主人公のキャラクターありきたりを抜け出すテクニック

そう、固定の主役が存在しないとストーリー進行に支障をきたす事になるんですね
元はゲームを基軸としているので操作するプレイヤー、そして見に来た読者の視線
この作品はあなたが見届けるかにかかっている! ナレーションは捕捉してるだけ
漫画やムービーにおいても誰を重要視するかは人によりけり、常識に捕らわれるな

メニースターズ
第234話 先駆者

※選定 南ルート 創成

北の地で混戦は継続中である、10体20体の雑兵を退治したところでまるで減らず
激突音が繰り返されるたびにそこら中に舞う骨片と腐臭 火葬も土葬も無い最終戦
もう少し踏み込めば最初の敵将とバチバチの予感だったが、更に後方からの敵影か
ご存じの様に落城作戦には多大な犠牲を前提にする場合が多い 合戦において常識

「来たわね敵の援軍よ、今の状況はどうかしら? 何名かは負傷してるかも 無傷
はあり得ないので 後半は成長率で多少のブレが生じる仕様です」それはゲーム側

流石のマンデリンさんも疲労を隠せない証拠か、頭に血が上りやすい欠点が拭えず
左翼、右翼、そして正面 善戦はしているが波状攻撃に一進一退になりつつあった
アーマー系のジョブを盾にして、地味に削る攻城戦はほとんど採用しておりません
むしろこのルートは逆に攻め込まれてる くどい様ですが数では邪悪が有利の状況

「! ちょっと私の援護は、やられたとか言うんじゃないわよアイドルが圧倒出来
ないって何よ 聞いてないけど雑魚が邪魔しに来るんじゃないっての、クズ共が」

新世界を狙うアスモデウス代表はご立腹、臨時の友軍では信頼度が低くて当然です
ヘイトを取れる強キャラは限られてる決戦 敵の士気を折るには指揮官を討たねば

「この先はパイオネスの諸君次第かもな、既に負傷してるやもだが 我々に構うな
敵の援軍が来たか、大量には来れないはずだ! こちらは城外にいるのだから」?

連邦のランスロットは正面のスコーピオン勢を相手にしてる、英雄の国王は最後尾
一際目立つ巨躯の魔人は 奥へ踏み込まねば届かない場所で挑発を繰り返していた
後方からデビル勢がやって来るのだが各代表は次々と不満を漏らす どういう事か
落城を仕掛けるなら大量に捨て石を投入しなければ膠着状態になる、計算が狂った

「?・・・追撃の数が少な過ぎます、何をしている おのれ、小細工を仕掛けたか
どうやら精鋭を温存してた様ですが消耗戦には限界があるハズ」豪将軍ア・サーム
「ちっ、こちらの詠唱を城内で妨害してるヤツがいる誰だ 予定の半分も来てない
伏兵は潜んでない感じだが 万が一は許さんぞ、我々は連合なのだ」術師パイソン
「どうして奇面組が援護に来ないのノダ? 前に出て来るぞ小物共が生意気な劣等
種達め、連合だと 馬鹿め アテになどならん、もう無いゾ!」お館様は信用せず

あちこちで煙や悲鳴が轟く城外戦、見てない隙を付いて禁断の愉悦を味わう愚か者
( ´ー`) WEB版では一番最初に東ルートを覗いてしまった、才能がなくては無謀
ゲートを開く事が出来た故の葛藤とトラウマ・・・味方を助ける為の刻印だと知れ
時間が経過すると逆に有利になるキャラが帰還してる 誰かは読者に聞いてみよう

「よく分からないけど魔術の援護が効果的って事か? 敵の統制が崩れかけている
敵将を討ちに出るならここ! 開いた扉は、パイオネスが閉じなくては」オーナー
                   ・
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                   ・
膠着に業を煮やして一体の敵将が雑兵の合間を縫って接近する、カテドラル勢から
最初のボス戦に突入する流れ 擬態は崩れてないエリート、地下で見た時と異なる

「ふふ、仲間から適応できると聞かなかったのかな 現地風は好みではないのでね
下等種族の諸君・・・まさか下僕を選択しない愚かな部隊とは」中身はグラニュー

鎧武者に化けていたが鉄巨人クラスの威圧感は発揮出来ない、が接近戦は危険な類

「誰でしょうか、元から私の知ってる敵とは別では(否)そうでした人型に合わせ
てるだけだと 言語も、私達とは別の過程だったわ 強敵で間違いない」食らう気

魔法弾など剣技で払いのける予定だったのだろう、何故か動くたびに精を奪われる
多用するなと警告したであろう月下の軍勢は記憶の幻となった、ハル達は知らない
態勢有利とみて後方からエスパー君が火炎瓶を投げまくり! 炎に包まれて硬直を

「この強さ? 奇面組では負けるわけだ、だが気を付けろ合流を選択すべきだった
何て事だ jpどjき@kが djg[sgdaぞ 確かにna hきp;@お」崩壊する敵将
「成程分からん、敗因は驕りじゃね? 強敵だがコイツ確か最初に見た奴だ 俺は
邪眼じゃねえけど、あの時戦ってたら全滅だったろうぜ 今だからだよ」違うけど

