重火器は基本的に解禁されてない物語なので、ガンガールは別の戦場ではないかと
勝利を司る女神は果たして何をしているのでしょうか? 他力本願はやめなさい!
敵を蹴散らすにはそれなりの実力が必要になると言う事、ならば証明する以外なし
ゲームと小説の二本立てであなたの琴線を刺激する大作がここにある いやマジで
メニースターズ
第66話 黄金郷編
前線の街でつかの間の休憩を終えたアンリ達 しかし悪の軍勢は次の安息を与えて
はくれそうになかった、数日後本部の伝令と共に国境北部での激突となるが――
エース共和国 城内
「陛下、これが今回の脱退名簿になります 残念ながら全員の署名は揃わず」兵士
「ん、ああ ご苦労さん ふうこの状況だ 無理強いは出来ない、サインを」首相
「私達だけでは手が回らない事も多いです 猫の手も借りたいのが本音で」書記長
「かっか、臆病者では戦場に就けないぜ 辞めちまえ腰抜けは、人手が足りないさ
・・・お、そうだな 仕事を探してる連中がいたか 壁は修繕済みだとよ」宰相が
「? 確かアール王国の所属だった職人がいると、銀鉱山の関係者か 成程」隊長
「思い切って予備の兵役に登録の旨を聞いてみますか、言いにくいなら私が」副長
「雑務も多いのですよ 三銃士は他にも忙しく書類作成まで手が追いつかないの」
貧乏を脱出したいのはシルヴィ達以外にもいる様だ 蝗の群れは一旦落ち着いたか
長期戦になるほど兵站や装備品は消耗していく 後手になる前に対策を打ちたいが
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北側の最前線
「見えて来たわよ 陣取ってるわね、あれからこちらの情報がサウルーン軍側に伝
わったはずだから 敵も既に油断はしていないでしょうね 突破はさせない」統括
「逆に進軍するべきですぜ姐御 俺等が主力だって分かったんだから他の地区攻め
てる余裕はない 今度はこっちから反撃していく番でやんす、ねえ兄貴」ハットが
「やれるのかおい! 一気に北に進んで西側に突き進めばD国 闇の軍隊達の本拠
敵の大将をヤっちまえば士気がガタ落ちになるのはC国戦で証明済だぜ」ドミノ兄
「行くなら付き合うわよ 伝令の内容もあわよくばと言ってるけど 進軍して敵の
総大将を殺って来いなんでしょ 世界を相手に宣戦布告したんだから当然よ」モカ
「向こうはここで援軍を増強して一気に来るつもりだったんでしょうね 明日出撃
だったら間に合わなかったな、街の方で連絡を待っていて正解でしたよ」錬金術師
「もうお互いに遠慮は無しという事だな サウルーン軍だか知らんが私等を相手に
世界を牛耳るつもりとは、邪神と組んだか 戦争は理屈では無いがな」忍びは汚い
一度は追い返した敵勢だが 新しい編成で再度エース共和国の領土に踏み込む闇共
今回は市街戦ではない、休息を取り終えているメンバーは気力が漲っているか――
昼下がりの国境近く 対峙した場所は大き目な石橋と細長いあぜ道が重なる平地で
周りには潰れた民家が立ち並んでいる 住んでいる様子はない、ピリピリする殺気
しかし今は両軍共に橋を渡る様子はなく睨み合いの状態だ 戦闘開始は目の前
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「よしそろそろ伝令が伝わっている頃だ こちらも呑気にお茶を飲んでるつもりは
