さあ、フルカウントからの勝負球は一体何でしょうか皆様 全く、外野は黙ってろ
守備範囲が広いと言う事はスポーツ以外にも興味があると言う事(お、そうだなw
近所のおばさんは他人の詮索ばかりしたがる・・・井戸端会議してるだけ平和だが
せっかくの盛り上がりを邪魔したがる前置きのウザさよ、連載は甘い道のりに無し
メニースターズ
第71話 黄金郷編
本編はどうなっていると同志だ 慌てるな、アンリ達は期待を裏切ったりはしない
茂みからD国の本城に突入のスキを伺っている最中の模様、緊急の戦闘糧食を――
「やったぜ、空腹で本調子じゃなかったところよ 高カロリー万歳!」挙手のピザ
「今姐御が皆に配布してるでやんす 俺達は軍隊ですぜ、戦う前に」急かすハット
「ったく、今度はモカさんの両脇から異臭を放つ気かい! このっ」顔に出るモカ
「ごめんねー 何気にかわしたら今度は別の標的をロックオンとは」後ろの騎馬師
「フヒヒ♪ 煮ても焼いてもテンプレ頼りだと限界が来るわけよ」独自の導師様♣
周囲を警戒しつつメンバーにワンパックづつ配るピジョン「エネルギー充填用よ」
決戦前に味は度返しか 旅団編ではMREに似たレーションだった気がするが今回は
軍事作戦中に素早く栄養補給出来るアレだ 敵陣の傍、キャンプを張る余裕はない
一度邪神の手下を追い返したが直ぐに奇襲に来るとも限らない 悪は一網打尽せよ
「ミリ飯ってヤツかい 私は胃に入るなら何でもいいよ、チョコバーか」コバルト
「他にも色々入ってますね、クラッカーと缶詰めか ジャム類とか」嫌そうな錬金
「正直今は食事したくないわ、マスターは怒ると豹変するのよね」拒否したい紅蓮
「何を申すか、おお かたじけない 私は歓迎だぞ 腹が減って戦になるか」隠密
付属についていたドリンクで強引にパワーチャージする太陽の軍勢だ「ゲップ」w
アンリが流し目でローブ娘を一瞥するが 調子に乗りそうなので声は掛けなかった
これで準備は整った 小休憩後に敵の本拠地に乗り込む事になる、一方闇の軍勢は
・
・
・
「キシャシャ、この城はどうにも狭いなこのパズスの好みではない 勝手にやれ」
「チッ てめえに言われなくても俺が地上を制覇してやるぜ、外野は黙ってろよな
冥王が舐められたものだ ああ 人間じゃあるまいな 化け物だろうよ闇か光の違
いだけよ ケリをつけてやるぜ クズが」どうやら友好的とは違う城主サウルーン
「何という事だ これ程の失態など記憶にないぞ城門前! 徹底して固めよ 私も
直ぐ行く 絶対に通してはならんぞ 太陽の軍勢だと 大馬鹿共が」幹部の悪魔角
「いずれは対決だったのだろうな いいだろう 私が後ろでウロウロしてる存在か
試してみればいい 自分の教団を旗揚げした時に既に人は辞めておるわ」C国元凶
遂に世界に宣戦布告した相手に引導を渡そうと迫るアンリ達 地上の大義は眼の前
趣味の悪いくすんだ赤を基調としたD国の城門前まで詰め寄る、ひりつく様な殺気
・・・ザアアァア! 盟約の不具合でもあったのか邪神の軍は宙を舞い何処へ去る
恐らく外見描写はしてなかったハズ 猛者は相手の強さが分かるのだ、時ではない
