審判のタロットカードは許さない 一瞬の隙が命取り、震えて待て

メニースターズ
第100話 黄金郷編

※太陽の分岐点 WEB版 西ルート

記念すべき100回目、だが喜んでいる暇など無い激戦をお届けしてる最中なのです
もうゲーム実況のレポートだと位置付けされてるかも 始めからテンプレは無視系
タグで唯一無二の長編と教えている 雑兵を蹴散らしながら前進してゆくアンリ達

一旦敵勢の突進が鈍った隙を見逃さなかった、中央に押し寄せた髑髏兵を薙ぎ払う
ピザコンビ、小夜香、コバルト、そしてピジョンを先頭に、前線を押し上げてゆく
リーダーを守る形で後衛も続く様、アトランティカ軍の幹部に狙いを定めるのだが
・・・闇の気配が一気に濃くなる「まずい! 出足が遅れた、まだ距離があるか」
                   ・
                   ・
                   ・
「ふほほ 勝ったわ~! 残念ねーあなた達、我々の積年の恨みを味わうがいいわ
逃げても無駄よ じわじわと苦しむ姿も一興だけれど さあどうする?」敵司令達
「来た! やっぱりあの時の死神だわ 皆、どうやら私達の予想は当たってたのか
くっ モノリス無しなのにこの重苦しさは・・・積年の恨みですって?」アンリ姫

アトランティカ軍の魔法陣から漆黒の影が渦を巻いて形成されてゆく 具現化だ!
何度か対峙しているがヤツはその都度中身の強さが変動する 負の情念が濃い程に
正に戦場を彷徨う死神、基本的にどの勢力だろうが贔屓はしない 混沌ならば良し

「おのれ、間違いない 奴だ アトランティカ軍め、死神を召喚してエネルギーを
消費したと見るが・・・何という事だ 凶悪さは今回も同等かそれ以上か」小夜香

「馬鹿共め、どうした 攻めて来て構わんぞ どれ、追加の秘術を準備に入ろうか
消耗だと? 誰を相手に言ってるか 大魔術師を甘く見てるのか貴様等」アテモヤ

厄介な事に幹部連中の近くに護衛まで呼び込んでいる模様「恐らく何度でもかな」
敵の仕掛けた大魔法陣が向こうにある限り、弾切れは無いとみる錬金術師と後衛か

「! どうなってんのよ アトランティカ軍って無限に魔力を使えるのかこの威圧
ヤバいわ、次に援軍を呼ばれたら一気に不利になるわよ 指示を」スカーレット他
「慌てるな このクローバーを中心にそのまま突進しろ! 舐めるんじゃぁねえぜ
死神は一番奥だ 先に術者を討て、上等だよオカマ野郎が 震えて待てよ?」な~

・・・ドドドドド 大森林に集結する者達の緊張感が一気に高まる、講和など皆無
歴史の闇に葬られるのは果たしてどちら側か 並みの兵なら萎縮して立往生だろう

「フシシ💀 かわく、乾くぞ! 今度は何処の戦地だ」最早説明は不要か、出現!

ゾンビ突撃隊は軒並み片付けたが第二派が控えている、一番近い幹部は将のヘスス
雑兵の数は多めだが単体の強さは大したことが無い 基本疲れ知らずに突撃命令だ
本陣前に行かせまいと怒涛の群れがアンリ達を襲う! 密集した時こそ反逆の戦技

・・・キイィン! 太陽の軍勢を黄金の旋風が吹き抜けてゆく「滅せよ 闇共!」
「構わねぇ、何が共和国の切り札だ そのまま全部食らってやるぜ~」愚か者が!
 
