メディアの調査によると、内閣支持率はインターネットの回答よりも必ず高く出る
この時点でフェアな世の中になってない事に気がつかないなら愚民 イカサマだ!
20%前後はマスコミの都合だと知って下さい皆様 無差別の意見なら一桁台が真実
組織票と情報操作 テレビが衰退してボロが出てる・・・次に寝首を搔くのは誰か
メニースターズ
第85話 黄金郷編
驚いた事に仲間割れの気配が見え隠れするソロモン軍の会議 続きを読者は急かす
これはアドリブではない、72人いたら誰かとは対立するのが定説 今後はどうなる
「何でソロモン軍に複数の王がいるのか まとめられないのだよ 私は消されるの
が嫌だから逃げたいのだ 本当だ、何がおかしい 予想通りだな」アスモデウスは
「私は残ります 当然でしょう 太陽の軍勢とは一度手合わせしております 負け
たから今ここにいるのです 宿命でしょう 茶番に付き合うつもりはない」アデル
「そうですとも! 良く言ったアデル伯爵 ロノウェ隊の無念は我が晴らす うつ
けは要らぬわ 全く、怖いなどと アスモデウスは破門だ何が王よ笑わせる」鉄鎧
「ガープ総裁 ご無礼をお許しください 私が間違っておりました 今後は貴殿が
指導者に相応しいかと 臆病者に王は務まりませぬ、節穴ですが良いですか」黒鳥
「そうか、分かった しかし中々したたかだな貴様は 太陽の軍勢か 化け物なの
は間違いない様だ アスモデウス、もう遅いぞ 逃げるならそうすればいい」貴族
今日の会議が今生の別れよ 世話になったと憮然の旧王、先が見えぬ者に指導者は
いや「勇気ある諸君よさらばだ 私に勝てる追手を差し向けて来い」ふてぶてとな
「本当に逃げる気か? 愚かなり 今日は最高の茶番だったという事か 子供か!
見てくれだけではなく中身まで 魔力の元を去るとは、滑稽よ はっはっ」アデル
「クズめ! 何で貴様が王だったのか 片腹痛いわ 大陸制覇後に言い寄っても仲
間には入れんぞ、その前に裏切り者として処分されるわ チビが」強気のフルカス
「怖いのは太陽の軍勢ではないよ おっと、私はもうソロモン軍ではなかったなぁ
消えたら終わりよ ここに何があるかよく考えた故よ、愚か者が じゃあな」弱王
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何食わぬ顔で王座から退場を余儀なくされたアスモデウスだが どう見ても裏切り
この光景にあっけに取られた配下は少なくない 寝首を搔くのは誰であろうか――
黙ったまま尾行をして来る偵察隊がチラホラと、討ち取れば昇進は間違いない状況
闇の組織の中でも成り上がりを試みる者は大勢いる 好機到来と見るか、あるいは
「私は侮辱されても構わん 腑抜けよ 臆したのだ、クック そうか サウルーン
軍は指輪をな 成程 貴様らも笑っていいぞ、闇討ちは大歓迎よ」とアスモデウス
・・・城から大分離れてしまった様だ 他の幹部はわざわざ腰抜けを追って来ない
「どうした 討ち取る気で来たのではないのか 総裁について居れば世界制覇の夢
が叶うやも知れんぞ? あそこには魔力の元もあるしな 何故ためらっている」王
「ご冗談を! ガープ総裁では世界は取れませぬ、よくよく考えれば分かる事です
追手という形で私もこのまま遠くに離れますよ 炭屑など洒落にならない」偵察隊
「やはりあなたは王です、アスモデウス様 全滅したら世界どころではない 一先
ず西に向かいましょう 太陽の軍勢は囮だと気づかぬとは 何という愚かな」隠密
ソロモン軍の先発部隊は一度アンリ達と対峙して戦略的撤退を試みている 冷静に
現在は突破されてるがその事をまだ本陣側では把握していない 司令はガープ総裁
「・・・よくぞ言った強者よ 先に現地で惨状を見たのが幸いしたな エース共和
国に味方しているのか 空から一網打尽だぞ しかも部隊ごと消滅しておるのだ!
人間なわけあるまい あるいは超兵器を開発出来るのか どちらにしてもあの戦力で
勝てるはずはないぞ、3つだと聞いたな 西にはないのだな よし ここで決別だな
だがソロモン軍ではなくなるぞ、いいな 南に向かった部隊がどうなるかで私の判
断が証明されるがな ふふ 太陽の軍勢は利用されているわ 誰が踏み込むものか
あのモノリスだったか 魔力の元だと、違う もっと別の役割だ副産物に過ぎない
のだろう 私が恐怖を感じたのだソロモン軍の王が クロケルは節穴だな」洞察を
「情報ではサウルーン軍が敗北した後に発見されたと、クロケル殿が他の勢力に動
揺された時に敗北が見えました 無かった様です元々 我らではないのです」偵察
「ソロモン軍でもサウルーン軍でもない しかも人間に扱える様な代物ですらない
共和国に得体の知れない何かがついている、しかもあり得ない兵器を」隠密の読み
一時の屈辱か、それともプライドをかけて玉砕するか 意見が対立する組織内部で
配下は基本的に報告以外は軍議に口を挟めない 戦況を誤れば敗北に直結する――
「侵略される恐怖がこれほどとは 消されてたまるか、見つかったら終わりだぞ!
