読者様へプレゼントを用意すべき では必殺技を食らいなさい!

はっきり言わせてもらうとクレクレ厨は好きではありません、何だよケチな作者め
ちょっと待って頂きたい! 無料クーポンだけがプレゼントだと誤解してませんか
読者にアイテム配布は出来ませんので 週末の暇つぶしにはなる長編の戦記はここ
ストーリー執筆に悩んでる書き手にはヒントになるかもなのだ 読み専も歓迎中😊

メニースターズ
第67話 黄金郷編

苦戦を強いられていたエース共和国の前線部隊だが 太陽の軍勢と入れ替えている
再度の突破を試みたサウルーン軍の一味は北の街から出撃したアンリ達に討たれた
一度本部へと退いた三銃士と守備隊は 陸つながりのアール特別区へ出兵している

 

                  悪党達の戦略
「報告します 共和国へ向けた我が部隊ですが敵の少数部隊に撃破されそのまま北
方向へ進軍を許したという事で 現在情報の確認を急いでおり」慌てる偵察の山羊
「負けたのか しかもそのまま進軍して来るだと? どういう事だ! 少数の部隊
だと聞いてるぞ おのれ、何か怪しげな兵器でも使っているのでは」上司の悪魔角

「やられただと 使えんな、トカゲには荷が重かったか 光の一味などという戯言
に付き合うつもりはない コチラに向かってくる気か よし 次の部隊だな」冥王
「二度も、有り得ません 本当に人間でしょうか? サウルーン様 お言葉ですが
その別動隊とやら普通の軍隊ではなさそうです 要警戒を助言いたします」レモン

「太陽の軍勢だったか、我らの中枢迄踏み込む気か ちっ 奴らまさか宝具を所持
しているのではあるまいな 私等の別動隊からは未だ吉報が届いておらぬ」幹部A
「フォフォ 面白い 戦争はこうでなくてはつまらん 次は我を出せ!」別の邪竜

「次は私が行きます 太陽の軍勢だと? 調子に乗るなよ サウルーン軍の重騎馬
軍が相手になろう、出撃の許可を! 闇の軍勢を侮りおって」鼻息の荒いオーク族

予定が変更になるのは善も悪も同様である 警戒を始める悪の軍団、現在戦時中だ

「どうやらそう簡単には地上は取らせてくれない様だ 万が一に備え城の周辺の強
化を急げ ここまでやって来れるハズはないが 留意に越した事はない」ラーク卿

「クソが 宝具を見つけているのか いやまだ分からん、別動隊は何をしているか
指輪でなくても構わん 何か他の土産でも持ち帰らんか 馬鹿共 これでは笑い者
邪神パズスなど俺の引き立て役に過ぎん 参戦要請の前に闇に染めておけ!」司令

アンリ達一行は先の戦いの後進路を北から西寄りへと変更していく 虚を突かれた
形となったサウルーン軍は急遽東側へ騎馬軍の手配を急ぐのであった そして、
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「かっかっか 反撃開始ってな これでサウルーン軍も他の地区を攻めあぐねるは
ずよ まだだな、太陽軍がもう少し進軍するのを待て 厳重体勢を維持な」白い鳥

「三銃士は既にアール特別区にて警戒態勢中です 他の地区も我等の守備隊が防衛
線を張っております、首相 コチラの準備は着々と進んでいますね」不安な書記長
「今共和国から使者を周辺諸国に手配している最中だ まだ動くなよ 敵の中枢が
弱ったのを見極めなくては失敗する やはり太陽軍次第という事になるか」と元首

エース共和国の内情だった 悪の軍勢と隣接している為一番の的にされるのは確実
だが向こうは世界中に宣戦布告している、この先の動向が気になるのは周辺も同じ

 

                諸国周囲の反応
「ねえ 今の戦争の状況ってどんなの? このままD国が世界侵略しちゃうのかな
中身ヤバい連中だってよ ひょっとして狂人とか全部利用してるんじゃない」狩人
「どうやら風向きが変わってきたみたいです 共和国が秘密の軍隊を隠していたそ
うです、噂ですけどね 以前にC国の主力を撃退した精鋭だとか聞きました」術師