ない アール特別区、三銃士を中心に反撃の体勢を整えておいていてくれ」ケニム
「他の地区は我ら守備隊が この作戦全ては太陽軍の肩に、化け物共め 簡単に世
界征服などさせるか 前線で異形戦の経験がある兵士を中心に再編だ!」共和国兵
「こちらとてタダで後退したわけではない 戦い方は学んだつもりだ」とブルーノ
「北地区からの進軍が始まりです 三銃士、アール特別区に赴きます」シルフィー
「太陽の軍勢なら敵の中枢迄行けるはずだ その時こそ我々の作戦が功を奏す時さ
ラインハルト遊撃隊 これより特別区へ移動します、以下作戦を待ちます 以上」
「かっか 戦争らしくなってきたぜおい☆ 焦るなよ、まだその時じゃあねーのよ
先ずは防衛ラインを固めておいてくれ 必ず隙が出てくるはずだ 絶対にな」小鳥
「あの時の波動が本物であるのならば必ずや いえ闇に立ち向かうのは必然の理ね
信じましょう 時を、After all we have to do it 頼みましたよ 太陽」マチュア
世界は闇の暴力に屈しはしない 悪意をばら撒き、この地上の頂点を狙う愚か者共
・・・宜しい ならば戦争だ! 鉄槌を下せとアナタと友人は私の背を推したのだ
大橋を起点に崩れた民家の周辺に構える太陽の軍勢 昼夜共に油断は出来ない前線
「ちっ 何で私が現場投入なのだ 責任を取って来いという訳か だが戦果を上げ
れば昇進は確実か いいだろう、ならば蹴散らすのみ」新編成で乗り込む幹部チリ
「何やら不満を口にしてる様で あの導師が敵の司令官か、いや奥にもう一人いる
片方は鎧系だな 実質2人かな 他は歩兵代わりの狂戦士の部隊かと」錬金術師が
「もう一人、いや一匹か 狂暴そうなのが見えるけど そういやD国って 龍族の
末裔とか聞いたわよ いつそんな設定が出来たのかしら」原案からですよ紅蓮さん
「馬鹿馬鹿しいわ いくら精鋭だろうがまぐれであろうが! 我らはサウルーン軍
闇の軍勢だぞ 念を入れろと聞いたが10人程でノコノコ出て来るとは」おやじボス
「ひひ、ガチンコなら俺達とヤッてみるかい 歪みねぇぜコイツは」君はな( ノД`)
「掴みなら得意ですやんすよ兄貴、フレッシュな汗の予感を期待せよ」ピザコンビ
編成部隊からやや離れた小山の近くにドラゴン族が控えている模様 無論敵側だが
これで実質の敵将は3体か 早くも特攻体制に入ろうとしているのは前方の部隊か
「グァ? 不味ソウナ臭いダ 食エルとオモッタが不快ダ 消してヤル」ドラゴン
「捕食しようとしてたのかしら大トカゲさん 知能はある様ね この敵はD国なの
かな元々 悪党なら同じだけど、そっちは後回しになりそうよ」警戒するアンリだ

「性懲りもなく狂人を量産しているか 奴隷代わりだな馬鹿め 容赦はせん」隠密
「待ちなさい 丁度橋の向こうが敵の陣営でしょ アホは特攻して来るから そい
つ等から削っていきましょ 伏兵とかいるかもよ、油断大敵で 分かった?」モカ
・・・うおおおおぉ! どうやら戦法もクソもない個体が先走った様だ 一直線に
「すげー、何も考えてないわ 弾幕代わりなのかしら」呆れるピジョンとメンバー
ゴリ押しで突っ込んで来るが これでも辺境諸国ならやられてしまう程の凶暴さだ
狂戦士は基本的に知能がないから破壊しか頭にない、前半は迎撃戦になる 開始!
橋の手前にて戦闘が展開される この前線には共和国の兵士が参戦していないのだ
後方で直ぐに射撃体勢に入るモカと詠唱の魔術組、ぬがああぁあ! ドカーン!!