先に待ち構えていた闇を葬るのが道理 流石に厳重警戒していた、憤怒はお互いか
「馬鹿者共が 神聖な我が城に攻め込むとは何と恥知らずなのか 許すまじ 絶対
に生きては返さん、ここまで来たことを後悔してももう遅いわ」捲し立てる幹部E
「彼方達とって神聖でも地上では迷惑です 予定が狂いましたか 侵略者が」錬金
「もう遅いのはお主らの方よ、世界など統べる事は不可能だと知れ!」凄む小夜香
「これが 太陽の軍勢か、ちっ 光の圏族が味方している気配だな あの時の感触
に似ておるわ 実に不快 お前達はここで散り私の教団が覇道へと進むのだ」教祖
ようやく火種の原因が拝めたと黄金の一行 闇の臭いで違いない、読者が許さない
「終わりよ! 世界はそちらが考えてるより甘くない、サウルーン軍 ラーク教団
鉄槌を受けなさい! ここから先に登るのは太陽よ 闇は沈むべき存在」アンリ姫
「カッコイイねぇ♪ 正義の使者気取りか 小物が! お前等だろうが 黄金郷の
宝を横取りしたってのは どうやったか知らんがソレを差し出せ 奪うがな」冥王
「ひひ、もう逃げ道はねえぜ 指輪があると迷惑なんだってよ 若造が」ピザ兄弟
徐々に双軍のボルテージは増す、一触即発なのは明白 獰猛な眼光を走らせる邪気
闇の一派に地上は取れないと侮蔑のピジョン ぐおおおお! ネジの外れた廃人が
最終形態まで投与したか、交渉など互いに求めず戦闘の火ぶたは切って落とされる
ガシャン! ・・・ゴオオオォォ! 邪悪の手下が一斉に襲い掛かる、全てを屠れ
先陣を切ったのは冥王の配下だった、当然の様に先頭のピジョンを狙う「来るか」
しかし、その攻撃は空を切る 勢いに任せて狂戦士達は鉄斧を振り下ろすが大振り
一瞬の隙を突いて敵の懐に飛び込んだ小夜香の閃撃が標的を捉える、ぬおおおぉ!
相変わらずの雄叫びだがアンリはそのまま、相手の腕を掴み投げ飛ばす 混戦状態
ピザ兄弟は正面から殴り合うつもりはない 両脇から強引に首を絞めあげての圧死
ロシェとスカーレットは魔法で支援し モカは後方からの援護射撃、組織戦である
「太陽だが何かは私は知らん こけおどしが城で通用するわけが無かろうが」敵豚
「ひゃひゃ 突破出来るわけねーだろ 後ろにも控えてるんだぜ」イキリ出す髑髏
敵側のアサシンが隙を伺おうとしているが城門前での乱闘では機動を活かせず投擲
ナイフを投げまくっている、各自武器で弾き飛ばしながら 前方の廃人部隊を削る
一進一退を繰り返すが、相手の方が人数も多く入り口を徹底して防御しているのだ
このままではジリ貧 そう判断したのかピジョンは後方へ飛び退く「皆、戦技を」
散らばると危険だ、アンリを中心として赤屋根の友は素早く陣形を組む 敵は密集
外野は黙ってろ 勝機もなしに進軍などしない、邪悪の神殿を消毒するのは太陽の軍
・・・キイイィン! またもや懐から不可思議な金属音「お前達に明日は来ない」
滅せよ邪悪共 我々に敗北はなし!
🌞
「ゴールデン アヴェンジャー!!」
(゚д゚) 出た! 黄金の波動を受けて周囲を焼き尽くす復讐のバースト ゴォオオ!
強烈な熱波が近くの雑兵をたちまち獄炎の地獄へと突き落とす! あひゃアァー!
