現時点で最強の声が高いのは藤井聡太プロ! いやいや、ジャンル違いだってばよ
相手の先を常に考えた一手は戦争でも同じ、軍師や宰相がよわよわだと敗北します
執筆においても基本は似てるんですよ どういう展開で序盤、中盤、終盤へ移行か
起承転結しないとストーリーは破綻となります、構想が出来てないと完結は難しい
メニースターズ
第72話 黄金郷編
冥王サウルーンとラーク教団は太陽の軍勢によりここに討たれた、しかし更に上空
一度配下達とは攻軍中に刃を交えている・・・ザザザ 中盤の難敵、邪神パズス!
美味を味わってしまうと普通盛りでは満足出来なくなるらしい 読者様は先を望む
今夜のディナーはまだ続く様だ 食い散らかすのが得意な厄災のご登場だとさ――
・・・ブオオン! 闇が具現化する気配 今度は逆に城門を塞がれた 逃げ場無し
羽虫の群れが分裂して何かの塊を形成しだす、やがてそれは魔王の眷属の兵士へと
「ここで私達を討ち取れば、そのまま新たな城主様が世界を闇に染めると」ロシェ
「思い通りにさせるわけないでしょ 畑を荒らすだけじゃ満足出来ないって」紅蓮
「連戦だろうが一向に構わん! ここが勝負所、元より後退はないのだよ」小夜香
カチカチと顎を鳴らしながら威嚇して来る、この間と似た様な構成だが最奥に大影
間違いない、ヤツが邪神パズスの本体だろう「キシャァア! 人間ではないな?」
化物に言われたくないという所か 巨大なバッタが武装した感じの風貌 王は巨大
ご存じの様に物理攻撃は効きにくい 必殺の戦技は先ほど放っているので今は無理
やはり狙っていたか、とても友好的とは言い難い 闇の軍勢も単体ではない模様か
こちらを囲む様に動き出した、どうやら本格的に攻めて来る気らしい 剣士、弓兵
飛行の槍部隊と今度は黒い魔術師が後方に控えているようだ 全員で迎え撃つべし
ブン! ブオン! ブウンッ! 相変わらず気味の悪い羽音を響かせながら戦闘の開始
「散らばると不利になる 後衛をカバーする形で各自迎撃の態勢で」統括は構える
じりじりとにじり寄るが迂闊に飛び出しては来ない、狂戦士の様に単細胞ではない
「よし、かかれ!」・・・ここで大将の号令がかかったか 速い! 左右から斬撃
風を切る音と共に飛んで来た刀身を、何とか剣を合わせて防いだが体勢が悪い隠密
そこにまた別の兵士からの槍で刺突が来る「危ないぞ! 両脇」コバルトがカバー
ピジョンとアンリが横なぎに振るがどうにも手ごたえがおかしい 柳を倒す感じか
全く効いてないわけではなかったが 決定的なダメージを与える事が難しい形態群
要の本体を叩かないとまた分裂して再生しだす敵 最奥を狙える隙がなかったのだ
モカが援護射撃を放つが当った矢はそのまま貫通している ロシェと紅蓮が詠唱中
二人とも炎属性魔法を使えるが全てを燃やし尽くすには厳しい相手だ 打開策は?