致命を与えていたのはジェス君です、珍味を貪る下劣な顔を仲間にお見せ出来ない
しかしながら混戦を打破するきっかけに防衛側の士気は向上する 好機を逃すな!
強引に中央突破を企てるアビゲイル・・・しかしここで敵将の一人が立ちはだかる
スコーピオン勢のM、相方のPはやや後方にて警戒中 ボルテージは徐々に昂ぶるが

「調子に乗るなよ、余計な能書きはいらん 私は将軍のマッシュだ 全力で来い」
「? 邪眼は違うと言ってる、もっと濃い毒だよ 大将は・・・お前じゃないねぇ
・・・アビゲイルにはもう効かんがな 言われんでも倒しちゃるわい」好戦的よな

構わずミスリル製のボウを連射する自称の主役さん、加工品を奪い取った事実あり
過去の旅路と共通点は多いが辿ったのは本来のルートではない 最後に化けてみた
敵にとって不運だったのは後ろで援護していたらしき開門者、やはり視線を逸らす
前半こそ拮抗していた物理の交差音・・・次第に体力負けして次々と矢が貫く――

「グォ? おかしいぞ、どうして後退して強くなってるのだ貴様等 時すでに遅し
宙域と合流すべきだったのか、私の単独では許容を越えている これが進化だと」
「スコーピオンも擬態と聞いてるけど 解かないで散ったわね、私は前哨基地に攻
めてないので詳細は不明よ、カテドラル側と敬遠してたはずだけど」味わった賢者

傍目には能力を解放したアビゲイルがパワー勝ちしたか見える、本人はドヤ顔する
これでまた邪道軍の戦力を削いだ・・・が、倒した事になっていないカムイ戦線側
アスモデウスが援護しろと 威張り散らすが元々パイオネスの仲間ではありません
こちらには飛翔可能な上級王のサウスが抵抗している、クロケルの姿は見当たらず

「臭いですね相変わらず貴様等は、生き延びていたとはしつこい汚れは元から絶た
なくては滲みになる、アーク連邦か ゴミの収集場だったかな フフ」上級の振舞
「さよか、大群で来たと思って舐めとるやろ お宅等も組まな分が悪いと思ったん
ちゃいますの? 今のうちらは空腹と違うんやで!」言いつつ逃げる姿勢の琴乃達

SRPGStudio キャラのステータス カムイ戦線

全般的に魔術構成の右翼側、怪力に特化した魔人を復活させている 進撃を許した
結果的に東セントラルは没落となってしまう、元勇者の崩御と重役達の瀕死も含む
途中で召された仲間の仇を取るには最後のチャンス! ここは侍が刃を抜きべきか
よりによって最後の塩加減が慎重すぎる、法撃弾をパリィして躱すのがやっとでは

「! 馬鹿め―、取ったぁ♪ このアスモデウスちゃんに背後を見せて勝てるかよ
振り向いてもムダ、無駄~! ほらほらほら! 王の器に切り刻まれな~」卑怯w

( ´ー`) いいえ、ここは戦地です 一瞬のミスが命取りになる 斬撃のいい的に

「おのれ・・・愚か者め 貴様等も木偶とさほど変わらぬ存在のクセに、黄金郷は
どこに隠したか定かではないが、我等には発見出来なかったのが悔いよ」だろうね

冥王サウルーンと酷似している上級王だが、秘宝を求める体質は同じだったのかも

「あの場所はそう簡単には発見出来んよ、手下達をあてにしていたのでは 尚更な
・・・こちらに宝があると踏んで出張して来た様だが 陽動は成功でござるな」嘘

ちゃっかり自分の手柄に摩り替えて饒舌になり出す不知火さん、火加減には要注意
特定のキャラ以外はそれほど貢献してないパイオネスの隊員 勝てば官軍になろう
これで各勢力の敵将が相次いで討たれた事になる、駆けつける援軍が鈍い今が好機
接近戦を苦手とするミラー卿を標的とするのが碇石 余計な悪魔族を召喚されそう

「! ええい、気が散る 私の傍に近くに来るな、馬鹿め 詠唱はミスしていない
集中が足りないと言う事か・・・どうしてスムースに招集出来んのだ」妨害工作中

言ってる合間に囲まれるお約束、普段は地味なロウ大師と神道者、不知火は右翼側
先頭でイキるのはアスモデウスだったが誰が戦っても決戦に変わりない 覚悟せよ

「仲間の無念は晴らさせていただきます、あなた方は元々地脈には左右されないと
思いましたが都合を聞くつもりはありません これは戦争ですので」リンチの予感

一方向なら分が悪いメンバー、なら四方からの集中砲火ならどうか これはひどい

「ぐああ、何故ここで私が敗北なのだ 連合まで組みながら、まさか 仕組まれて
いたなどとは・・・おのれ! お前達以外に妨害していた何かが居たはず」そうよ
「魔人と進軍しよった報いが来たんよ、うちらは盟主とちゃう 勝てばええんねん
攻城をしかけといて撤退は許しまへんで 大御所殿はんは反対側に居りますわ」w

