守ると護るの言葉の違いを知って表現力を向上させる

護るは使いどころが限られてると思う訳で、物理的な防御に回る場合じゃないかと
どうして受け身になる必要があるのか! 逆に攻めなさい、話し合いの無効な相手
ランサムウェアでお前のサーバーを乗っ取りした、情報を暴露されたくなければ?
こうして大金を要求される間抜けな企業 クソ賃金で求人募集をしても後の祭りさ

メニースターズ
第90話 黄金郷編

「そうよ これは戦であったな 酒の事ばかり考え過ぎたか 私は構わんぞ」隠密
「お友達が目覚めたのかしら 私は最初から懐にね、気のせいでしょ 始めからよ
だから私は、ここが守るべき大地 それでいいじゃないの 夢の話なんて」アンリ

「私は認めないわ ソロモン軍もサウルーン軍もね カンが良いのが仇になったか
赤屋根の仲間よ、現場の経験が足りない様ならここで積ませてもらうか」モカはな

バトル開始の様だ 何故か動揺し出した幹部に業を煮やしたか、城内の騎馬部隊が
門の入り口は強固に守っている 先手は復活したらしいサウルーン軍の突撃兵と他
守備隊の後方からイキリ立つように、太陽の軍勢を仕留めようと続々と飛び出るか
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「よく分かんないけど雑魚はやる気満々みたいよ、槍の扱いなら私もそこそこ出来
るからね 余ってるなら貸して頂戴よ あー短気ですよ 何か?」コバルトは前衛
「この青い宝珠は自身の魔力を引き出せそうですが 消費は激しい予感で」ロシェ
「だったら交互で使いましょうか、うちらはチームプレイだからね 宜しく」紅蓮

早速に手柄をたてようと突進して来たのはヘルライダーの群れだった「粉砕だ!」
勢いよくジャンプして自慢の大斧を頭上から振り被って来る模様 正面から堂々と
「受け止めてやるぜ!」ガキィンッ!! 思ったより重たい一撃だとピザコンビが
大振り攻撃なら避けた方が早いと突っ込まれそうだが、揉み合ってる隙に迎撃の形

ピジョンとコバルトが態勢の崩れた個体を挟み撃ちするか 小夜香が抜刀している
素早く後方から牽制の矢が飛んで来た 怒号が入り乱れる前線、槍兵が特攻し出す
一方ロシェは冷静に青く光り輝く宝珠を掲げて、魔力を解放する準備に入っている

「最初は飛び出して来た雑兵を削る事に集中して 幹部連中は後回しね」ピジョン
「ガッテンですぜ姐御 筋肉は鍛えてないと衰えていくでやんすよ」マッチョだが

様子を伺っていた城門の剣闘士が前へにじり寄って来る、その真後ろから狙撃兵が
通常なら騎馬兵の圧力だけで押しつぶされる 総数では圧倒的にアンリ側の劣勢だ
流石に此処に配備されている部下達は精鋭の部類か 動きは予想よりも素早かった
敵勢は負傷などお構いなしに次から次に突っ込んで来るのだ 正に馬力の勝負――

「密集してると後ろから狙い撃ちされる 二手に分かれましょう」リーダーが提案
「いいや、そのまま防御をしてていいぜ 城門にぶちかますからよ!」導師様が?

モカと同じく最後方に構えているローブ姿 おもむろに懐から黄金の宝珠を掲げる

     ※クローバーは規格外の中でも上位クラスに属するキャラです

I am the evangelist whostands against the eternal flow, and a whirlwind of
disaster to the crew who brandishes the glare of evil. まさか、大詠唱(゚д゚)!

