ソロモン72柱の悪魔が塞ぐ果たして最強を示すのは誰か

組織の頂点がソロモン王、普通に考えればそう・・・ところがだ 役職の多い72柱
もう好みでいいのではないでしょうか 様々なゲームに登場してるので悪魔の殿堂
ノベルで全キャラを説明すると他の側面が疎かになり バランスが悪くなると思う
よく聞く名とそうではないキャラがいる、うちでは合体を考慮しておりませんので

メニースターズ
第86話 黄金郷編

ソロモン軍の本陣はC国の研究所ではなかった、北上しD国の領土内を進む主力達
現在のルートからだとあと少しで中枢の大橋が見えて来る頃だ、その先を超えれば
所々を徘徊している廃人の穢れでは太陽の軍勢を止める事は出来ない 奥へと行軍
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「あら この辺は原案通りか そりゃそうでしょうね C国から最速で進んでるけ
ど私等の進軍速すぎるの 急展開過ぎだと同時に手抜き感が出るからと」マスター

「たまに姐御は分からない事を言い出す癖がある様でやんす はい 次」とハット
「遠くから偵察隊が様子を見に来てたのは知ってたぜ、研究所から敵の本陣まで急
に行ったらおかしいがな、邪魔しに来た 当たり前か 陣取ってるわな」ドミノが

「流石に本陣までワープとか出来ないから妥当でしょ 面倒だからこれでいい」♣
「え、最短ルートで来てるわよ 当然でしょ 研究所跡以外は割とスカスカだって
事よ これでいいわね 領土拡大に徴兵が追いついてない証拠なのね」とリーダー

ドヤ顔で小夜香が物申す「速いさ私等は、休憩所の中は時間が遅いのだ」その通り
外に出た時には周りからは小休憩位の時間しか経過してないのだ その分を移動に
充てている むろんソロモン軍の首脳陣はこの事実を知らない、怪物に思える理由

「一応それなりの説明つけておかないとさ ホントに手抜きだと思われるじゃんw
休憩で体力つけたら全力で進軍した事にしなさいよね 私が許すから~☆」射撃手
「敵勢には不眠で進撃して来てる様に感じるんでしょうかね 実は私等休憩の際に
進軍地図の作成をしているのですよ ここ捕捉として言っておきますね」錬金術師

「軍隊ならそれぐらいは当たり前でしょ 救護班はいないの私等は」スカーレット
「後半ほど構想に時間がかかるのよ 私等は知らんが 相変わらずの作風だけどさ
で、ここって橋を起点にしてるのかしら 突破するに決まってるでしょ」コバルト

・・・要となる北の大橋の手前で足踏みを強いられる事になった太陽の軍勢である
そろそろ夕暮れの時刻と思われるが 天候は荒れていない、だが敵側の殺気は濃い

当然の様に周囲は厳戒態勢で兵を配備していた 北東側に進軍すればあと一歩だが
西側へ迂回出来ないか、模索するが 敵側に回り込まれれば挟撃される恐れも有り
この場所は既に奴等の勢力圏だ 橋を渡るにも守備兵と対峙せねばならないだろう
迂闊に動けば集中砲火を受ける事になる この場で足止めを食らう事になった一行
闇の軍勢と交渉は意味を成さない 世界全土を掌握すると宣言してるなら討つのみ
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「! 現れおったか 本陣の言っていた話が本当なら信じられんスピードだ どう
やって補給しているのか まさか、奴等不休で進軍している訳じゃあるまいな?」
「分かりません こんなに速く橋の手前まで クソ、宜しいのですかシトリー閣下
君主の貴方が現場に出撃して来るとは 本部には止められた様ですが」と闇の兵士

「ここに来たって事はゴモリー達はやられた証拠だな 太陽の軍勢だったな この
野郎が 舐めるな、このブネが切り伏せてやるわ もうまぐれはないぞ」72柱の衆
「あれから南西部の偵察隊とも連絡がついてない 南の支部の話はどうなっている
共和国の侵略作戦も見直しと聞いたぞ、ソロモン軍が これ以上の辛酸など」手下