まるで眼の前に太陽が照り付けるかの如く、メラメラと派手にのたうち回る闇の屑
表面ではなく対峙した敵勢の内部から硝煙が だが これは秘技、滅多に撃てない
城門と壁裏でやり過ごしていた兵以外は軒並みこの一撃で焦天する事になった――
「城門以外は割と手薄か? いや追加で何か召喚だな ごめんね私には見えるのよ
アイドル特権よ♪ Go and finish the farce 悪くはなかったわよ」過去形の導師様
「おのれ、必殺技だと貴様等~ クク、だが連発は出来ないと見た 入場する気か
踏み込んだ事を後悔するぞ 来るがいい、そして死ね」幹部のグレーターデーモン
戦いは開始したばかり、ブスブスと木炭の様に崩れ去る弱者を邪険に振り飛ばすが
以前に一度説明しているが大詠唱や戦技は味方には効果が出ない ※自動障壁仕様
同士討ちになるほど険悪なら元より発動はしないという事だ 先陣は沈めたが次は
「愚か者どもめ 神殿を汚す気か こっちに来させるな!」別の敵兄弟は嫌がるが
「あー、似た様な恰好してんのよね一定の敵は 外野は黙ってろ」後方から射撃役
「黙れ 行かせてもらうぞ、仕掛けたのは貴様等よ 戦争に泣き言は通じん」隠密
第二波がアンリ達に狙いを定める 今度はオーク族の騎馬兵を中心とした部隊の壁
最終形態の狂戦士より更に凶悪なヘルライダーが噛みつかんばかりに「おらあ!」
血の気の多い個体がけたたましく戦斧で粉砕しようと 飛翔まぎれのジャンプ攻撃
しかし、その攻撃は読まれていた スカーレットと錬金術師の防御詠唱が大楯状に
ピザコンビが邪魔をする、衝撃を分散させダメージを半減 モカが側面から狙撃を
逆に挟み撃ちの形になった 見事に命中して落馬、コバルトとマスターが刈り取る
だが、その程度で怯む連中ではない更に突撃してくる「我々を侮るなよ!」豚将軍
強引に槍を鋭く突いてくる、普段は機敏な小夜香の頬をかすめたか 直撃は避ける
「ほう、死合ってみるか貴様!」武の達人の放つ強烈な殺気が居合わせた敵勢へと
またもや混戦か 凄まじくも鋭い剣戟が舞い、刃風が舞うやはり無傷では済まない
「何をしている次々に突撃せよ これ以上はやらせるな!」命令してばかりの山羊
「ひひ、城門の守りよりは崩しやすいぜ 栄養補給はして来てるさ」マッチョはな
「悪あがきしても総力ならうちらが上よ、割と王道な展開じゃない」若作りの紅蓮
「信頼が下がる様な事はしない方がいい 余計な敵を増やしてどうする」コバルト
・・・どさくさ紛れに殴られた衝撃がしたぞと読者様だ 現在は夜戦に近い状況か
余り勝負を急ぐと負傷する恐れがある 致命は受けてないが、それなりに傷は負う
全員が疲労しておりスタミナ切れは敗北に繋がる 落城を狙うなら長期戦は不利だ
相手はこちらの事情などお構いなしに攻め立てる「よーし、射撃用意!」敵後方か
消耗戦になりつつあったところに鋭い鉄矢が一行へ降り注ぐ、珍しく導師の回復が
普段はやる気を見せない彼女が味方を援護するとは エース共和国の部隊ではムリ
野外の斥候を相手には出来ても 本城の壊滅を狙うには凶悪すぎる、世界の敵達だ
揉み合いになっている最中に空中を舞う不気味な羽音・・・邪神は隙を待っている
「おや、てっきりビビッて逃げたと誤解してたぜクローバーさんも」ヤツは狡猾だ
「少しずつだけどこっちが優勢ね カロリー補給が功を奏したかしら?」アンリか
じりじりと前方へ踏み出す太陽の軍勢だ 焦りが出て来たのか、敵の怒号が飛ぶが
「あり得ん、この人数差を覆す気か 第一指輪とは何だ? 私は聞いてない」教祖
「持ってませんよ我々も、そちらの冥王様はなにやら計画していた様で」錬金術師
「C国の大将は黄金郷の事は知らないんじゃないの? 教えんけど」扇子の女騎士