我は悠久の流れに歯向かう伝道師也、邪悪の眼光を振りかざす一味に災いの旋風を

                                        🌪

                             「モータルサイクロン!!!」

 

・・・不意に詠唱を叫んだが特に何も変化は感じない、「あ? 何だ命乞いかぁ」
一瞬だけ戸惑った城門近くの敵兵は嘲笑いだす ヒュウウゥ 微風が吹き抜けるが
だが、これが恐ろしい破壊力を示すのはこの数秒後にお分かりになると フヒヒ♪

防御を固めている重戦士の足元に小さい渦が、「小賢しいぞ、こんなもの如きで」
脚で踏みにじろうとした兵士の姿が何処にも見えなくなったが ビュウウウ!!!
次第に風切り音が大きくなる やがてそれは多くの悲鳴に変わる うわあああぁ!
城門ごと揺さぶる様な烈風に変化し、強烈な竜巻の刃が密集していた悪を斬り裂く

高速回転するミキサーの味は細かく描写出来ません 彼女を本気にさせるな( ノД`)
城内外に粗暴に弾き飛ばされる守備兵が多数出た模様 これは戦争だと知りなさい
更に追撃で錬金術師が放った氷柱の魔法が敵陣周辺を猛吹雪に変えた 大技が炸裂

この阿鼻叫喚に狂喜する姿が城内にいる ヤツを含めて幹部を討ち取るのが作戦だ

「悪いんだけどあの死神譲ってくれる? ハーデスを利用してた張本人はコイツか 
一度戦場にいたぞアレは、パンデモニウムさん 私が相手してやるぜ」♣は見抜く
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「シシ💀 何の事かな 只の死神ですよ 雇われのな、ちっ 魔力が足らんぞ馬鹿
共が 中途半端に期待しおって 大陸の五割だと ハーデスめ 覚えておれよ!」

「な、何だって コイツがパンデモニウムだと? 召喚したのはラーク卿だ 俺
じゃねーぞ 一体 この野郎 どういうこったこりゃ おい死神!」慌てる冥王が
「? てっきり冥王が呼んだと ち、違うのか 私ではない まさか自分で 可能
なのか 行き来が、くっ いつの間にか魔力が増大している 馬鹿な」教祖も同様

「この髑髏がそうなのか ソロモン軍は呼んでないぞ サウルーン軍が召喚したと
どうやって来たんだ? 大陸の半分 ハーデス、罠だとモノリスか!」とボティス

アンリ達が一度エース共和国の援軍時に確かに現場に出ていた 逃走しているのだ
戦況は以前に比べて今回の方が混沌とはしている だが、まだまだ物足りぬと――

「お待ち下さい それほど危険な輩では、うっ 何だこの憎悪は や、やめろ敵は
外の連中だ 邪気を向けるな! 貴様 なんて真っ黒なのか」恐怖するアデル伯爵
「何時の間にいたのか 誰も疑問に思ってなかったぞ 気持ち悪い や、止めろ!
憎悪を吐き出すな 外だ! 貴様の相手は、太陽の軍勢だ やれ」フルカスの指示

・・・どうやらヤツは指図に従う気は無いらしい「貴様らでは食いごたえがないわ
せめて八割なら」口惜しそうに呟く黒マント 自身では出現の失敗、城の裏側には

「味方じゃないのか うげ、何だこの重い空気は こいつ恨みの塊だ 黒いなんて
ものじゃ ひいぃぃ 化け物! クソ 外にも敵が 意味が分かんねえぜ?」と配下
「あわわわわ 穴だ こいつ 黒い球だ! 追い出せ! 吸われちまうぞ やべえ
やべえよ! 化け物だ 誰がこんなの呼んだんだ 手に負えねえ」部下は混乱する

「何が目的だ 遊びに来たつもりか グ、何という力 これで失敗だと あの石碑
の傍なら終わっていたと 地上が狙いではないのか 意図が見えんぞ」ガープ総裁

SRPGStudio イベント画面 死神にうろたえるソロモン軍の雑兵 密集しており混沌さは増す一方 サウルーン軍との混成部隊

城門の守備兵に先制打を浴びせたつもりの太陽の軍勢だったのだが 漆黒の気配だ
死神にとっては誰が相手でもお構いなし 戦場が強大なほど好物なのはヤツの持論

「うっ 何だ どうなってる 急に重苦しくなったぞ 押し潰れるような いや、
底なしに落ちる感覚か わ、私では勝てない 誰だ 今までいたのか 一体」隠密
「皆 どうやらここのボスはそいつみたいよ 黒い塊、前に一度サウルーン軍で見
たわ 倒したはずじゃ? 何でソロモン軍も嫌がってるの 味方なんじゃ」アンリ

