メニースターズ
第154話 先駆者
「お疲れ☆ 流石パイオネスの諸君、私が現場に出ててなくてもブラックマンバの
本陣は壊滅出来たじゃない、地下に続く階段があるから何か隠してるでしょコレ」
ようやくセリフが回って来たマンデリンだったが、一応作戦は成功したのだろうか
念の為に周囲を確認する・・・ボス連中は倒したばかりで後を付けてる手下は皆無
途中参加の異形と骸骨剣士も粉砕している つまりアジトは軒並み壊滅状態なのだ
鉱山地帯ではないので採掘した原石をどこかに保管するなら地下が一番濃厚の気配
「うーん 発見した階段以外は目ぼしい隠し場所がないっぽい、ワイン蔵だったり
鉱石の貯蔵もしてんのかな 確かに何かありそうよ、行くしかないか」サファイア
「宝石系のネームだけど無関係だから! 悪寒が強まってるのは気のせいなのかな
ワインは要らんけど、お酒なら共和国の店でも補充は利くし 行くの?」スピネル
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「ボス達を倒したはずなのに嬉しくないのはどういう事?」全員が階段を降りる姿
マンデリンが予想してるのは武器庫・・・この場所は気温が一気に低下してて暗い
僅かにトーチが灯ってるがそこら中に動物やら人骨まで散らばる気味の悪い石造り
ゆっくりと道なりを進むと突き当りに大きめの扉が見えるが どこに続くのか――
(´Д`;) ひきかえせ、引き返した方がいいぞ! 冗談抜きにカンの鋭い読者は囁く
ここはパロディしてる場の空気では無いので、戦争とは組織戦でしたね当然ながら
「!? 胸やけがする、何だこの場所は 宝がある気配とは別の嫌な予感がするぞ
・・・怖いわ このアビゲイルが、兎が先頭に立ってくれるか」珍しく委縮の邪眼
「お待ちくだされ! いかん、邪悪な気配が複数・・・そこの扉の向こうからです
異様な重圧を感じますぞ大御所殿 ブラックマンバの幹部など比較にならぬ」大師
無意識にオーナーを盾にするメンバー達だ、普段なら若手の自分達が前へ出るのに
熟練になると相手の強さがおのずと理解出来る様になる 赤屋根のギルドも以前は
東セントラルで再会した知人達は青い屋根の下で、もう後戻りは効かないフェーズ
この先読破する勇気があるなら共に戦って頂きたく存じます 覚悟はいいだろうか
「! 恐らくブラックマンバの飼い主だろうね、この展開はヤバいわ 扉の奥から
逃げる準備しておきなさい 君達の戦力ではまだ勝てない予感がする」なんだと?
「待てようさぎちゃん、この威圧感 やべえ、絶対に人間じゃない気配だぜこれは
城で言ってた脅威って奥にいる連中だろ! 鉱石なんて奪えるのかよ」小声の獣人
「ダメだこりゃ、ガチで化け物が隠れてたのか 一斉に逃走する準備をしておけよ
ブラックマンバが強気な訳だ、ハッキリ言うと今の俺達は勝ち目がない」レックス
「お、おい本気で開ける気か 動悸がする、我々のチームでは役不足な予感がする
足がすくんで戦いどころではない 死ぬぞ追いつかれたら、絶対に」ブレアは警告
「アカンのや、パイオネスが退いたらもう東大陸はジ・エンド せやろ大御所はん
対面する度胸すらないなら邪悪の勝利は確定してまうで 読者が見てるでな」琴乃
黄金郷が選んだ精鋭が白旗を掲げたらゲームオーバーになります、後退は許さない
相手の方が格上と認めたら全員が守護下の視線からも見限られる総力戦 敵は強大
規格外のマンデリン単体でも組織全部を相手には勝算がない、せめて確認だけでも
パイオネスが全滅した場合はそのまま東セントラルも飲み込まれる 瀬戸際の選択
「ラビが勝てないなら俺等じゃハナから無理っしょ、化け物だわ この扉の向こう
逃げるしかねえぜ今は、開けなきゃこの大地から追放なのか」エスパーならご存じ
「不甲斐なし、ここに来て先頭に立てる者が誰も居りませぬ これほどとは予想外
ブラックマンバ以外も黒幕が控えておるのでは? 何という事だ」進めない不知火
「だからお気楽なBL路線でよかったのに! 汚い戦略を押し付けたな、城の連中は
人間じゃないなら勝てないじゃん私等、進軍させてこの始末かよ」シルビアは慄震
「鉱石を持ち帰る余裕は無いという事、中の奴等が独占してるので実際は ペット
代わりにブラックマンバを動かしてたか 開けなきゃ敗北を認める結果に」ジェス
腹を括るのはお前達の宿命・・・絡み合った螺旋を踏破する証を見せてみよ!