そうこう考えている内にまた分裂した敵が襲い掛かって来る 危険だ、数が多いぞ
「アニキ~ 俺っち等の活躍場が全然ありませんぜこれ 筋肉の持ち腐れ」ハット
「野郎、殴りつけてもスポンジみてえな感触だぜ 挙句に虫に戻りやがる」ドミノ
「キモいワードを私の脇で連発するとはいい度胸してるわね」微笑みで蹴る導師様
アンリとピジョンが囮役を買って出ていた 小夜香が負傷気味である、コバルトも
長引くと削られていく、大きく間合いを取り敵の注意を引く その隙に反撃せねば
・・・Lightningbased advanced magic Thunderbolt!「イラつかせんなよ?」
雷系上級魔法のサンダーボルト、咄嗟に放ったのは緑の自称アイドル 無詠唱(゚д゚)
ズガァァン! 前方の槍兵部隊はたまらず飛び退いている、やはり魔法に弱い模様
その後に追加で 錬金術師とスカーレットの火球が敵陣に放り込まれる「弓兵!」
今度は相手側の狙撃が狙って来た、こちらも負けてはいない即座に反撃に移る面々
バシュ!・・・ボォオオオッ! 焔が燃え上がり敵の矢を焼き尽くしていく 混戦か
弓兵の一斉射撃の後は敵術士部隊の攻撃が続く、こうなると後方部隊の魔力比べだ
ロシェの放つ氷結の嵐が敵の前衛を吹き飛ばす 右前方の剣士は分裂出来ずに凍る
紅蓮の爆裂する火炎の息吹が大爆発を起こし敵を薙ぎ払う こちらは左側を攻めた
しかし全ての範囲を捉える事は出来ない「キシャア! 嚙み砕いてやるわ」邪神が
更に城門から新たな羽虫の塊が入場しようとしている、このままでは消耗戦だぞ!
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アンリ達が邪神パズスの軍と攻防を繰り広げている最中 闇の残党へ反逆する兵士
アール特別区からC国の研究所へ襲撃を試みるエース共和国の三銃士達 今は戦争
海を挟んでいるが近場の大地、放浪している野良のゾンビ達が餌を物色しているか
狂戦士計画の末路 指揮をするものがいなく、ただ欲望の如く暴れる汚物は消毒だ
「上陸したぞ 成程、結構荒れ果てている様だな 先は油断大敵だ」ラインハルト
「地図通りならこのままあぜ道を北へ向かう事になるな 早速進軍を」ブルーノが
「と、言いたいところだけど、敵だわ またあの化物が徘徊してるの」シルフィー
辺りは既に薄暗い エース共和国の前線部隊は三銃士達を柱に弓兵部隊中心の構成
・・・グオオオ! 野蛮な廃人が動く標的を破壊しようと近づいて来る「構えろ」
隊長の号令と共に各兵士は宣戦の報復を画策していた その姿は十数匹、戦闘開始
先ずは先頭の一匹に集中砲火を浴びせる「怯むなよ、一気に叩けばいける」副長が
弓兵は遠距離から狙いを定めて次々と撃ち出す、だが相手は屈強の狂戦士 強敵だ
アンリ達は歴戦の達人に属する為 軽々と撃破してる風に見えるが一般兵なら苦戦
矢が刺さったままでも突進してくる ぬおおおぉ! 倒れても立ち上がる闘争本能
次々に攻撃を仕掛けるがなかなか致命打にならず、その執念は凄まじいものがある
剣を振るうが傷口から血を噴出しながらも突っ込んでくる ドガガガッ! 敵味方
入り乱れる野戦になった「押し負けるなよ 学んだ事を冷静に実践すれば勝てる」
ラインハルトが叫ぶ、直下の兵士達は皆訓練の成果を発揮している 市街戦も経験
この世界の戦場で生き残ってきた者達なのだ、逃げ帰った兵も多い中で精鋭の編成
「畜生、舐めるな化物が! こちらがおしているぞ 隊長達に続け」高士気の兵士
「ついでに改良した煙幕をばら撒け 挟み込んで一網打尽にしちまおうぜ」後続が
時を同じくして各地で火の手が上がっていた、蹂躙されていた諸国周辺にも傭兵達
動きの鈍っていたD国の偵察隊を逆に奇襲する流れになっていたのだ 戦いは続く
徐々に闇の軍勢は劣勢に追いやられていた その中心にいたのが太陽の軍勢である