「違う、過去に見たのとは別の怨念だわ 昔の私なら怖くてすくんでいたハズなの
闇の権化め! 恐れるほどヤツは力を増大していく、ここが踏ん張り時か」と統括
「え? マスターと導師だけじゃない、やる気になってるのは ヤバイってアレは
真っ黒なのよ 欲とかじゃない 純粋に飲みこもうとしてる」前には出ない射撃手

顔色が冴えない後方の魔術組「お先にどうそ、体調が悪いです」「嫌よ私は」即答
幹部連中を含めて城の外には出て来る様子は無い まだ戦闘は始まったばかり――

「気持ちわりーな 城外ならまだ大丈夫だろ やるしかないわよ 私等には全部敵
なのよね、動きはないみたい 消耗するのか 知らないけどさ」嫌そうなコバルト
「お主等が単体で挑んでも勝機は薄いぞ、混乱してもいずれ特攻して来る 退くな
恐怖こそヤツの糧よ 何処にでも来れるのだ 討つぞ」クローバーはヤル気だがw

  誘い込め・・・光だと 憎いわ・・・コッチへコイ 死にゆく者こそ美しい💀

絶望の美学で手招きする奈落の闇、ヤツはどの勢力にも属さない 孤高の処刑番か
アンリ達を生贄に捧げろと兵士達を焚き付けている 従わぬならこの場で刈るとな

守るべき大地とその意味を示せ ここが仲間達の踏ん張り時、障壁を越えた先へゆけ

「? 憎悪が外に向いたぞ 大丈夫なのか よし 太陽の軍勢は餌食だ! 迎え撃
て 死体でも構わん、サウルーン軍め よくもこんな化け物を クソ」敵剣士と他
「やはりハーデスが謀ったのではないのか! ちっ 太陽の軍勢を食えば満足する
ならそうしろ、化け物だらけかここは 来てみろ 漆黒がお待ちかねだ」山羊頭達

「かっか ケケケ もうどうでもよいわ 世界など全部消えればいいんだ! 節穴
で悪かったなぁ、私の事など誰も クソ 糞が 光だと 食ってヤル」黒鳥の乱心

呼んだ覚えのないゲストのせいで両軍とも混乱しかけたが 今戦闘は継続中である
強固に守っていた城門の半数は先ほどの大技で吹き飛んでいる まだ入場は無理か
今度はソロモン軍の騎馬部隊が中へ入れさせまいと 急いで前線に駆けて来ている
若干混乱気味になる城門前、壁の上側から数名の弓兵が不意打ちを仕掛けて撃つが

「おっと、筋肉のガードに遠距離攻撃じゃイマイチ通じんぜ ひひ」爽やかドミノ
「全くでやんすね 漢なら堂々とぶつかり合うのが戦場の礼儀ですぜ」続くハット

(´・ω・`) どさくさに紛れて間に挟まれない様に注意しないとな 危険は多いのだ
奇声をあげながら一直線に躍り出た敵の第二陣 ここで一旦体勢を組み替える自軍
ここで選択したのは何と車掛りの戦術か「クローバーさんが前に出てやるぜ!」w

円を描くように回転しながら敵を迎え撃つ形になるわけだが、基本は物理組が外側
魔術師と弓兵は中央に構える 導師、統括、騎馬師、ピザ×2 アンリと小夜香は尾
初っ端に大詠唱を放っているが簡単に必殺は発動出来ない 自力での勝負になるか

「おのれ・・・ソロモン軍の本気はこれからだ!」城門の剣士が斬りかかって来る
すかさず横に薙ぎ払うピジョン、合間を縫ってモカが足元を狙撃する 先頭交代か
ブオオォン! 何かのエネルギーを充填していたのか くねくねと怪しいローブ姿
紅蓮とロシェは本調子ではない模様、詠唱が遅れている「踏み込む準備をしとけ」
片腕を敵勢に向けだすクローバー バチバチと何かが帯電する感じの響きがするが