「あの山羊頭は原案でもウザイんだわ、余計な事ばっかり喋るのよ 鉄槌ね」モカ
何時の間にか城内に侵入していた、龍族が何体か控えていたが動きが鈍い 飾りか
あるいは冬眠中に無理やり起こしたのだろうか 先に戦場へ出たのはエリートの類
罵り合いになるほどの知能はない感じに思えた「私が直接仕留めてやる!」悪魔角
グレーターデーモン君が癇癪を始めたか 案の定直ぐに周りを囲まれる事になるが
「うひょ、馬鹿でやんすねコイツ タイマンの喧嘩じゃありませんぜ今」ハット達
「馬鹿め、私の他にも兄弟は・・・ぐあっ?」全部倒せばいいだけの事 前進する
敵勢の統率が乱れた 好機だ、城門で苦戦を強いられていたメンバーが攻撃に移る
お決まりの前衛が暴れ回りながら残りの騎馬兵と龍族を仕留めにかかる「後ろ!」
分かっていると言わんばかりに 後方から援護射撃と火球が縦横無尽に城内に舞う
「ナンだこりゃ? 何でここまで強いんだ おかしいぜ 指輪なんか無くても我ら
はサウルーン軍だぞ! 貴様等、やはり繋がってやがるか 畜生が!」冥王の怒り
「宰相の助言がなかったらそちらの勝ちだったかもね 繋がりとか知らないけど邪
教と組んだのは同じ事よ 早めに動いて正解だったって訳よ、悪は討つ」リーダー
「ゴメンな~ そこそこやるけど中ボスなんだわ多分 物足りんよね」流石の薄緑
「王座の敵将は最後でいいよ、余計な召喚をされる前にもう片方を!」ピジョンだ
・
・
・
「チッ 私がラーク教団の長だ 最早どうでもいいがな では来い」包囲w(^Д^)
「C国の元凶はテメーだな 襲撃の味はいかがかしら 食後のデザートはないわよ
空腹なら狂戦士の糞でも食えよ、そのままくたばって堆肥になれば?」痛烈な射手
・・・恨み節を残し邪教の祖はここに没する 仕組んでいたのは果たして何者かと
敵の配下は士気が既に落ちていた 敵将の片割れをあっさりと討ち取られる定期☆
あまつさえ秘宝を奪おうなどとは不届き千万、企てた冥王様には責任を取らせよう
まさか何処かの元首の様に敵前逃亡はないと思われるが、大方残党を討伐する――
「クッソ、これで終わりだと思うな 他の組織がどう出るか見ものだぜ」中ボスな
「外道が! 二度と地上に出て来るな 邪神パズスの事かしら 討つけど」アンリ
散々と抵抗を試みる冥王サウルーンだったが 攻城戦は入られたらほぼ負けなのだ
大剣を振り回しながら魔弾との連続攻撃、しかし わざわざ正面の勝負などしない
ピジョンとコバルトが捌いている合間を見計らって 弓の速射と氷の刃が闇を貫く
徐々に体力を削られた狂城の主には義理の姉が引導を渡す「もういいぞお前は」w
・・・クソッたれと捨て台詞を残し地獄へ送り返される 世界中に宣戦布告の報い
「ふう、サウルーン軍の中枢は討ち取ったハズだから、残りは時間の問題でしょう
お疲れと言いたいところだけど、オリジンなのよね私等 まだよ」警戒のマスター
「耳障りな羽音が近くを旋回してるわよ、事前に補給するわけか」嫌そうな紅蓮だ
「元々仲間意識とか薄いでしょ 寝首を搔くのが戦時ですから、連戦なのね」モカ
おっと、今夜はお楽しみの様ですね? フヒヒ♪ 売上なんて知らないさと同志達
別の落書きで小遣い稼ぎする輩よりは内容が詰まっているけどな 楽しさこそ正義
第71話 黄金郷編 5067文字 (続)
紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV
意外とあっさり勝ったのでは? いいえ、冥王サウルーンがラスボスとは誰も言ってない
戦っている相手は闇の軍勢の一派に過ぎないのです 簡単にエンディングにはなりません