「敵の援軍が続々お目見えですぜ兄貴、俺っち防御とか性に合わないんで」ハット
「ひひ、凍ってる馬鹿を粉砕しちまおうぜ 萎えるよりガチガチの方向よ」ドミノ
「脇にいないで先へ出てよ 物理自体が効かないわけじゃないから好機」コバルト
再びアンリ達の戦いへ 邪神パズスの前衛は全般に魔法には余り耐性を持ってない
「頭使えよな マジックエンチャントしろ 光か氷属性が有効だぜ」流石導師様♣
彼女が言うほど簡単には発動出来ないのだが 武器に符呪は高難度な部類に属する
モカが黄金郷で見つけた弓矢は 時間が経過し過ぎて効果が殆ど失われていた模様
バシュ! バシュ! ロシェの氷結の嵐が敵兵を凍らせる「今手が離せませんよ!」
そこへ後方から紅蓮が火球を放つ、ゴオォ!「出来るなら最初からしてるけど?」
この両者はバフは専門の分野ではないらしい 普通の物理攻撃では威力が半減する
前衛の剣士と後衛の術士部隊が混ざり合い混沌とした状況 更に援軍が押し寄せる
邪神パズス本体は最後方で指揮をしている 辿り着けない事にはジリ貧の展開だが
後方から支援するには魔力を帯びた矢を射る必要がある ふう、やれやれだぜ w
「盛るのって大変なのよねアンリさん、オリジナルは簡単じゃないわけよ」だな~
「フヒヒ♪ クローバーさんが無双したら興覚めするから手加減しねえとな実際」
(´・ω・`)・・・急展開過ぎると面白くないと読者様だ 冒険とは過程を楽しむもの
戦闘描写は書き慣れていない方は苦戦すると思います、アクションが見えない部分
小説で高評価を貰っている先輩方はこの辺を厚くしています 想像を刺激しておく
ヤマ場なのに擬音で誤魔化すと上達出来ないままで進む事になる罠です(誰かな)
しかし、逆に細かく気合を入れ過ぎても敬遠されるので難しいのです 日々努力を
「そろそろ迎撃から次の手に移らないと流石に削られる 援護を宜しく」ピジョン
「キシャァ! 警戒していた程ではない様だな そのまま食われてしまえ」邪神が
魔王の眷属は人間よりも身体能力が高い、特にパズスの部隊は群を抜いている強さ
露骨なランクづけはしていない世界だがB級クラスの冒険者なら勝ち目は低いハズ
特にボスが後ろに控えていたのでは並みの軍隊では太刀打ち出来ない 闇の一派だ
邪神は己の力に絶対の自信を持っていた 冥王サウルーンを踏み台にしていた策士
アンリ達が先に打倒しているがいずれはこの大地を我が物にしようと企んでいたか
各自消耗している、陣形を組み直し後方へ パズスが追い討ちをかけようとした時
バシュ! ヒュン! ドス! 敵将の足に一本の矢が刺さった「グァ!」呪縛の印か?
「馬鹿野郎、イラつかせんなって言ってるだろうが!」いつの間にかバフする導師
「あら、効いたのかしら? 破邪の護法だってよ 特定の属性には弱いとさ」モカ
「おお、普通に斬撃が通る様になったぞ これならば威力を発揮出来るな」小夜香
「おっしゃ、こうなったらここでクソみそにするしかねえな♂」下品なピザコンビ
「魚鱗の陣に移行だってさ 必殺は撃てないから自力で勝負する形で」リーダーが
城の王座から逆に城門側へ攻撃に転じようと太陽の軍勢が構え直す 騎馬師が出る
間髪入れずに小夜香とピジョン、遅れてドミノとハットが ロシェと紅蓮の再詠唱
敵の前衛を抑え込む形で 後衛が魔法による遠距離攻撃を集中させるか バシュ!
ヒュン!・・・キシャアア! 苦悶の表情をあらわにする敵勢 明らかに効いてる
あれだけ機敏だった動きが鈍くなる、符呪された武器に混乱して指揮系統が崩れた
こうなれば攻勢に転じるのは早い 接近戦で敵を強引に倒す、槍の穂先が光り輝く
マスターの突き技が前衛部隊の中央を突破していた、司令官を討ち取れれば勝利か
その勢いのまま中心深くまで切り込んでいくそれを見た敵軍も我に返り反撃に出る
再度混戦になる前に邪神パズスの懐まで行きたい、バシュ! ヒュン! ガギィン!