「これが私のサンダーボルトだ」そしてそれはいきなり放たれた 電撃波が敵勢に
バチンッ!!!・・・襲い掛かって来たのは複数の剣士 黒檀の人影が崩れ落ちる
邪悪には流血すら生温い、敵の守備隊は恐怖した 叫び声を聞く暇すらなかったか

一瞬の硬直が戦場では命とり「よし、旋回して削り倒して!」アンリの号令が一喝

出番とばかりに小夜香がなで斬り 続いて怪力任せに強引に殴り飛ばすピザコンビ
一体、二体、三体と 怯んだ突撃の騎馬兵をピジョンとコバルトが槍で迎え撃つ!
遅れながら援護の火球が城門の上にいた弓兵を撃ち落とす ここで混戦状態に入る

「何をしている 絶対に食い止めろ! たかが10名程度なのに」威張るのは山羊君

前線は敵味方入り乱れての白兵戦か 本来なら包囲されてもおかしくない兵数差だ
攻城戦とは入り口付近が最も消耗が激しい、無傷ですむハズはない 気力の勝負を
徐々に勢いが衰えていく闇の突撃隊 複数の精鋭以外は玉砕を余儀なくされた――
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「馬鹿な 何故この兵数で怯まぬのだ 奇襲されたわけではないのに」最奥の総裁
「有り得ないぞ 何で通用しないのだ 武神だと? 戦略ミスはしていない! お
のれ 城門は笊か、来るか このフルカス 逃げも隠れもせん いざ」構える鉄鎧

「くっ 突撃隊もエリート兵なのだぞ 殆どやられて何がどうなってる 我らが弱
いのではない! 一人でも多く道ずれにしてやるわ ただでは死なん」アデル伯爵

「惜しいな 野心さえあれば 力がありながら馬鹿め、C国だったな事の始まりは
くっく 何が新薬研究か 教団だとくだらん、超越出来るのは限られている」教祖
「かっか 戦争狂がご来場するとは愉快かな 全て闇に飲まれればいいさ」カラス

もう少し踏ん張れば城内に突入出来そうな予感 時計回りから逆回転に切り替える
今までの経緯をご覧頂いてる様に、現在のメンバーだから邪悪に対抗出来るのだと
ゲームの様にセーブ機能などは存在していない 負けたらその場で地獄が確定する

「怯んで来た? いや まだだ 肝心な奴らが城内に待ち構えている 飲まれてた
まるか 勝つのはこちらだ 覚悟せよ!」クールガイが熱くなるのは珍しいのだが
「強いよ貴様ら闇の軍勢は だが連合してるのはお前達だけではない 我らの友が
更に一歩上手だったのだ、戦争とは蓋を開けてみなくては分からぬがな」と小夜香

「これが太陽の軍勢か 覚えておこう、今迄で最強の敵だったと どうした 来い
世界を救って見せろ クック 私はソロモン王の指揮を仰ぎたかったが」ボティス

まだ終わってない! 奴等との戦いはこれからが本戦「凶星は落ちない 決して」
遠い何処かで誓いを立てた気がする 絶対に認めてはならぬ 私もアナタも・・・
可能性は1つに固定などされていない、辿り着いた読者達がその事を知っている!
眼を付けていた邪神は先に葬られている 誰が相手でも 折れる采配は許されない
場外では雷雲がゴロゴロと不気味な音を奏で始めていた、戦場もまた単体にあらず

                               第90話 黄金郷編 5030文字 (続)

紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV

イメージ画像 不吉な雷雲画像 遠目の稲妻 場外では悪天候 キャラは映っていない

あー、第二部もそろそろエンディングが近いだろ (^Д^)・・・そう思うのが一般的です

バトル好きな読者の方はどんどん先を所望する ならばこのまま突っ走りしていくのが吉

次回 悪意をきっかけに小説の魅力にハマる人物もいたりする

 

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

投稿サイトでも掲載中(画像は無し)