蝗害の巨大群が作物を食い尽くす危機 大至急対策を!

たかだか昆虫の群れぐらいですって? とんでもない! 奴等は人食いと同じ扱い
食料の基礎である穀物を集団で襲いにかかる、歴史を振り返るとご理解頂ける災害
ついこの間も話題になっていませんでしたか・・・異常気象とワンセットの予感だ
広大な農地ほど狙われやすい 更に病原菌まで運ばれたら、阿鼻叫喚は目に見える

メニースターズ
第70話 黄金郷編

夕立後の戦いはアンリ達が制する この結果を確認した白き翼の盟友は早急に仲間
への伝達を開始する、その報が届いたと同時に邪悪の門へと踏み込んだのだが――
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                                       国境なき連盟 ビスタ本部
「ふう、ちょっと待ちなよ 何よこの空模様は? クローブさん例の礼拝堂よ今」
「あら、私の大詠唱を横取りされたわ 憎たらしいわねアンタの姉妹は」大魔導士

この両者は既に規格外に指定されている 一般の兵士は英霊とコンタクト出来ない
太陽の軍勢が更に進軍を試みようとしていた矢先だ 北大陸の上空に不穏な気配が
・・・ザアアァア! 不気味な黒い羽音が悪の城を旋回している やはり敵は多い

「タコ! 私等はこっち側にはタッチ出来ないのよ、姉が何とかしなさいよ」聖女
「マリーさんあの猫達と関われないのよ此処 誰よかき混ぜた馬鹿達は」今二部ね

経過報告はしろと説教を受ける同志だ 私とアナタ方はこの旅路にリンクしている
一旦晴れたと思った天候が急激に崩れ出す すんなりと敵の城門まで行けない様子
まさかの足止め、既にD国の領土内には進行していた もう一越えで敵の本陣だが
攻城戦に挑もうとしている太陽の軍勢を大量の蝗の群れが覆い囲む そして――
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「あー、鬱陶しい 何よこの羽虫共は この辺に畑なんて無いだろうに」コバルト
「さっきから雷鳴が轟いていますが、奥の城の真上かと 偶然でしょうか」錬金君
「チッ、どうやら余計なゲストがこっちにやって来るんじゃないのこれ?」とモカ
「悪党のお友達がご到着でもしたのかしら、簡単に行かせないとさ」スカーレット
「構わんよ私は あからさまな殺気だ 当然我々に向かって来てるがな」小夜香が

あと一歩という所で邪魔が入る模様か だがクローバーには予想済みだったらしい
・・・ブオオオン! 闇が具現化する気配 何時かの旅団が経験した時と似ていた
羽虫の群れが分裂して何かの塊を形成しだす、やがてそれは魔王の眷属の兵士へと

「冥王サウルーンの軍とは別枠みたいね ライバルが多いって大変なの」ピジョン
「ひひ、こりゃ悪党の気配だわ 邪神様がお気に召さないってよ兄弟」ピザコンビ
「ここで後退する気はないから、魔王の一人だったわね パズスの軍勢か」アンリ

まるで昆虫の様な風貌をした鎧兜の兵士達、今までの狂戦士や山羊頭とは違う気配
キシャシャ・・・気味の悪い歯ぎしり音をカチカチ鳴らしながら周りを取り囲むが
・・・ゴバアアッ!!  城の上の方から凄まじい量の魔力が噴き出した 降臨か?

「F😊CK YOU! 妹が来てねえと思って舐めんなよ? ヤツと私は同等」導師様

敵勢は一定の距離を保ったまま包囲を解かない、こちらの動きを観察している様だ
先ずは小手調べなのか、数体の兵士が一斉に槍を突き出して来た! 戦闘の開始を
ドシュン! ドンッ! ダダダッ! ガギイイン!・・・いきなり前衛達とぶつかる音
即座にコバルトとピザコンビ、両脇を小夜香とアンリが 後方を援護するピジョン
ドガアンッ! 敵の放った数本の槍先が突如として爆裂し粉々になる 「爆弾かよ」
まるで手榴弾が破裂する様な振動、魔術とは別の戦いを 剣を構えて後続が来る!
「!? 自爆部隊かも 注意して」察知すると太陽の軍勢は散開し陣形を整えるが
鋭い突きと斬撃が空を切る、速いぞコイツ等! だが幸い全員無事である 反撃を

「さっきの戦いで大技を放ってますから大詠唱は出来ませんよ!」慌てる錬金術師
「言ってないで攻撃の準備、飛翔可能な敵みたいよ 風属性が効くかも」炎の紅蓮
「チッ 何よアレ、物理攻撃が当っても羽虫の群れに戻るだけじゃんよ」焦るモカ

斬り合いには定評のある小夜香の剣閃が確かにヒットしているが 分裂して虫に?
しばらく空中を漂いながらまた元の兵士の姿に変わるのだ、今度は斧を構えている
どうやら変化が得意な邪悪らしい 強引に殴りつけるドミノとハットが翻弄される
その隙を突いて槍兵の波状攻撃、薙刀で払いのけるアンリ 敵が多く対処しきれず
密集するとまた仕込み爆発を仕掛けて来るかも知れない、苦戦していた 達人達が