勇もうとする配下をたしなめる敵将、「油断するな まぐれではないぞこの波動」
・・・普通の人間ではない事には気が付いた様だが エース共和国の兵では不可だ

「私達の強さが分かるのか 橋の向こうにいる二人、ソロモン軍の幹部でしょうね
流石に警戒しているな ここに陣を取るという事は間違いなくこの橋は要所」錬金
「片割れの隻眼男 今までの奴とは殺気の質が違うな 切り伏せるだと 死合って
みるか私と 不足なし! 姫、奴とはこの小夜香がお相手してよいですな?」隠密

「勇むなよサムライは、なるほど スゲー殺気だわあの片目 接近戦はヤバい感じ
がするね 司令は奥にいる方 コイツが大将だな それっぽい感じよ」軍師のモカ
「小夜香、敵の挑発に乗らないでよ ここが要所かな 南側と西側に橋があるわね
分散するのはダメよ 何か罠を張っているかも知れないから どうする」アンリは

どうにも嫌な予感がすると紅蓮が呟く「流石にそれなりの布陣を敷いて来てるわ」
敵は飛行部隊の偵察隊を含めて多数が集結している、イージーモードに非ず――

「クソ野郎めが、あからさまにこっちに殺気を向けてるね 一度体制を整えようか
余り離れないでよ 私等が撤退したら世界は地獄に染まるわ」先頭の統括と騎馬師

絶対に通さないといった布陣か しかし、残念ながらこれは戦記 バトルの開始だ
一の手は投げ槍を構えたお決まり、突撃部隊の山羊頭が向かって来るが「迎撃!」
橋までは若干の登り傾斜 スタミナの消費を軽減する為に偃月の陣で迎え撃つ面々
大将が先陣に立つ為に全体の士気が上がりやすいが ここはピジョンを信用するか
アンリ達は部隊としては小規模 機動力を最大限に活かしたい、必殺は出しにくい

「行け! ソロモン軍を甘く見ている輩には現実を判らせてやれ 君主まで現場に
引きずり込むなど これ以上の屈辱は許さん 一人たりとも逃がすなよ」敵重戦士

「ひひ、呼んでねえぜ 勝手に出て来たんだろーが ガチンコだな当然♂」ドミノ
「戦争ですぜ兄貴、面倒だから他も全部呼んじまいな 王以外もまとめて」ハット

「? 全部だと、馬鹿め 72柱が全て揃うのは地上を制覇した後でじっくりと成し
遂げてやるわ 無礼者が 組織のイロハも知らぬのか貴様、知能は低いのか」ブネ
「馬鹿な奴らだ くっく 今頃は我らの別動隊が南に支部を築いている頃だとも知
らずにな(君もな)袋小路なんだよ貴様らは 残念だったな」次々に襲い掛かるが

SRPGStudio イベント画面 待ち伏せしていたソロモン軍の精鋭部隊 72柱の一人、剣豪のブネが狙っている 統率が乱れている気配だが

ひゃひゃ、小隊ごときが舐めるな、とソロモン軍の歩兵が一気に畳みかけて来た!
対するのは陣の両脇にいた小夜香とアンリか 抜刀して投げ槍を弾き飛ばしている
そのまま近寄った敵から斬り伏せるが「速射は出来ないのでもう少しお待ちを」と
ロシェと紅蓮は無詠唱を会得していない ピザ兄弟がグルグル周辺を旋回して打撃

まるでバッティングセンターの乱れ撃ちのように ホームラン狙いの殴りまくりか
ピジョンとコバルトが山羊頭を横なぎにする、「橋の手前で削っといて」後方の弓
扇状に太陽の軍勢を取り囲む闇の一派達、ここで一旦混戦の様相だろうか しかし