                                    🌞
A mortal sin The malice and barbarity of trying to engrave a false script on
the earth, your karma will not be purified by an eruption Now is the time of
judgment!・・・ゴゴゴゴ どうやら邪悪は火山の洗礼だけでは物足りない様だ

大罪に処す 恐れ多くもまやかしの偽典を大地に刻もうとする悪意と蛮行、汝らの
業は噴火では清められず、今が裁きの時「逆位置の審判、認めねえとさ」導師が理

                              ジャッジメント
                Golden Sun Storm! 黄金の太陽嵐! ( ゚Д゚)

 

クローバーが懐からタロットカードを引くと同時にアンリが真上の蒼天を指で示す
この必殺技は今だからこそ発動する 強烈な閃光と不可解な金属音の審判が下る!

「!? な、何だこりゃ・・・眩し・・・ギャアああぁァス!!!」骸共の断末魔
「グオオオォ! ば、馬鹿な このアトランティカ軍以上の魔力だと?」怯む幹部

ギラギラと真夏の炎天下、一般兵にはそう見えたかも知れない 闇勢に対する特効
みるみるうちに押し寄せた突撃隊が崩れ落ちる! まるで溶岩に飲まれるかの如く
メンバーの声ではない何者かの詠唱が陣形周辺に響き渡る 古からの怨念だろうか
前方に控えるのは3人将、ヘスス、バズ、ロッティの本部隊 一瞬の隙が命取りだ

                    💣  
                「セイクリッド・ヴェンジェンス!!!」

まるで至近距離から戦車の大砲が炸裂した錯覚、ピジョンを先頭に一気に弾丸飛翔
敵陣を一直線に突破! 高速のサーキットを駆け抜けるモーター音にも似た咆哮が
その勢いのまま反応が遅れた幹部の部隊に襲い掛かる衝撃波「な、何者だ貴様等」

討ち取られたと悟った時には悲願ならずか、断罪の一撃!「この脅威は、一体?」
死神の召喚に成功して気が緩んでいたか ヘススの最後だ、そのまま膝をつき絶命
「貴様等は強敵の部類だよ、私等以外ならばな」小夜香が呟きそのまま速攻の構え

「チッ・・・あのローブ姿と金髪のチビが司令か? 古代文明とは別の奴等だと」
「うろたえるな! 来るぞ、狭間から現れたのは化け物共だ」ロッティに喝のバズ

雑魚は眼中にない、黄金郷の城門は資格が無い者には潜り抜ける事自体が不可能だ
アトランティカ軍の邪念が上回ればこの大地は瞬く間に地獄に変わる 初見に非ず
「このまま進撃を、予想が的中なら時間切れの危険がある」統括は既に超えている
かつて大陸の覇権争いをしていたのは紛れもない事実、奴等はまだ輪郭しか知らず

「クズ共、今度こそ取らせていただくわ 雑魚を吹き飛ばしていい気になってるか
奥にそびえる秘宝の所有者は我々こそ相応しい 来るなら迎え撃つまで」オカマ君

「フシシ、いいぞもっとやれ💀 戦場は荒れ模様ほど旨みが増すもの 恐怖の到来
では命の素でも吸ってやるか 愚か者よ、終焉の味 苦痛こそ至上の悦びなのだ」

SRPGStudio イベント画面 アトランティカ軍の幹部 ロッティ バズ ブルボンヌの三者 大森林での対決 巨大な魔法陣が敵陣の近くに

最奥の死神を中心に不気味な空間の歪みがちらつく感じが 大森林に不協和音発生

「ぐぬぬ、気のせいでやんすか 俺っち息が上がって来たでやんす、歳か」ハット
「馬鹿野郎、あ 何だ、足が重いぜ兄弟 これだからローカロリー生活は」ドミノ
「陣形を崩さないで! 奴等が前に出て来ないのは窒息を狙ってるからよ」アンリ

「!・・・感はいい様ね 我々には水害やガス等は無効 過去に乗り越えてるのだ
変ね 何処かでこんな事なかったかしら? あのチビ娘とローブ姿は」ブルボンヌ
「ふん、精々酸欠でのたうち回れ 脅威がいる様だがそれがどうした、我々の勝利
噴火の邪魔はもう無い 大森林から全土へ広がる地獄を味わうといい」ドヤ顔幹部