「俺も聞いたぞ だがD国はもう化け物が支配してるって話もな どうなっている
人間じゃない相手に勝ち目などあるのか 確か太陽の軍勢とか言ってたが」情報屋

「太陽でも月でもいいよ D国が狂ったのってその化け物共が原因なんだろう 薬
物関係の怪物とかさ、でもそんな簡単に倒せる相手なのかねぇ ヤバいって」傭兵
「君達の耳にも入っているのか 化け物と手を組んで世界侵略を企んでいたようだ
北側一帯全部蹂躙したらしいけど その精鋭が待ったをかけているとか?」狩猟者

進軍するアンリ達をよそ眼に共和国周辺では、D国に対する包囲網の準備が噂され
始めていたのだ 化け物に打ち勝てる{太陽の軍勢}として そしてその進軍先は
前回と合わせて連戦になる模様だ あちこちの農作物が食われている、急いでくれ
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「あら少し甘く考えてたかしら 割としっかりと配備してやがるわね 小橋を渡ら
ないと進めないみたいよこの地形は、セリフ終えたら説明入れてよね」ピジョン氏
「私達が途中で進路変更したのを知ってたみたいですよ 当たり前か 他の部隊は
踏み込んでないですから、一般の兵士では進軍する馬力は無いかと」ロシェは語る

「ちょっと、あの山羊共 黄金郷の近くでもうろついてたわね 成程 偵察代わり
に大量に飼っているのか、血走ってる豚も参戦してるみたいだから 宜しく」紅蓮
「現れたな! 馬鹿め お前らの進路などお見通しだ 太陽か星か知らんがここか
ら先に進めると思うな ニンゲンなど我らに大人しく支配されればよいのだ」敵豚

「ここで抜かすとは オーク族だったか 山にいたのとは違う類の様だが 鬼の一
味ではあるな そうかサムライとは天敵かも知れん 受けて立つ ゆくぞ」小夜香
「何納得してんのよ 狂戦士はいないみたいね こいつ等サウルーン軍の正規部隊
なんでしょ 奥の方にデカい化け物も控えてるみたいだしさ 待ち伏せか」アンリ

一口に龍族と言っても幅は広い 空を舞うのが得意な翼竜、鱗が硬いワニ型もいる
今度は地上型の大蛇に近い種族の様だった 巨躯に複数の首、凶暴そうなオロチが

「フォフォ 小さいのぅ 一口で丸飲みよな 貢ぎ物の酒を出して貰おうか」大蛇
「ファファ 踏みつぶしたくなる小者が、兄弟が一体だと誰が言ったか」正に邪竜

「うひょ、俺達は晩酌するつもりはないでやんすよ 凄く大きいですぜ♂」ハット
「ひひ、馬鹿野郎が 別なところ掴むんじゃねえぞ 今後は益々面白い~」ドミノ

「だからさ、何で両脇に立つのよあんた等 私は長身だから目立つのよ」コバルト
「蒲焼にしますとか言わんでよ 豚の部隊は警戒してるから後回しになるわ」モカ
「ここで食料調達は勘弁なのよ 食わねぇけど♪ もう雑魚はお終いみたいなんで
ここから本番でしょ、急ぐとつまんないからゆっくりでいいわ 体制よろ☆」導師

曇り模様の夕刻に近い時間だろうか どんよりとした雨雲の真下、進路には浮島が
マスターが言っていたように此処は小橋を渡らないと奥へ行く事が出来ない地形だ
中央にある高台から大型の敵射手が狙っている 敵は飛翔可能な槍兵が控えていた
先へ進めば途中で挟み撃ちを仕掛けて来るだろう、北と南に伏兵がいる 危険だが

距離的に迂回はムリ正面突破しかなさそうだ 橋を渡る前にまずは上空からの襲撃
大型弩弓の餌食になるわけにはいかない、警戒しつつ最初の一歩を踏み出すか――
・・・構うな! そのまま一気に壊滅させろ 最奥の騎馬軍が前方を煽りたてるか