先頭の狂戦士部隊が突撃して来た やはり頭は空っぽだ、競り合うのは漢の勲章か
ドミノとハットの激しいタックル! ガツンと宙を舞う不潔な実験体 前方不注意
太陽の軍勢には全身鎧の重戦士や大楯を持ったキャラはいない 機動力が削がれる
防衛ならまだしも進軍の際に足枷になる為だ ※私の旅団も同じ理由だったのです
「歩兵だけでは戦争は出来ないのですよ? まだ前には出ない方がいいでしょうね
他の援軍が来ますよ 今の内に数を減らしておきましょう」岩弾の魔法を撃つ錬金
「トカゲさんは動かないわ、橋の手前で迎え撃てばいいわね 宜しく☆」リーダー
「人間の限界はとっくに超えてるんだろうけどダメだな、爬虫類より劣った知能か
前よりひどくねーか 狂人でも待てが出来るやついなかったっけ?」呆れる導師様
「個体差ってヤツだろ 限界チューニングでネジが飛んでるのさ 前からおかしい
けどな 消毒作業か、マスク無しなんですけど私」突撃を横なぎするコバルトさん
途中で小川を挟んでいる為 そのまま飛び越えて来る事は地上部隊では不可な地形
龍族は飛翔の類もいそうだったが警戒して前へ出て来ない 続いて敵勢を削る面々
小夜香とアンリが抜刀して橋の両脇に構える 縦斬り、横斬り、後方からの狙撃が
闇側の前衛部隊を切り裂く、じわじわと前方へ駆け抜けながら攻撃を続ける自軍達
「出過ぎないでよ! 敵将は最後でいいから」激を飛ばすピジョン 空が曇り出す
雨雲だ、ポツリポツリと降り出した しかし戦闘に影響はない、既に数を減らすが
後は敵本陣だけ と、その時 不気味な気配と共に援軍が現れだす「やっぱりな」
今度は狂戦士ではない様だ 今のところ味方に負傷者はいない、焦るのは寧ろ敵側
「よし 行け! 敵の体力を奪って来い コチラに進軍させるな エース共和国の
部隊なのか まさかな、正面からの突撃では歯が立たないだと?」召喚術師のチリ
「急に湧いて来たでやんすね、別に驚かないのが古代人の習わしで」ピザコンビが
「召喚術か 相手は闇の軍勢だからこれ 使って来るかなこの先は」睨むマスター
「グァアァア! マエニデテこい! 嚙み殺すス ググ」ドスンと踏み鳴らす龍族
「挑発かしら? 行かないわよ♪ 知能はあるけど短気ね、これだから蛇は」紅蓮
「蛇よりもワニ系かも知れんな そこで待っていろ後で料理してやる」武人の隠密
「えー、中指禁止なのかよ マジでF😊CKだな ホント大丈夫だってば♣」君もな😠
「減らず口を叩きおって 逆に挑発してるつもりだな、その手には乗らん」オヤジ
「動くつもりはないようです 意外と長期戦になるか、援軍でも無駄です」ロシェ
・・・ここで陣形を組み直すアンリ達 そろそろ迎撃から進軍へ移行する頃合いか
メジャーでもマイナーでも一切の手抜きは許されない 戦いは昔から続いていると
ここは魚鱗の態勢で前へ出る模様 王道だが戦技は扱いにくい バランス重視の陣
召喚された獣兵は噛みつこうと飛びかかるが組織された小隊に決定的な効果はない
「うぜーんだよ イラつかせんじゃねえぞ」ローブの彼女は怒らせると危険( ノД`)
キャイィィン、と 獅子型の魔物は負け犬の様な遠吠えを残して薄緑に一蹴された
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「貴様ら! 馬鹿な 踏み込めるはずは 人間か本当に チッ 闇の軍勢を相手に
戦闘出来る部隊だと 怪しいが、エース共和国の兵士には思えん 何者だ」オヤジ
まぐれでは踏み込めない意味、進軍の始まりは国境での激突で証明される同盟の軍
「この勝負こちらが取りましたよ 援軍は終わりですか そろそろ逃げる準備をし
てはどうでしょう 貴方達も見た目は人間タイプもいる様ですがね」うちの皮肉屋
「お待たせしたわねトカゲさん♪ 遊びましょうか、来てあげたけど?」紅魔術師
「グガァアア! 愚弄スル気か ヤッテみろ 食いチギッテヤル ググ」ドラゴン
形勢は太陽の軍勢が有利だ 恐らく今回の戦闘はじきにケリがつく気配に感じるが
いつの間にか羽虫の飛来がなくなっていた、別の場所へ作物を襲いに行ったのか?
