 私は元々が侍女ですからねお城の
他の面子は招待されて来たのよ、敵対って誰と? 私には分からないわ」スピネル

細い一本道を抜けるとそこにはこじんまりした古城らしき建物、これが本陣だって
お世辞にも耐久性が高いとは思えず 周りは苔やカビが張り付いていて貧相な外観
東セントラルの方がよほど栄えている・・・取り壊す手間があるので放置されたか
だが、奇妙だったのは案内役のピオーネが苦々しい表情で何かをためらう仕草――

「到着しましたよ これが私達の本当の拠点、白金城 奥に進みなさい、私は顔を
合わせる気はありません 陛下と私を嫌っております、大賢者は では宜しく」?

軽く肩を叩かれてそのまま来た道を素っ気なく戻る気だ! 意外と冷淡な所業だが
取り残されたのは若い呪術師と見習いの賢者・・・南大陸の派遣とどちらが悲惨か
分隊のAチームとBチームは距離が離れ過ぎていてお互いに状況を知る事が出来ない

「軍師さんは帰ってしまいましよ、紹介なしで飛び込めと お仲間じゃないのか?
すごく進みにくいんだけどね私達 何で嫌ってる人が白金城にいるの」と陰キャ君
「よく見ると黄金郷と似てるけどここまで不手入れだと誰も寄り付かないでしょ!
首都からアポイント取ってるわよね? 侵入者扱いでアボンだったり」侍女の不安

この時点で戻れない事に気が付いてない二者だったが、仕方なしに先へと進む事に
見張り番も有刺鉄線なども見当たらない朽ちた入り口付近 無風で不気味な佇まい

「誰もいないけど門は開いてるわ 不用心ですこと、辿りつけないなら警備は必要
ないのかな 入ってもいいのよね私達2人は まさか連絡してないとかは」用心する
「何で不仲の人を起こすのよ 他にも誰かいるのかな、でも味方ってさっき 意味
が分からないわよ私、顔を合わせると都合が悪いのか 知らんわもう」嫌々城門へ

起源としては白金城の方が古いらしい、古代については詳細を知らない若者が適役

「お帰りなさいマセとか、ないわねやっぱり 迎えとかないですから黄金郷のロボ
も相手で態度変えるから私は嬉しくないけど、スピネルが来て意味あるの」陰キャ
「でも魔力が高くないと弾かれるって 物理組ならさっきの城門を通れないハズよ
ロボットはお嬢様が、ジェスは知らないわよね 他の面子も 奥に進むか」と侍女

こちらにはエルドラドと姉妹は一切関わっていない、ホログラムの執事もいない城
鳥どころか虫の鳴き声や小動物の気配すら周囲にはないのだ・・・孤立した空間で

「白金城はAIとかもいないんだろうね 静まり返って誰も出てこないわよ、隔離さ
れてるならシェルターとして利用出来るかも、今は共和国内が阿鼻叫喚を」ジェス
「思い出させんなよタコ、気分悪くなるから話題に出さないでよ マジで誰も出て
来ないじゃん 私等の足音しか聞こえないし不法侵入じゃないから」続くスピネル

出迎えなど皆無なのでそのまま入口を素どうりして城内に入る、警戒音も一切無い
エンタープライズに欠けている建物内 ディスコもカジノも用意なしの体たらくw
イベントを準備して一つの話題を取るのに何時間かかるか 読み専の方が楽勝です
しばらく探索してると他の部屋とは別造りのドアを発見する二者 近くに謎の印が

「? この扉だけ術式の形跡が残ってますよ 誰か住んでるのかしら、相変わらず
尺稼ぎしてるわ、薄味にする気ねーなコレ 最初が19人姉妹だし」悪態の黒フード

SRPGStudio イベント画面 白金城に潜入したジェスとスピネル
「まさか白金城のアイドルコンテストとか洒落にならないから、もう萎えたでしょ
さっさと進展させろって言われる頃よ、変な気配を感じるのは気のせいか」開ける
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ガチャリ・・・ギギギィ、と錆びついたドアが勝手に招き入れるかの如く解錠する
部屋の中は棚にびっしりと何かの書物が詰め込まれおり その中央に魔法陣が設置
驚いたのは照明に使われているライト類、ロウソクなどと古式ではなくこれはLED
建物の外観からは似つかわしくない技術が使われている 何かのプロジェクター音

「へえ、いっちょ前にこの部屋に入れるとは小娘が、ロットはまだくたばってない
のかい 私がマリリスだ、大賢者 実体が不安定なのでな、分身は朽ちたわ」高齢

見た目は古代の大魔導士と瓜二つ、しかしながら当然パイオネスとは面識自体なし
どこで動力を確保しているか不明だったが ガチャリ!・・・ドアが閉められてる

「ヒっ、お化け あ、あれ この人ホログラムじゃ? 違う 自我がある もしか
して普通の方には見えないのでは 大賢者って、あなたが 分身って何」黒フード
「黄金郷の執事と全然違う、何この膨大な魔力 ロットって共和国の王様でしょ今
敵じゃないの・・・ここでゲームオーバーとか 後先考えてるのかよ!」焦る侍女

原理は謎だが生身の人間と思えぬ浮遊体「私ならではの擬態である」姿を隠す事も
可能らしい 寿命が尽きたマリー側は影武者という事だろうか? 本人は知らない
ライバルだった古代帝国の魔女はカトレアでしたが・・・現在の消息は途絶えてる
ネクロス皇国とエース共和国の因縁に上記の二名は関わっておらず 世代が別々か