「馬鹿じゃないのお前等? 私は元々帝都に未練はないから、視野が狭い老害だろ
こっちも死神と何度も対峙してるんだよ間抜け、ゲームと同じになるかよ!」モカ
「いいねえ♪ このまま突撃でダンスっちまおうか! 私も余り気長じゃないしさ
うちらは情報共有で色々勉強してるの知らんでしょ、おやじ連中が」若いコバルト

先程の戦技で一気に距離を詰めた太陽の軍勢、大魔導士は雷の杖を握っていたのだ
・・・此処までの経過を辿った視線は覗いている 今期の旅路は似て非なる戦記と
「違う、コイツ等じゃなかったハズだ! このアテモヤは騙されんぞ 貴様等~」
片割れを生贄に捧げても届かない壁、蒼天の遥か彼方に勇士が援護している広大を

「YES! I、am」・・・ゴゴゴゴゴ 人智を超えた指先が、決定的な審判を下す
太陽とは別の巨大な光がじろりと小者を見下ろした「ば、化け物が!」一瞬の硬直
まるで金縛り バズとロッティの二将は既に死角に入られている、逝けよ道化もの

うおおおお! 巨大な鉄鎧から放たれる獰猛な雄叫びと渾身の一撃、既に遅い鈍器
「恐れているのは貴様等だろうがあああ!」バズ将軍の一振りは腕ごと吹き飛んだ
カッと見開いた瞳、相手にしてるのは人間ではない 次のセリフは言えずに粉塵に

呪文が得意な邪術師は自分が何故ここにいるのか戸惑う「た、大陸の制覇を!」否
囲まれていた、ロックオンされたら逃げ道なし 火傷の屈辱など砂の一粒に満たず
やや離れた司令様が聞いた乾いた爆竹音、配下の墓標は用意する暇などなかったが

来期は永遠にやって来ない、「ま、負けたのか? 何をしている」奈落はもうすぐ
楽しいのはお憑きの死神だけか、呼び出したのは英知を謳う本人ではなかったのか
古文書が本物だとか偽物とかではない! 大魔術師はここで潰える、闇の敗北――
                   ・
                   ・
                   ・
黄金郷はアトランティカ軍など迎える気はない「残りは髑髏とオカマ君だとよ」w
片鱗を垣間見たのが最後、纏っていた装身具だけが強風に舞って戦場に散り去った
投擲の準備にかかるは我等のマッチョ組「いいんでやんすか? 美味しい場面で」

「お馬鹿共が、ここ迄進軍させるなんて、ブルボンヌよ あなた達 別の世界から
来たでしょ 気配が違う! 制覇は出来たハズ 脅威がなければね 来なさい!」

「うちの導師が出るとお話にならないのよ、アンリさん疲れてるから後ヨロシク」
「了解、王手ですよ古代文明の方々 手下は召喚者が討たれたら崩れますね」錬金

有無を言わさずピジョンが戦槍を一閃して終わりか「ゴフッ! ああ、黄金郷が」
血まみれで幻想を掴もうと手を伸ばしても辿り着く事は出来ない 敵司令を撃破
「おい、届きはしねえぜ? クローブが言わなかったか 覚えてないだろうがな」

「この道が正解なのかは知らない でも戻って来たのは意味があったハズよ 去り
なさい 死神と共に、今の私達は多くの声援に応えなくてはならない!」リーダー

( ´ー`) あっさりとした決戦だなー、と背後から不満のお叱りがチラホラするが
いえ、まだ終わってない 忘れているのかな同志よ、これは西ルートの対決なのだ
肝心の黒い塊は最奥でほくそ笑む「イッ死ッシ💀 素晴らしい! 粉砕とは愉快」
仲間意識など皆無 此処には以前の様に結社連中は来ておらず、純粋な漆黒の欲望

奇妙な冒険はネタにされやすい、これには同意される方が多い 第何部問わずだな
何十年も続くほどファンを獲得出来る作者は数えるぐらいですが、先駆者に敬礼を
おっと、これは小説 画像は元々ありません、擬音で我慢さ ズギュウウゥゥン~

「このスカ! 終盤でやらかすな あの死神は13じゃないわよ」何気に繋げる統括
「フヒヒ♪ 柔軟な思考してないと執筆はやっていけないぜ、オラオラ~」( ノД`)

世代によって全盛期がどこかと話題になったりする、この辺にしておかないと危険
我々は二次創作はしない旅 オリジナル戦記で締めくくりたい、導師のカードは?