「全員呼べるほどの余裕があるわけねーだろ タコ 敵の君主が現場に来てんだぜ
焦ってるの丸わかりな、支部? はいはい 凄いわね ふーん(棒)」クローバー
「残念だわ 72柱は全員は見れそうにないね 組織って各々役割があるの」と統括

エンジンがかかって来たのか 囲もうとする敵を片っ端から吹き飛ばしていく面々
物理組に加えて詠唱準備の終えた後方からの魔術支援、合間からの矢の連射が飛ぶ
放った魔法は火球のようだが、着弾した瞬間に爆発する 爆炎が広がり現場は混沌
闇側の前線は密集していたので丁度これで煙幕代わりになるだろう 戦い慣れの証

そのままじわじわと行軍すると敵将と思しき男の姿が見えてきた、片割れの隻眼が
やはりこの大橋の先が敵の居城に続いている「左右に警戒してよ!」とアンリの喝
突進して来た相手の勢いを利用して体勢を崩させる 隙に首元に刃を突く小夜香か
だが、その前に割り込んで来た影が 斬撃を受け止めて防いだ、赤銅の鎧兜の武者

「へえ、重戦士系だね コイツを倒せば橋に足がかかるさ 宜しくねー」コバルト
「数だけ多くても正確性に欠けてるよ相手は 馬鹿と腕相撲とかせんから」モカは

更に敵兵の一団が押し寄せてくる、大将の男は配下に任せたか 挟み撃ちは防いだ
南側の大男がゆく手を遮ろうと立ちはだかるが「重戦士は魔術に弱いのが定説で」
炎から氷撃に切り替えて足元を狙うロシェだった パワー頼りだと小回りは効かず

バランスを崩したところで、両脇からピジョンとコバルトに槍で狙い撃ちが交差を
追い詰めてピザコンビの強烈なラリアットが炸裂 振り回されて地面に叩きつける
集団戦闘に卑怯も何もない 倒れたら最後、敵味方お構いなしに踏みつけられ没す
流れを掌握出来なければ生き残れないのが最前線 偃月の陣が功を奏した形か――
                   
                   
              だが、敵の援軍が到着する      
「遅いわ、やべーぞ コイツは化け物だな ソロモン軍の突撃隊を何だと思ってや
がる 人間なわけねーな ククク そう来なくてはな いいぞ もっとやれ」ブネ
「笑ってる場合か おい、陛下を御守りしろ貴様ら ちっ 何でガープ総裁が司令
塔なんだ 納得せん フルカスの馬鹿が アスモデウス様を見くびりおって」同族

「遅れましたシトリー閣下 本陣の方でやや手違いがありまして すぐに警護に当
たらさせていただきます、何をしているんだ少数相手に 全く」ダークソルジャー

護衛に来たのは別の72柱の様だ、部下からサブナックと呼ばれている将 当然幹部
誰を召喚するかは明らかにされていない 黒カラスのクロケルは中堅クラスらしい

「こいつ等が太陽の軍勢ですか 誤報じゃないのか 私も納得いきませんよ 何で
シトリー様が現場に、どうなってるんだ? 色々と訳が分からないな」護衛の部下
「構わん! 自分で志願したのだ 私がここで負けたらソロモン軍は王手になるぞ
サブナック、分かるな? これが脅威というやつよ よく覚えておくといい」君主

敵の包囲網を打ち破りながら奥へ進むアンリ達だ 行く手を遮る闇の幹部が控える
赤胴の大男では時間稼ぎにはならなかった模様 罠を仕掛けていないか警戒するが

「援軍、いや 護衛隊かな これでボスは三人か 向こうの陣営で何かあったんで
しょうか 一般の兵は何故か動揺してる感じですね 気のせいだろうか」錬金術師
「あの奥にいる大将 結構偉いやつなんじゃない? 仲間割れでもしたのかしら~
フフ 組織って大きくなるほどまとめるのが難しくなっていくのよね♪」紅蓮さん
「私等が普通の人間じゃない事に気がついた様だけど 一足遅かったわね いい線
いってるわよソロモン軍は 昔の帝国軍となら互角の勝負出来るかも 多分」モカ

ピジョンと他の数名は太古の時代から戦いには慣れている 覇権争いの過去がある
あくまでも停戦中らしい 詳しい事は私の旅団編を参照しろとの事 (^Д^) な?