「Hey,the guy in the middle come,show me your face Today is just greeting
I am the same.」逃走する選択は裏に潜む脅威を確認しなくてならない 扉を叩く
他のメンバーでは恐怖で実行出来ない響くノック音 辺境の規格外が宣戦を布告――
ドンッ! ドンッ!・・・ギギギギィ・・・鈍い音と共に最初で最後の通知が来る
「! おや、開けるとは驚きだな 開けずに敗北を認めると、賭けていたのだがね
勇気だけは認めようか 貴様の方から接触を図るとはな 大した糞度胸だ」側近か
※マンデリンさんは擬態した姿で仲間に認識されてます、電波のままでは確認不可
相手に可視させるのは自分達を畏怖させる目的も含む 規格外の存在は無数に降下
その一つと対面しているシーンです 原案のキャラも一例に過ぎない文明の圏外達
「パッと見は人間風に化けてんのか? はっは、複数人いる気配とか言ったぜ確か
この司祭は一番下ではないかと予想の俺 英文は挨拶に来たから開けろだと」ハル
「後ろ! 逃走経路を確保するんや 早く、逃げるで 確認したからこれでええな
開けたんだからまだ負けてへん、戦闘しても勝てんけど」早口で後ずさりの琴乃だ
「ほっほ、そこの柱の陰にいるのが飼い主のオーナーでしょ、私とどっちが上かな
変装のクオリティならちょっと優位だったりね 反吐が出そうなマスクして」ラビ
「笑止・・・クック 強がるナ弱きモノ、我を前にその不遜な態度辺境だと 嘘を
ツクナ 恥は貴様よ小物が 成程、犬として扱われ二来たカ?」名はアールグレイ
このリーダー格は自身を美形と信じてやまない、蒼白い肌に釣り上がった赤い瞳が
白目の部分がなく真っ黒な眼球 頭髪はないのだが自前のウィッグを着用する外見
現地ではこれが好評だと調査済みらしい、仮の姿なのはお察し ですがこれは一例
読者やプレイヤーで見た目は異なる 他にも数名の仲間が控えていた、各自変装を
「シュウウ お館様、こ奴の仲間が牽制を向けて来ておりますが 今日はお控えを
東セントラル共和国 馬鹿を言え あの黄金郷の仲間達か、見えたわ」デストロイ
「貴様らを即刻消し去る事も出来るが どうだ現地の変装は 中々であろう これ
でも苦労した方だ、仕える気はない種族か 宣戦布告は歓迎だ」彼はグラニューだ
鎧姿と貴族風に擬態しているが普段からそうなのかは不明だった、敵対の意志表示
最初の司祭風もブラックマンバの幹部とは別格の波動を纏ってる 強敵に相違ない
「! 上手く化けたつもりなのか、我々とは相容れぬ思想を持つ様だな 分かった
敵対で宜しい、顔合わせ感謝する、私以外はまだ未熟よ ここの面子では勝てぬ」
普段とは声色の違うパイオネスの統率役、彼女も街の町長は本来の姿ではない側面
現在のチームメンバーでは勝ち目が見いだせない邪悪の各個体 格下に挨拶は不要
だが、すぐ間近で扉さえ開けぬ弱者なら言語道断 破滅までは猶予が設けられたか
後に理解しますが一般人が対峙出来る存在ではありません 洗脳か破壊の二択――
「内心では負けを認めてるのでは? 滅多に他種族と対話などする必要性がない故
今度は我々が訪問させて頂きます、味方を集めないと飲まれますよアナタ方」格上
「フハハ、正直に震えていルと言えず逃げるしか無い弱者よ 下に就く判断をセヨ
地上ノ範囲なら好きに暴れてもよイぞ、遊戯は意義のある運動にはナル」邪悪の答
まともに口を開けたのはマンデリンだけ、呼吸するだけで衰弱していく未知の種族
慌てて大扉を締め直すパイオネスのメンバー 見てはならない存在がすでに居たが
信じる信じないかは常連様に委ねます ブラックマンバの幹部達は支配されていた
( ^ω^)・・・さあ、第三部の開始がここからだと誰が予想していましたか?