何者だ? 誰かに見られている気がして軍の面子所では無いわ 私は間違ってない
地上は取れぬ ハーデスだろうが他の闇の一派とかそういう問題ではない 決定的
に違うのだ 腑抜けで助かったわ 地下ならやり過ごせるやも知れんな、正に恐怖
とにかく西だな、離れるのだ 裏切り者だと 馬鹿めが王のクセに逃走だと 違う
そうではない! 全て標的にされたら無になるのだ、瀬戸際の軍事だ畜生が!」王
かつてないほどの侮辱を同胞から浴びた 内心は、はらわたが煮えくり返る不始末
追い詰められていた 組織の頂点はソロモンだが地上に降臨する余力は今は無いと
小心者に戻る場所は用意されていない・・・弱いならば超えて見せろ! 闇は囁く
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南の辺境地点で
「ピッ ピッ どうやら離れるみたいですね 東に向かうつもりだわ 合流する気
ね 向こうの方がパワーが大きいからそれなりに時間がかかるハズ ならば」隊長
「こっちの奴は諦めたのか ふん 回収スピードは俺達の方が上なんだよ 見てろ
テメーらの一番近くの母船に最新式でお見舞いしてやるぜ 待ってろよ!」カイト
「ピッ ん あー、COBRAが消えたと思ったら余計な奴らが近くに来てるね 奴等
ソロモン軍ってのは邪魔だな 機嫌悪い時に寄るなんて 掃除に行く」アーメット
「現地民には有毒のハズだが 例外って事かこいつ等、俺が行きたいところだが任
せるわ、小型パルスガンと肉弾戦で十分だろ 楔を狙うとは 消してもいいかな」
「邪魔しに来たんだから恨むなよ よし この星の軍隊がどれぐらいやれるのか私
が試してやる 有害なのはソロモン軍なんだろここじゃ 丁度いいだろうよ」同僚
最速で行動しろと上司から念を押される 回収が済んだら先に空に出ている仲間と
現在エース共和国の制空権で待機しているか その後に経過報告をするとの事だが
元々は管轄外のアルカディア この地を訪れたのは遊撃隊の一部、時間は有限――
そしてソロモン軍の別動隊へ
「進め 情報通りに来たのだもうすぐよ ぶっひっひ 支部を任せられたら我がい
かに有能か皆驚くだろう 見た目で損をしてる分を払拭してくれる」幹部バティン
「ひゃひゃ 進軍だあぁ は? 隊長 何か遠くに 見えま へ?」配下の髑髏兵
「え 誰だコイツ どこから来た、何で目の前にいるんだ いたっけ誰か」敵隠密
あっという間に死角に入られる始末 この時点で戦力差がまるで違う、愚か者には
「馬鹿が 何故近づいた 念の為に聞いておくお前達ソロモン軍だな? 任務遂行
妨害とみなし排除に出る 割とゆっくり近くに進んで来た真っすぐね」アーメット
「ブヒヒ お嬢さん 今は戦争中なのを知らなかった様だな? ソロモン軍の名前
の意味も知らんとは 小さくて存在に気がつかんわ 踏みつぶしては遅いな」幹部
「ひゃひゃ まさか 人間が俺達の近くに来るなんて、手に何かおもちゃを持って
る様だが 何だそりゃ、どけどけ 豆粒に構ってる暇はないぜ」嘲笑う手下達だが
「はっは どきなさい 遊んでいて気がつかなかったのであろう 任務は我らの方
だよ 何言って、は? あれ 消え 何だ 今眼の前にいただろうが!」追えない
何だと? どこに行った、いただろうが 踏みつぶしたか と豚に似た幹部は焦る
愚弄されたと思ったのか 見つけ次第に食ってやる腹積もりらしい、さてどうなる
「は 何で俺の前にいるんだコイツ お、おいどうなって」ジュ、カラン(消失)
「次 消えただって? コイツの事か おもちゃだよ、試してみろ 戦争の意味を
知っているのか貴様ら 数秒生かしておいている 何故近くに来たのか」領域外だ
一瞬現れたと思いきや、また姿が確認出来なくなる こうも開きがあろうとは――
「また消えた? 何だ どうなって、うわわ 俺の目の前にぃぃ」パンッ(霧雨)
「銃が嫌ならこっちでも構わんぞ 安心しろ貴様らの汚物で汚れないようにフィー
ルド済みだよ 蹴りか拳か希望を聞いてやろうか 覚悟せよ 下等生物が!」え~
「ブおお 貴様ぁぁ! 我らをソロモン軍の な、何処だ く、クソッ まやかし
だ! 怯むな 何かの魔術で目くらまししておるな ハア、はぁぁ」鼻息の豚将軍
「ま、魔術だ こんな事あるわけ、あわわ ブシュ、ジュ、パンッ(次々と消失)
ひゃあぁぁぁ 悪魔だぁぁぁ! ひいいいいい」邪悪に言われたらお終いだとよー