「手土産はないのか、無礼者 起源は白金城の方が古いのだ、認めないだろうが」
ジェスとスピネルは戦闘経験が足りない未熟者 黒板の英知で素質は解放していた
物理属性ではマリリスの波動を感知するのは難しい まるで被写体がぼやける様に
これと似た現象がアーク連邦の西方面で起きている事に一部の読者は気がついたが

「所々仰る意味が分かりませんが私達では到達できない程の魔力を秘めていますね
土産はないですがどうしろと 圧倒的に違うからいるだけで疲れが来る」ジェス君
「オーナーが怒った時と同じぐらいの威圧感よ、一旦場所変えてくれない部屋自体
が私等じゃ重い、大賢者のマリリス氏だってさ 陛下達と仲悪いって」小声の侍女

疑問点がある、ずっとここで寝ていたというのか 何かが動作した予感のする二者

「どうやら貴様らは私の事は詳しく聞かされていないな?、知らん方が都合がよい
とっくの大昔に死んでる定命の者から外れた存在 規格外だよ、分かるかね」魔女

(´Д`;) これまでの経緯からして追放されたカサンドラと太古に争ってたのは!👆
いいえ、勝手に決めるのは宜しくありません 触れない事が丸く収まる事例かもだ
ピオーネが疑っている理由は追及出来ません、今の共闘を崩したら闇の思うがまま
清濁併せ吞むのが終戦への近道・・・犠牲者なしのクリーンな革新は滅多に起きず

「私にはさっぱり マンデリンさんと友人達も擬態らしいので人間ではないかと」
膨大な量の魔力を封印するには持って来いの墓場 外に出たら即感知されるだろう
「ここで余計な流れにすんなよ外野は! ノベルは健全と言ったでしょ」スピネル
何を気にしてるか不明だが、人材不足に教え込むつもりは無い様だ 監視されてる

魔法陣と大量の古文書が積んである部屋内だ、「お前達は転移の基礎から学べ!」
壁に張り付いている古時計は針が動いていない・・・壊れてるだけだと錯覚するが
幻影の様にも見える大賢者 本人は枯れていて手伝う気がない、精神と時の部屋で
分隊したBチームは黄金郷に基礎を築いたが、セントラルにはまだ用意されてない

「そうだった 共和国には黒板もマンデリンさんの援護もない、2人で転移の魔法
陣を築くのがお仕事か、この先生は外に出る気は無いようだけど トホホ」陰キャ
「忘れてた、そうだわ近道のゲートを作るために分隊したのよ私等 向こうはもう
終わってるのかしら、逆の方が人数多いのよ 当然の結果でしょうが」サボり癖が

長い菜箸の様な細い棒でいくつかの本とテーブルをビシビシと叩く、経験が不足中
「自分達の道であろうが!」大先生は甘やかす気などない 自力で勉強を強要する
才能が開花しない場合は永遠に閉じ込められて予後を迎える 若いっていいわね♪

「少し寝ておく、最大限に譲歩したつもりだ あの扉を今度開ける時は再び動く!
周りがな 良かったさ 私が教育するのは滅多にない、怠慢無能なら沈め 以上」

簡素な説明書をデスクに残す優しさ、最短で数十年詰め込めば可能なのでやれると
この部屋にいる限り空腹で飢える事はない 勝手に充電されて永遠と魔術理論合戦
幸か不幸か、クジを引き当てたスピネルとジェスは泣きながらチームの命運を握る
Bチームはおろか首都に残ったアビゲイル達とも隔離されたのだ 外界との拒絶を

ここ数話で一気に動乱の色が濃くなってゆく、次回は南大陸のターンになりますが
ワンクッション挟んでおきましょうか皆様 これが賛否両論の原因なんですけどね
例の自粛ムードが開けてから結構な月日が経っているんです 世間のブームの流れ
有名人を起用したダイエットでおなじみのZAPさんが一般層用の店舗を急に拡大中

・・・某ステーキの二の舞の予感がするんですよ、赤字を無視してとにかく進出を
噂では全国に一万店舗を築く野望だとか いやーハッキリ言って無理ゲーなのでは
フィットネス関係は幽霊会員が結構いる、飽きるより新規が多いから大丈夫って?
徹底的にデータ収集とリサーチ! 御社のエビデンスでは強気の姿勢を崩してない

「あのー、監禁された立場としては一生ここで魔術トレーニングしてろと」ジェス
「タコ! 人手不足で若手がどんどん減ってるのに、会員制だと限界が来るわよ」

多分ね、シェイプアップは建前ではないかと思います 何でもいいから人を集める
大量に広告をぶち込んで無理やりバズらせる・・・これってSNSと似た構造ですね
出資してる側のバブルが弾けた時点で撤退する計算 バックボーンが芸能関係だわ
自国の通貨よりも株式第一主義、脱炭素を煽って電気自動車に乗り換えた末路は?

(´・ω・`) この話題は何年か経過した後に思い出して下さい、別の目的でしょう
一旦始動すると中断を許されないプロジェクトは他国にもあるんで ではまた次回

                               第187話 先駆者 5009文字 (続)

第一部と二部は発表済みです 気になる方はこちら☞ メニースターズ ゲーム版

祈願の絵馬 イメージ画像 凡庸的

祈禱というのは一定の効果が科学的に立証されつつあるそうで、0と1のブレ具合で調査を

世界的な大事件の前後はどちらかに偏るとのデータが出ております 次は近そうですがw

次回 絵と物語の組み合わせで出来るノベル式ゲームの作り方

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

投稿サイトでも掲載中(画像は無し)