「戻るぞ! アビゲイルでは無理だ、エイリアンだぞ奴等は 変装してるが本来は
もっとヤバい・・・料理当番だ私は 兎の仲間でやってくれ逃げるぞ」弱気な邪眼
「ラビの奴、敵対でいいとか言っちまったよ あのさブラックマンバと戦争してる
からもう手遅れでしょコレ、ヤバいってマジ 宇宙人じゃないの相手」同人だから
普段は調子に乗るアビゲイルが恐怖している、ハルと同様に他のメンバーより敏感
半泣きするが恥などと考えてる余裕は無い「ヒロインを主張したのではないのか」
思わず素が出てしまうフロンティアの代表 彼女と友も宇宙人なので過不足は無い
広い範囲で言えば我々含めパイオネスのメンバーも全てそうだ 宣戦は通知したが
「説教とかしてる場合かよ! 早く逃げようぜ、駄目だ格が違い過ぎる 奴等眼中
にしてねえ 今度は共和国に攻めて来るぞこいつ等 鉱石なんて取れないわ」獣人
「大人しく見逃す連中でしょうか? ブラックマンバ以外はアスラムとカムイ戦線
これ以上の敵と繋がっているなら勝ち目はない、大地ごと食いつくす気では」大師
布告の一興を認めよう 貴様達と対峙は「cathedral」大海は広いと知るがいい
・・・もう各方面に注視されている大戦に組み込まれた結果だった 各自の脳裏に
黄金郷の重門を開城した責任は各々にある、種として貪異られるか乗り越えるかは
第一部、第二部の歪みと穢れを打ち払えるのは限られている ではゆけ、理の先へ
「クズが、そうか この星を丸ごと養分に利用するつもりだったんだろこの勢力は
ブラックマンバの上部組織ね奴等、カテドラルだってよ 見えたわ♪」オーナーは
「何だよ今の不気味な告知は・・・冗談だろ 私等に勝ち目なんてあるのか本当に
宇宙人だぞ相手は 一般の兵士なんてゴミ同然の扱いだろ、抜けていいか」ブレア
もう遅いです、パイオネスのメンバーも13名で確定してるので 戦うしかない理由
「ああ、これはアカんやつや 逃げるで、鉱石なんて奪えるかいな 加工品でええ
アスラムとブラックマンバの間に東セントラルとちゃうやろか?」正解する神道者
「頑張ってよね君達♡ 私はモブらしいから活躍出来るか分からないストーリーよ
他の勢力も控えてるから、薄味で全然物足りない短編ですってよ」根に持つラビ🐰
「もうダメだわ 序盤でこの展開よ、勝てる訳ない アビゲイルも降りたいってさ
誰も代役名乗り出んわ、絶対バッドエンドよ今作 鉱石は奪えなかったのに」侍女
「私等もメイドに戻してくれる? もう散歩はしたくないのよ私 外の世界なんて
嫌いよ 急展開でやる気なくすパターンだわコレ、まだ東だけなのよね」そうです
😠 ダメだ、駄目だ! グルメ旅行のつもりが大袈裟になってゆくコンセプトなの
投稿サイトに掲載してコピーコンテンツ判定された屈辱は君達が払拭したまえ(草
ハッキリ言わせてもらうが、ゲームと二本立てのスペクタクルは滅多にないんです
この作品以上のSRPGがあるなら逆に紹介していただきたい 唯一無二は看板通り
「ほっほ、どれだけ苦労して来たと思ってるのアナタ方? 完結しないと呪いの罠
自分達でどこまでやれるか証明して見せてよね チュートリアルが要らない理由」
( ´ー`) 残している投稿分は一切書き直してません、数か所の誤字はご勘弁です
ストーリー箇所を手直しするのは公開する前に終わらせないと破綻してるのと同じ
もう縦書きしている先生には失礼になりますが流行に乗っただけのニワカが多過ぎ
勉強してる実力者の方々は私より更に洗練された構想を掲載してる、当然ですけど
途中でタイトルを変えたり改稿してるのはノベルに到達していない作文だと言う事
趣味で書いてる人もいるので予め仕上げろと強要は出来ない、上達するのかは未知
テンプレートよりも自分のスタイルを確立出来るのかどうか 作家のつもりは無し
どうせやるなら面白いと思える作品を読んでもらいたい 気がついたら今154話目
「うへっへ、回を跨いでる間に逃走する気だ俺等は 余計なナレーションあざーす
飯代はもう回収してる頃だと思うけどな、軌道に乗せるまでが苦行だぜ」超能力者
「馬鹿じゃねぇの? 割り切ってしこいRPG量産で食えるのにこんな長丁場してさ
シルビア先輩なら喰いつきのいいエロ漫画で突っ走るよ、現実をみろよな」通常は
応援してくれる方々がニッチな路線で許されるのは黎明期と途上の頃までなんです
影響力が増すと言う事は、一般の人達の目にも触れる機会が来る事になる訳でして
底辺でもやがては道を開けると誰かが示さないと文化は廃れる ではまたの語りで
第154話 先駆者 5046文字 (続)
第一部と二部は発表済みです 気になる方はこちら☞ メニースターズ ゲーム版
公開する日が来る事を願うゲーム側のプロジェクト、思い付きのやっつけでは完成しない
ご存じのように小説にセーブ機能はありません チートでやりたい放題は別の異世界です