「最後に教えてやろう この星は我ら以外も来ている 貴様らの様な下等生物が呼
び込むのだ 愚かな、利用されてる事すら知らぬだろうが 消えろ」これはひどい
哀れなりソロモン軍 南のモノリスに進軍していた別働部隊をこの後確認出来た者
は誰もいない 圧倒的な戦力差を感じ取った臆病者だけが荒野に去ったのだと――
各地で動乱の気配が動いてる最中にも太陽の軍勢は進軍を続けている 再び軍議へ
D国 ソロモン軍 本陣
「無限に魔力が使えるなら大陸の全制覇など容易いが、計算通りにはいかん」総裁
「左様で、先日は実に不愉快な思いでした 新たな仲間が増えております」アデル
「フハハ あのチビは初めから気に要らなかったわ 成程、精鋭を厳選していくと
それで結構ですぞこのフルカス 腰抜けなどに座らせる椅子は用意をしておらん」
「今の状態で全員を召喚する事は不可能ですが 仮に出来ても混乱するでしょうな
帝王のソロモン様は深い眠りについてます 残念ながらまだパワー不足かと」黒鳥
「よし、クロケル 先に私を起こした事には誉めてやろう 72柱がボティスをな!
その化物達、太陽の軍勢だったか 何処まで来ているのだ今 強敵と聞いてるが」
ひと悶着あった陣営だが 気を取り直して今後の対策を進めようとするソロモン軍
「現在 我が城の南西方面の山道大橋付近ではと、進軍速度は早いようです いつ
の間にかD国領土内まで入られた模様です いかがいたしましょうか」新規偵察隊
「奴等 別途に補給部隊でもいるのでしょうか? どうやってエネルギー確保して
いるのか情報がない まさか不眠不休で進軍してこれるほどの距離では」黒い配下
「そうか、警戒はしているが いや、気にするな もうD国領土内なのか 確かに
補給なしで来れるとは思えん まずいぞ 大橋を超えられたら直ぐ手前だ」ガープ
「速い、この間の茶番劇からそれほど日時は起っていないはずなのに 進軍に対し
て正確な地図の他に何か移動手段を持っているのでは 化け物か奴等」アデル伯爵
「騎馬軍だったとは聞いていませんが 最短ルートで向かって来ているのは間違い
ないでしょう 速いな 予定なら南に支部を確保して戦力増強のハズが」フルカス
王が逃げては予定も狂うというもの 全くアスモデウスめ と、舌打ちのボティス
ここで意外な提案が出る、彼は別の大物を招いておけと 他の幹部の意見はどうだ
「ベリアル王をどうかと仰っておりますが、何か引っかかる 私はここは意見せず
におきましょうか 他の方 どうでしょうか、聞いた事のある名かも知れん」伯爵
「ベリアル様ですか 王で間違いありません 我がソロモン軍の いや、ボティス
殿 その案は今一度検討いたしましょう、私も何か引っ掛かるものが」とフルカス
「そう思うか 実は私もなのだ ボティス、折角の推薦だが止めておけ そうだ!
堕天使ベリアル 裏返るかも知れん 念を入れた方が身の為だな」総裁は推さずか
「実力者ですが 傲慢でもあります 危険でしょうか ボティス様 今の状況を考
慮しましょう 残念ですが、今回は見送りかと 腑抜けには思えませんが」黒ケル
多数決で新しい王の召喚は見送られる事になりそうだ ※実は呼び出せないのだが
ソロモン軍としては大橋まで部隊を派兵しないと不味い状況 幹部達は画策する、
「そうでした ふふ 城の防衛に関しては私に策がございまして これは次話とい
う事でいいですな? 読者の都合など知りません 2部に分けろと聞こえたが」軍師
「画像無しなど笑止 はっは そういう事だなアデル伯爵 防衛の件はこの会議の
後別途で修正案があります そちらも合わせて煮詰めていきますか」豪気な鉄鎧だ
「よし 茶番を挟んだが概ね良いとの事だ気にするな クロケル 橋に最速で部隊
を派兵しろ 人選は任せる、私は退かぬぞ 腰抜けのアスモデウスとは違うのだ」
現在の総指揮はガープ総裁が取る事で一応の落ち着きは見せている 全員は呼べぬ
最速行動でソロモン軍に迫るアンリ達 そうはさせまいと画策する悪の首脳陣側が
南に向かった別働部隊の惨劇は両軍すら知らずに 物語は佳境に向かい始めた――
第85話 黄金郷編 5022文字 (続)
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今でこそホームページに掲載してますが ゲーム側も完成に持っていくまで障壁を経験
制作者にもよりますが最後まで折れなかった方々が形に残せる分野、評価は未知なので