SRPGStudio 出撃準備 浮島付近で敵と対峙する ゾンビ突撃隊が吠える 西側に敵の大群 自軍は東方向 時刻は夕方と思われる

「シャー速攻だああ かかれいぃ! 串刺しだあぁ 焼いて食ってやるぜ」突撃兵
「来た! 予想どうり飛行部隊から、皆さん上下にも注意して下さい」構える錬金
「戦とは腹が減るものだが むざむざ餌になどならんよ 飛べるとはいえやってる
事は狂人と変わらんぞ、異形の山羊と正面からのゾンビ達だな 各々宜しく」隠密

荒々しく接近しながら早速に槍を投擲して来る シャアア! 武器で弾き飛ばすが
この程度でやられる軍勢ではない、攻撃範囲に入った途端になぎ倒す準備を始める
次々と降り注いで来るが大した威力ではないようだ キエェィイ!!一斉に雄叫び
襲い掛かってくる、このタイプは統率された動きは出来ぬか、一気に叩き潰すまで

抜刀しながら近づいて来た雑魚を袈裟斬りにする小夜香とリーダー 左右に分散を
進行方向は西、北側の強襲部隊をドミノとハット、南の奇襲攻撃をピジョンと他が
前衛が立ち回る隙を見て合間からモカの狙撃が飛行部隊を射貫く 続いて烈風魔法

黄金郷で譲り受けた魔導書を共有出来るのはロシェとスカーレットだ 火球で援護
遠目の高台から弩弓の矢が飛んでくるが、有効的な範囲からは外れている「そこ」
薙刀を八の字に振り回すアンリに魔導のバフが乗るか「火炎旋風斬り!」連携技だ
前方で邪魔をしていた特攻の歩兵を次々に四方へなぎ払う カウンターが炸裂した

「やったぜ! クローバーさんの出番はねえかこれ アイドルは楽出来る仕様よ」
「枯れてる骸骨にコントさせる余裕は与えないってよ、気にしないで進めて」モカ
「敵の騎馬隊が動くみたいよ よっしゃ、前へ出てやろうか 援護よろ」コバルト
「ひひ、投げた武器を拾って逆にお返ししてやるわ おらよ!」怪力のピザ兄弟だ

ズバッ! ドシュ! 後衛からの弓矢と逆の投擲で撃ち落とされる敵の飛行部隊だ
「よし、渡るか 態勢を維持でお願い」ピジョンが指示を出しながら西へと進む
厄介な大型シューターに対して懐に忍び寄る隠密 威力はあれど小回りが利かない
ニンジャは高台に登れるのだ「残念だったな 接近されたら終わりだ」忍びは汚い
・・・グアアァ! と、断末魔か 浮島へ進軍する 重量級の邪竜が威嚇して来る

「小賢しい! 踏みつぶしてくれようかの 小粒が グオオオォ!」暴れる大蛇だ
「大きければいいってもんじゃないのよね~ 自分の背中に手が届かないでしょ♪ 
熊とかもそうだから フフ、誰が正面から勝負するって言うの」周りを囲む後衛か
「ガガガァ! 軍隊アリが 飲み込んでくれるわ」噛みつこうとするが動きは遅い

破壊力はあっても当たらなくては意味がない パワーを活かすには補佐が必要だが
ドシン! ドシン! と、大地を揺るがす割には攻撃が空振りする 遠距離の標的
ギエェイィ! 前方に毒液を吐くが、これは想定内「どれ、私が相手してやるか」
何時の間にか掌に怪しい法弾を浮かばせている導師がおおきく振りかぶっているぞ
ビュン!・・・ドカーン! おおっと、ストライク グアアァ、と涙目のトカゲ君
自身の範囲外から弓矢と魔弾を次々にお見舞いされる 煙を上げながら倒れる巨躯