「うやむやにされたらしいな 遠い昔の事の様だが マスターの前では禁句なのだ
またアノ眼で不機嫌になるぞ 帝国に負けた覚えはないそうだ、参考までに」隠密
「聞こえなかったことにしてあげるわね 保留です、誰が認めるかよ ソロモン軍
でしょ今は 組織は大きければ強いってわけじゃないのよ 証明してる」ピジョン

「ひひ、飯が不味かったら一緒に抜けてたぜ兄弟 ツケがあるからな一応」ドミノ
「帝国の女王様は落ちぶれて汚れ作家の仲間でやんす 世の中分からんね」ハット
「両脇に立たないでよアンタ等、私ってモカさんと凄い犬猿だったのよ元々 何で
か理由はお互い知らないけどね 時代違うのに 何処かで敵同士だったか」騎馬は

何気に上空を見上げる義理の導師 善も悪も一握りにあらず、もう踏み出している
「ソロモン軍も一枚岩じゃないって事よ 突破で王手ね」とぼけているが果たして

「ふん、間合いまで入って来い 分かるだろうさ クク」自信ありげな72柱のブネ
「切り伏せと言ったか貴様 ならば私が相手だ! なまくらで挑もうとは舐められ
たな そこまで余裕がないとは、参る」武士の血が騒いだのか前へ出ようと小夜香

(´・ω・`)・・・「私は接近戦はするつもりはないわよ 何よこいつ」ですよねぇw
斬り合いが必須の場面ではないのだよ 紅蓮を初め遠距離属性なら近くに寄らない
御前試合など戦場には用意されていませんので 周りを囲んで削るに決まってるさ
鋭い殺気を放ちながら刀を振り回すが、射程の範囲外から魔法と弓矢の的になるし
                   
                                      
「チッ 我がソロモン軍に勝てるつもりなら行け 腕が鈍ったわ」敵将を一体撃破
「家臣は首領を選べぬと知れ 我等だからこそだ」一騎打ちは味方に止められた侍

これで残りは大将と護衛の部隊が相手だ いつの間にか大きな桟橋は後方の一行か
細長い馬道が北東に伸びている 広範囲を蹂躙するには徴兵が追いついていない敵
ギャンブルとは別だが時としてブラフが必要になる 進軍のタイミング次第による
エース共和国の兵力ではソロモン軍の落城は狙えない 夕日が陰り出している――
                                                        
「こいつ等がロノウェ隊をやったのか? いや違うな 第一南から行軍して来たぞ
ちっ 節穴め、クロケルになど恩義は無いぞ私は 戦略ミスだろうが」サブナック
「分かりませんね 他の部隊の事を言ってるんでしょうか、研究所とは別の方向か
ソロモン軍の幹部でしょうね 残念ながら通りますよ 覚悟!」ロシェと味方勢だ

( ´ー`) 待ちたまえ諸君 このケリは次回に持ち越しなのだ、寸止めの定期だと
人は悪天候が繰り返されると気分が滅入るらしい 陽の光を浴びて運動せよと――

           第86話 黄金郷編 5039文字 (続)

紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV

SRPGStudio ステータス画像 敵将のシトリー 階級は君主 地位は高い この後プレイヤーに囲まれて敗北する 夕方の大橋付近での遭遇戦

肩書を重要視するのはその組織次第 社長より実権を握るのは会長とか、CEOだろとか

HEYユー! 君もヤッちゃいなよ、で済まされる時代は終焉 傲慢さのツケは必ず来る

次回 クリエイティブなプロットで小説を魅力的に磨き上げる

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

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