どうやらアンリの部隊側の方が突進力では上の様だ 物理が有効打に変われば必然
相手は闇の軍勢、無論こちらも手傷を負うが 自力が勝るならこのまま押し切れる
「キシャー! おのれ、破邪の印だと 今の地上に使い手はいないハズ」焦る邪神
「もう少し配下を削ればヤツに届く、空腹なら勝ち目はなかったかも」コバルト他
「ひひ、やっぱりカロリー万歳なわけよ兄弟 今更逃亡は出来ねえぜ大将」ピザが
「スタミナでは私等の方が有利だったと、あと一歩ですよ皆さん」援護の錬金術師
・・・エンチャント系は短期決戦よりもむしろ長丁場の戦いで真価を発揮するのだ
何事も最初から勝利は望めない じわじわ実績を積み上げるしかあるまい (^Д^)
ここで余談はするべきではないが 同人関係で初作品が100以上売れるなら継続を
500越えなら相乗効果で食える範囲に持っていけると各同志の言葉 これは本当だ
単発だけの結果では挫折すると 一日平均3本売れるならもう勝ちだ、年間の勝負
複数のタイトルを用意しておくべし、後は導線でどれぐらい注目させるかになる
その時になって中身が問われる 誰もその作品を知らないのが一番失敗の元なのだ
同じなんですよ、商業デビューでもコミカライズ有なら宣伝になるので 戦う理由
「形に持っていくまでに数年越しなのよ、殆どがね アンリさん投稿が一番後よ」
「兵法は闇雲なら大して効果は出ん 我々が不発に終わっても参考にはなる」隠密
「その辺でいいわよ、言ってる間に邪神の近くまで来たわ 勝たせてもらう」モカ
始めは苦戦していた太陽の軍勢だが、遂に邪神パズスの本体を取り囲む事になった
「ふう、スロースターターって損なんだけどね 何処かで言ったかな」マスターが
「貴様等~ まさか初めから誘い込んでいたわけではなかろうな!」3年目の完成
「内情はスルーしてくれていいよ読者の人達は どの世界も争いですから」騎馬師
ひと際大きい王者に挑むにはそれなりに戦術を求められる 結果は出ない線が濃厚
キシャアア!・・・鋭い爪を大振りにして来るが直線上なら攻撃後に隙が生まれる
パァン! ヒュン! グチャ! ボゴォ! ガギィン! 総員で邪神本体の動きを封じる
小夜香の一撃が腹部を貫くそこにすかさずアンリの連撃 、後方から魔法の連射が!
煙をあげながら邪悪は徐々に崩れ落ちて逝った かくしてこの城での攻防は終わる
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「ふう、お疲れ様でした 倒しましたよね 今確かに、周りも残党は見当たらない
思っていた以上の強敵でしたよ この戦いは我々が勝利のハズ」疲労の錬金さんだ
「残りの辺境が気になるの? これ以上のは地上に出て来てないはずよ 自分で冥
王って名乗ってた、邪神パズスの部隊も 念の為に周りを警戒しましょうか」紅蓮
「入り口を封鎖して 後で破壊の要請ね、世界制覇なんて夢見んなよ」コバルト達
「終わったわねー 残党なら共和国の部隊でも仕事になるでしょ D国も馬鹿よね
結局は邪悪共に乗っ取られただけじゃないの 哀れね 本陣撃破でーす」射撃手は
ビジネスで戦争に誘導するのは武器商人の常套手段、火種を言い換えるなら導火線
こうして不気味な羽音は消え去った 場外の天候は相変わらずどんよりとしていた
いや、太陽の軍勢が勝ったハズだ 余り考え過ぎも精神的に良くない 結果は――
第72話 黄金郷編 5280文字 (続)
紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV
直ぐに結果が出なくても腐ってはいけませんよ どれだけ有益な記事でも初期は無評価
これは小説ブログですが文字数が多くても流入は増えない、1年はタダ働きの予感なのだ