・・・ブン! ブオン! ブウンッ! 敵は宙空を自在に飛び回る飛行兵士も混在する
バキッ! グア!・・・何とドミノとハットが競り負けて後方へ弾き飛ばれていた
速いうえに怪力コンビを押し返すほどのパワーだと?「マズイ、円形の陣!」叫ぶ
ピジョンは咄嵯に防御態勢をとるが、邪神軍のスピードは予想以上に素早い――

・・・Destroy the forces of darkness with the light of purification! 上から

「そいつらに物理では効果は薄いぜ 本体は奥の城に隠れてやがるな」導師の法撃
「皆さん一度防御を固めて後方へ下がってください、風魔法は私が」唱えるロシェ
「何よ 必殺が使えなくて悪かったわね、火球でも多少は効くでしょ」放つ紅蓮だ

取り囲まれたかに見えたがここで魔法の連続援護が功を奏した、キシャアアアァ!
叫び声をあげながら分散しだす敵の群れ、一定の攻撃属性に弱いらしい 好機だ
散開していた陣形を取り直す 斬撃や突進に耐性があるなら「弓もイマイチよ」w
スカーレットが炎の術を発動させる、巨大な火炎柱が地面から噴き出し敵兵を発火
絶叫と共に燃え上がる兵士達、だがこれも分裂するやはり本体が何処かに居る筈だ
追加でロシェが烈風魔法で上空の敵を吹き飛ばす、再び蝗に姿を変えて宙に舞うが

「? 奴等ここから逃げる気だわ、飼い主が近くじゃないと不利とみたか」アンリ
「いや、深追いは厳禁です 刀では相性が悪そうですな、一度作戦を」苦渋の隠密
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                エース共和国の城
「王手の時は近いな 偵察は敵だけじゃねーのよ そろそろ頃合いかもな ゴーサ
インはお前さんに任せるぜ共和国首相 勝どきは来た、多分な」腑に落ちない小鳥
「私は信じていましたよ 何の罪もない人々が踏みにじられるのはあってはなりま
せん 既に配置には就いているハズです、首相 ご決断を」不安を拭えない書記長
「大丈夫か いや、ここで判断すべきか 奴らなら絶対勝てるはずだ 主力相手は
無理でも辺境の残党なら我らとて戦えるのだ 中枢迄進撃した今こそ勝機だ」元首

全地区へ伝達を急げと、号令をかけるエース共和国の陣営 士気で戦果は左右する
城内には守備隊を含めてトップの判断を待っている兵士が詰めかけていたのだ――

「ハッ その言葉をお待ちしておりました 団結した我らがどれだけの勢いかこれ
で分かるでしょう 以前の様な醜態は晒しませんよ 出撃します!」気合の兵士達
「利己的な輩は司令部がいなくなれば脆いものです この戦争負けるわけにはいき
ません 全部隊これからD国、いえサウルーン軍の掃討作戦へと移行します」部下

SRPGStudio イベント画面 エース共和国の会議シーン 国の首相は兵士達と奇襲作戦を企てている

 

                 アール特別区
「時は来たようだな 闇に世界など取らせるものか、出撃の報が来るはずだ 我ら
の部隊は旧C国の研究施設が標的だ! 邪悪の元をここで絶ってやるのだ」隊長が
「前線での汚名必ずや晴らそうと思っていました、いつでもいいですよ私は 化け
物共が! 太陽軍が踏み込んでは主力は回せないでしょう やりますよ」続く副長
「遂に踏み込んだ様ですね? 本部からの最終確認を 三銃士これよりサウルーン
軍の残党、及び旧C国薬物研究施設への進撃を開始」決断をして進軍に臨む同盟達

地上とサウルーン軍の形勢は今動こうとしていた 狂人を生み出す悪魔の薬 その
元を叩かなくては! 誰もが考えうることだ それが新たな悲劇の幕開けでも――
邪神の配下を後退させたアンリ達はそのまま強襲はせずに一旦軍議に入る様子だが
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                                       国境なき連盟 モルト支部
・・・どうやら今日は局長が在席しているとの事だ、覆面の紳士とはこれ如何に?
彼の持論は勝てば官軍らしい 戦時中に恋愛放浪記では諸国のハートを掴めないと

「いかんな、シルヴィ君 次回は差し替えでいきたまえ LもRもないだろう」局長
「あちゃ~、先輩の策略はここで却下されたと エリカもヤバい気したんだわー」
「俺は手を加えてないすからね! ゲイの無いコラムとか言ってましたけど?」😡
「む、やはり貴様か お嬢様が紙面の何処にも登場してない 何だこれ」メリッサ