カムイ戦線とは相性の悪いマンデリンさん、どの道カテドラル勢にも因縁があるし
ではそちらの様子をお伝えください読者の皆さん 怒号、悲鳴、爆炎の城外乱闘中
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                   ・
                   ・
              お館様を守るのは側近の務め
「シュウゥゥ、鎧姿だから何だと? 魔術師だよ私は この大地の征服は目の前に
来ている これが事実、常人ではないのは知っている 組んだのはお互い」推察を

エリート幹部なのは間違いない、勢いで貪る奇面組とは一味違う知能派 一人欠落
余計な偵察に出て喰われた元司祭がいたはず どの部分が共通してるかは未知数か
本来ならスコーピオン勢と手を結ぶ理由はない、前哨基地へは攻めてないジェス君

「もう理屈の述べる段階にはありません、ケリをつけたらどうでしょうか(余裕w
この敵将は覚えてます 外見も変わってませんし、味見して良いのですか」さあ?

先ほど別の敵将を倒してノッてるのはむしろ若手のエスパー君の方、彼が援護する
決戦前に用意していた数々の投擲瓶、属性的に魔法よりも手榴弾に近い戦闘方法だ
火炎が得意だったのは変わっていない 威力を倍増させるためにオイル類の散布を
割れたビンから目つぶしの硝煙や炭素臭いアレが充満する、絶対に爆殺する気マン

黒フードと魔術の撃ち合いになったが 予想どうり動くたびに行動が鈍くなる呪い
着火用の投擲瓶が宙を舞う最後の抵抗・・・功績は生き残った仲間達に譲る陰キャ
バックドラフトを利用してそのまま後ろに飛び去る連係プレイ、ようやく形になる
統率してチーム技を発動するのは容易ではありません ピジョン親分は瀕死との事

「燃やされて崩れ落ちるのか私は、にわかには信じられん もっと弱者だったハズ
・・・pgf歩 dが ヨ定がくるったと ゆるさnさfごオオオ?」吸われた後だよ

またもや自身の成長の証だと、「俺ってつえー!」な勝ち顔のハルだった訳ですが

「へっへ、やったぜ! ざまぁ見ろってんだ、薄気味悪い電波ともこれでお別れだ
エイリアンの大将はラビにお任せするわ まさかカテドラルを追い込むとはな」w

後輩に指名されて退く事が許されないパイオネスのオーナーさん、準備のステップ
軽くワンツーからのコンビネーションをシャドーボクシング 怒りに震えるお館様
両者はしばらく無言のまま距離を詰めてゆく事になった、逃げる姿は見せられない
美的意識は高めを主張しているアールグレイ 特注らしき戦闘用の爪を装備し出す

「屈辱ダ👽 何故こうなるのだ 途中まで圧倒していタ馬鹿め カテドラルに仕え
た方が幸せであろうが! アーク連邦が いや違ウ、流れが合わんのだ」直接対決
「ここで出ないと邪眼に見せ場を横取りされるからね、長かったけど 開いたわよ
私とは言ってない・・・一人では限界があると知った 覚悟はいいわね宇宙人が」

そして同時に大地を蹴り飛翔するぅ! 引き裂く爪と、骨ごと粉砕する拳の交差音
一度では決しない、周囲を駆け抜けるソニックブームの衝撃 人間では追い切れず
リーダー格同士のガチンコに割って入る者はいない様子、二度、三度、舞う土煙で

「きsまぁ・・・美しいのダ私はぁb 皆が認めてイル、何故援護が来ないのだ?
コイツではないな、@pm@ppmp、「lijn[jok t7tfgh-567 クック」暗号か

宙に向かい何かをぶつぶつ呟いてるカテドラルの統領、異種族の念仏代わりなのか

「もう遅い、お前の負けだエイリアン 青ざめたか内輪以外はビビりますから実際
終わりなの・・・また毒素をばら撒こうってか この大地には効かないだろうよ」

再度の連打合戦に臨むが破壊力に差が出た、プライドの高さから砕けても仁王立ち
R15ではお見せ出来ない屈辱のサンドバッグ状態! 一発ごとに爆弾が破裂の肉塊
(´;ω;`) グロいのでここでお時間です、最後まで気持ち悪いライバル組織だね

           第234話 先駆者 5023文字 (続)

第一部と二部は発表済みです 気になる方はこちら☞ メニースターズ ゲーム版

SRPGStudio キャラのステータス カテドラル

他の作者なら第三部をエスパーのハルか、剣士のレックスの視点で描く俺のヒーロー理論

実は少年漫画でも主人公より脇役が目立つパターンが多かったりします、推しは誰なのか

次回 イージーモードが許されるのはいつまでかよく考えてよ

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

投稿サイトでも掲載中(画像は無し)