「闇の軍勢ってもっと強いかと思ったのに、C国よりは全然相手になるけど」姫様
「我らの戦力を読み違えたそちらの負けだここで散れ 正直エース共和国だけでは
無理であろうな うむ、世界中に宣戦布告など大それた事を」仕留めに入る小夜香
「! もしやこれが太陽の軍勢か 並みの強さではないサウルーン様の指令で来た
んだぞ私は 何者だ奴等エース共和国ではない! 他の編成軍だぞ絶対」幹部チリ
「今頃気が付いても手遅れだぜ兄ちゃん、屈強な帝国ですら世界は取れなかったぜ
お前等の大将まで挨拶に行ってやる 野望を貫ける覚悟はあるんだろ?」ピザ兄弟
「ケリをつけた覚えはないけど 保留だから、広いわよ色々と」統括は知っている
「な? トドメに行くから震えて待てよ 若造がよ♪ 進軍の始まりさ」導師さん
「コイツ等の他にも敵がいるみたいだけどね 邪神だっけ? 殺るぞマジで」モカ
グオオォ! 咆哮を放ちながらドラゴンの口元から前方へファイアブレスが来る!
伝説級に比べればそれ程大柄ではないが「不味い、散開して!」マスターの指示が
慌てて飛び退くアンリ達だ 機動には長けている 愚鈍な大鎧ではまともに食らう
直撃は避けた 炎は広範囲に燃え広がり、草木を焼く グワァ! 上空からの強襲だ
やはり飛翔出来る模様 力を温存していたのかここぞとばかりに暴れまわる龍族が
ニンゲン如きが ナメルナ!・・・太陽の軍勢は普通の兵士ではない 邪竜が舞う
予想外の反撃に数名が火傷を負った模様だ「クソ、コイツだけ強いのか」コバルト
「光の一味だと? 吐き気がするわ 来い!」勇ましく構える鎧のオッサン(^Д^)
「オメーは雑魚枠ですから 残念~」敵視を取ったが最後 怒らせるなと言ったが
「契約で力を得たはずなのに、馬鹿な 認めていないぞ私は」囲まれた敵の召喚士
「小者では世界は導けないから 勘違いしたのが運の尽きね」先に弱者を討つ様子
・・・無念 と、敵将の二体は左右から挟み撃ちで散った 戦場に卑怯は通じない
これで残るは最奥のドラゴン グオオオォ! 火炎をまき散らすが的確さに欠ける
八相の構えから素早く背後に忍び寄るアンリと隠密が尻尾を切断、援護で氷弾が!
怯んだ隙に閃矢の乱れ撃ち 前のめりに崩れた瞬間に渾身の突撃を見舞う物理組か
チームの連続攻撃で勝負は決する「ナゼだ? ヒカリだと ミトメヌ ゾ」撃沈★
「ふう、勝利よ これで完全に分かったでしょ 私等程の実力じゃないって事よ!
強敵の方だけどね普通なら 同盟国だから一応 エース共和国の所属か今」騎馬師
「龍族は流石に一癖ありますね、恐らく他にもいると思われます 頭に入れておき
ましょう 傍目はそうかと、世界の敵ですよ奴等は 全土に宣戦してます」ロシェ
「光の一味とか言ってなかった 何か勘違いしてるのかしら過去にその輩とバトル
したのかな、太陽の軍勢だから? うちの導師が命名してるけど」とスカーレット
「致命じゃないけど負傷したわよ結構 ドラゴンは小説だと強いのか」嫌顔の射手
「向こうもこちらから逆進するとは思ってないハズ 進む以外にない」ピジョン氏
名乗りを上げたのは戦地に立つ全ての者 今回の時間が来てしまった、難敵揃いだ
第66話 黄金郷編 5211文字 (続)
紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV

最初に名付けたのは導師ではなく聖女で合っている、小説だと姉妹のクローバーさん
迷わず進軍していただきたい 思い付きの作文にしてるつもりはないのでご安心を🖋