「ストレングスだろ、ピザが投げる動作に入ってるぜ」あの頃を比重に置いたのか
「おっしゃ! マッスルパワー全開だぜ兄弟、屁の突っ張りはいらんですよ」臭~

・・・何というジャンプ展開か、人気があった時代を彷彿させそうな渾身の一投か
バスケネタを考慮してたんですが批判勢が怖いので避けた テニスも同様だろうな
いかんぞ君達 スポーツ系は連発するなと警告していた、巨大な投射が黒い塊へ!
普通に考えれば直撃するが、「フシシ 無駄、無駄、ムダ、ムダー💀」だろうな~

「! 突き抜けたぞ クソ あの武器は一回きりなのに 駄目じゃんよ」コバルト
「あー、外れか パンプが醒める肉体の罰ゲーム、不人気キャラはこうなる」モカ
「そりゃないですぜ~ 萎える姿を指差しされたら降板の予感到来で」m9(^Д^)

ラストバトルとは思えない流れ 会心の一撃を狙ってみたらミス、流石のRPGとは
魔力を込めていない物理はダメージにならない、扱う人物が脳筋だとこうなる定期
案の定、拾った武器はそのまま明後日の方向に消えた 脇役では倒せない相手――

「また貴様等とは、余程命が惜しくないとみえる イイダロウ、呼ばれたついでに
遊んでやるわ 戦争はいいぞ、もっとだ 私はまだまだ満足していない シシ💀」
「私達をここへ呼んだのは貴様の方だろうが死神め、何処にでも来れるというのは
本当らしいな・・・モノリスが無くて残念だったな 消えてもらうぞ」隠密の殺気

晴天だった雲行きが急速に暗雲に切り替わる 大森林に常人は入り込めない決戦地

実力で排除しなければ勝利にならない「ゴホッ ゴホッ!」咳き込む錬金と数名が
嫌な予感がする ヤツの近くは既に無酸素状態、自軍は呼吸のハンデ 時間が迫る

「? くっ 急に苦しくなって来たよ、マジか 眩暈がする あと少しで」全員な
「ここで諦めたら終わりよ! 思い通りにさせるか、黄金郷は砕けない」リーダー

「お前達を食ったら 大陸を散歩に行ってくるわ 窒息が先かな シシシ 絶望は
イイぞ~、魔石など要らぬ 欲しいのはその恐怖と諦めだ ヒヒ」巨大化する死神

奥の手が期待ハズレでみるみる士気が下がっていくメンバー「か、勝てないわよ」
弱気のスカーレットは倒れ掛かっている 漆黒には快適の如くグルグルと旋回開始
「この恨み、晴らさずにおれようか・・・」消滅した幹部達の呪い 怨念が轟く!
地獄へ道ずれのカウントダウン、果たして太陽の軍勢の結末は? 信じるのは誰だ

                               第100話 黄金郷編 5052文字 (続)

紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV

SRPGStudio イベント画面 時間切れは迫る 徐々に酸素が薄くなる 味方キャラは映っていない 士気がみるみる下がる

ゲーム側のクローブではタロットカードを引く事が出来ない、双星は似て非なる宿命へと

選択肢は西ルートが一番軽めだと言っておきます あくまでも比重としては、参考程度に

次回 運命の輪は正位置を記す、友人は引いてしまった 西ルートの結末は

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

投稿サイトでも掲載中(画像は無し)