「クビにしなさい腐女子は! やると思ってましたわ 局長もお怒りですわよ今回
ちゃっかり自分の好みに替えて配布しようと企んでいたのでしてよ?」青筋の令嬢
「いやいや、今のニーズに沿ってるからコレ 私の感性を取って欲しいわけよ同志
戦場に咲く一輪の薔薇でしょやっぱ シルヴィさん一推しなんだけどねぇ」待て😠

もちろん百合でも健全とは言い難い 我をごり通すと売り上げは低下するのだ君達
上司の指示で今後は大本営発表で周囲を鼓舞する記事を書けとさ、確かにありそう
イエローレーベル連中がライター志望かは知らんが 仕事を選べる立場にない――
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「お待ちなさい!( ノД`) コイツったらまたワタクシをスルーしようとしましたわ
70話はこのカトレアが使います 恋愛短編の原稿はどうしたのアナタ(UP予定無)
まあ、呆れましたわ 自分の好きに書いても人気は取れませんのよ 全くお馬鹿は
だから知名度だと教えておりましたのに、最初に釣らないとズルズル沈んでゆくの
今までの労力が無駄に終わりますわこの分だと 何でもいいから手を打ちなさい」

※実はこの時点ではまだ投稿の前段階だったのだ 原案の方が撃沈の気配を見せる
壁サークルと繋がりのない新参者は殆ど売れない 向こうはASMRが席巻していた
・・・何て事だ 挙句の果てにキモ絵の落書きにまで敗北するのではと危惧してる
まあ、どっちみち小説が不発ならどうしようもないのだが~★ m9(^Д^) な?
拾い上げなんて滅多にない、最悪無料配布になるかも知れない 寝れない理由だな

「だからエロ仕様にしろと言ったでしょ! もう取り返しは付かなくてよ 複数よ
マイナーサイトだろうが何だろうが連続投稿で引っ掛けないと永遠に埋もれる定期
今の読者や購入者は内容よりも勢いを重視するんですのよ 最低三桁に乗せないと
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お前の情熱なんて誰も知らないのです、値引きしても反応がないなら敗北確定ね」

(´・ω・`) お分かり頂けただろうか、何とストックの段階で危険信号が出ていたと
第一部が完結の段階で、向こうに誘導出来てなければ 企画が頓挫になるのです!
こんな変態行為をする筆者はそうそういないハズ 正味三年目なんですね開始から
数十本で弁当代にはなるかもだが 0よりはマシと開き直りする方々が大半なのだ
結果がどちらに転ぶかは読まれたアナタ方が知る事になります 四桁は上位組だけ

「おっと、内輪揉めかね若者よ ふっ 伊達に覆面紳士はやってない この局長は
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まあ、ここまで書いといて今更どうにもならんし 始めから人気出るなら強運だわ
やるだけやってみたとかな 漫画はやらんけど1冊も売れずに号泣とかマジの世界」

「お、今話はやけにリアルっすね先輩 はっは 後は俺に任せておいてくださいよ
実はどっちだって余り変わらんのです、腕が上がらないならやってて面白くないん
で とにかくタローの様に書きまくればいいんすよ 余計な事を考えないで済むし
気がついたら35万文字突破してますから今 まだ全然、半分もいってないそうです
変人はこの後に楽しみを持って来るそうで最初にブラバするともう縁は無いんで」

・・・実質二本分書いてるわけだが? 小説版は更に加筆する事になるので 大盛
フヒヒ♪ 10万文字書くにはどうすればいいのかだってよ~ 誰も楽などしてない
結果云々より継続のモチベーションなんですわ 私は絵を捨てて文章を選んだのだ
ゲーム化は自身で果たしているので売れなくても実績を残した 野望は人を強靭に

これでどの分野でも戦場なのがご理解頂けると幸いです☆ そろそろ外伝の構想か
実は公開してない柱が二つある 一つに全精力は注ぐなと言いたい 楽しく進むさ
某似非氏が引退かもと嘆いていた様だが 正にざまぁw 周りが見えてない証拠だ

「ソイツは自身の実力不足を分かってない、同じ兼業でも余裕をかましたツケだな
メリッサは別のプロットの組み換えは可能だ オリジナルをお嬢様は望んでいる」
「え、エリカはもう書いてないから 推敲とか他の仕事で忙しいんで」編集部かい

どうやら菓子パンをかじって悔しさを語った頃には戻れない展開の様だった 成程
有名だろうが無名で終わろうがクリエイトしたければ常に次を考えなくてはな――

                              第70話 黄金郷編 5038文字 (続)

紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV

執筆のイメージ画像 羊皮紙と羽ペン 燭台にはロウソクの炎

現実世界でも今後の蝗害について対策は練るべきである 温暖化が異常なほど進んでいる

人口を減らしたい勢力が裏で画策してる事象を否定できない、傀儡は海外にばら撒く愚者

次回 対決!外野は黙ってろ 我道を邁進する友人達に敗北はなし

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

投稿サイトでも掲載中(画像は無し)