「如何かしら 猛毒のお味は ピリピリ来たんじゃない 残念でした☆」と射撃役
「うちらは機動力重視の部隊だから、敵の司令ミスでしょうね 奥へ」統括は進む
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「簡単に突破出来ると思うな 行くぞ 私の重騎馬軍が相手だ ブオオオ!」敵将
「前へ出られたらお仕舞いでやんすよ、余り賢そうじゃないねお前」ピザは上級者

「次のメニューは叉焼を期待するけどオリジナル小説は別の予定だってよ」薄緑が
「今は戦闘に集中して下さいよ、最初に集中砲火が来たので援軍は来ないと」錬金
「案外楽勝なんじゃないの? もっと大軍じゃないと無理よ 決めようか」魔術師

最後に控えているのは正統派の騎馬部隊か、丁度アンリ達と同じ数 力比べに入る
邪竜を倒し、浮島を渡り終えた小山のふもとで対峙した 敵将側は陣形を組む様子
これに対し受けて立つ構えを見せる太陽の軍勢 スポーツマンのスクラムではない
・・・ガチでぶつかる気か 馬に乗った敵騎士がランスを構え次々と威嚇してくる
味方の陣は雁行、斜めに構えながら後方の攻撃も活かせる短期集中式か「迎撃!」

「何が太陽だ! カッコつけおって 突進して粉砕してくれる 突撃ィィ!」哀れ

やや左に旋回しながら相手を誘い込んでいる様に思えるが?・・・キイイイィン!
有難うございます 読者様は地味な展開を嫌うらしい、喰らいつくのは黄金の牙だ
アンリを中心に鈍い金属音が再び木霊する「Bite me, golden lion jaws」(゚д゚)!
・・・メンバーの背後から大型の獅子が召喚される! 幻影の様な姿だ 一体?

                  🌞
                                       ライトニングファントム!!!

獰猛な咆哮が戦場を襲う!・・・ゴオオオォン! 突進して来た敵の騎馬軍へ強振
ギャアァアァア! まるで巨大な落雷に撃たれたかの如く矢継ぎ早に感電して絶命
バチバチと火花を残し金の獅子は駆け抜けて消え去った! 敵将以外は炭塵と化す

読者へのプレゼント代わりの必殺技が炸裂する、こういうのでいいんだよの展開が

「ば、馬鹿な? 何をした今 一瞬獣が現れて い、居ないぞ」失禁に気づかぬ豚
「では逝け お前では役不足だ、地獄で冥王の帰りでも待つんだな」小夜香が討つ

・・・なぜ勝てんのだ お前ら一体? ぐあぁ、っと敵将を蹴散らして勝負は終了
プロットには何処にも設定されていない 支援をしている視線が今後を決めてゆく
敷かれたレールをなぞるだけなら我々に未来は来ない 今日の戦場に夜が訪れる

「大体片付けたかしら 蛇の化け物でビビらせようとしても通用しないよ 我々は
だけど、難しい事は知らないから私は 暮れて来たね、先へ行くか」コバルトと他
「進路はこのまま西でいいわね もっと大軍予想だったんだけど意外と少なかった
まあ普通かしら 言っとくけど必殺技は小説にしかないから」劣化厳禁のアンリ姫
「お疲れ、私等以外に主力を当ててるとは思えないから敵の本陣に進撃で間違って
ないハズ こちらの進軍を警戒して城の防御を固めているやもね」危惧する統括だ

やはり味道楽は望めない旅の予感、中盤以降に比率が増すがシリーズ通しての定期
戦いを終えて辺りは静寂に包まれている、空には星々が瞬き始めるのが本来の姿か
残念ながら晴天には程遠い様だ 野戦の連続は予想以上に消耗する、次回を待とう

                               第67話 黄金郷編 5105文字 (続)

紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV

SRPGStudio 戦闘終了後 敵を蹴散らして更に進軍する自軍だった  北上から西へ進路を変更している セリフは小夜香、コバルト、アンリ

いくら強くても一人で戦技は放てない仕組みになっている 今だからこそ発動するのだ

熱量のあるファンの皆様はやがて理解することでしょう、我々は闇側には屈しない烈士

次回 個人ブログで人気を集める小説の投稿方法とその実践録

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