冷遇された帰還の果てで、ならば物語の布石は前半に蒔いておけ

メニースターズ
第103話 黄金郷編

※太陽の分岐点 WEB版 南ルート

帰還して城門前にて兵士に冷遇される太陽の軍勢だった 特区に戻りつつ作戦会議
どうやら南ルートも一筋縄ではいかない様子、珈琲を淹れながら意見を交わす面々

「美味しいとこだけ持っていく気か 利用されたんだ、今の英雄はその友人と連合
が? ヤダ、乗っ取りじゃん植民地って事か 甘い顔なんて今の内だけかよ」モカ
「もう余計な事はするなと モノリスってどうなったの、この分だと全部ご友人で
カタをつけてるんじゃない、南はもうないんでしょ うちの導師の話だとさ」紅蓮

二杯目を飲みながら憶測を述べるメンバー「この気配だと、凶星はないだろうな」
クローバーが言うのならそうなんだろう、何気に耳クソをほじりながら適当占いw

「もう脅威はないんですね いいじゃないですか、ソロモン軍が壊滅すれば世界は
平和になるんじゃ? 東と、北に残った石碑はどうなったんでしょうね」錬金術師
「あんなモノ欲しがるなんて絶対私達とは違う、遭ってはいけない存在がソロモン
軍を?・・・善意かしら 皆、この道でよかったと思う? 私は」危惧のマスター

戦乱でも交渉術は有効だが「恩を仇で返したらこの地はどうなるか」腕組みの隠密
入植するには手ごろな感謝を植え付けておけと、果たして逆らえる相手だろうか?

「一応は友好条約に指定されている、組織名はアルカディアだ 私は義理なのでな
向こうは姉妹と同じ枠組みと考えてるだろ 他の勢力は侵略を主軸にしているぞ」
「クローバーは赤屋根のお友達だから助かってる事実 いない間に手を回したと?
ソロモン軍の排除に動いたのか・・・え、敵対視してる勢力もいるでしょ」アンリ

「ヤバいんじゃないの南ルート、死神とバトルの方が楽な構想だわな 西は解決で
旅の扉とかパロディしてる場合かよ そいつ等に狙われたら勝機無くなるわ」モカ

・・・この分だと太陽の軍勢は仕事を終えているのでは、と読者は勘ぐる流れだが
介入されていたら口出し無用か、どうもしっくり来ない 安易な推察は危機になる

「待て! 共和国は何処とも同盟は結んでないと言っていたぞ ソロモン軍は世界
連合が抑えただと? 別なのか、私等の時は 共和国の援護にいたのでは」小夜香
「大元は変えようがないぜ 敵対しているならCOBRAが絡んでいる、或いは取引
・・・何かあったのは予想出来る 広大なので全てを把握する事はムリだ」導師様

「すいません 私には広範囲は理解出来ませんので、どういう事なんですか 友人
は共和国の防衛では? 世界連合の中心は誰が指示しているのでしょうか」ロシェ

これはメンバーの推察になる、クローバーを議長と考えて頂きたい(流石マザーw
本来なら辺境の大地に、他の勢力が横やりして来る可能性は極めて低いのが定説だ

「取引があったと考えるのが妥当だろ、わざわざ小さな箇所に犠牲を払う価値は?
自分達は飛来してない方が互いに都合が良い 世界連合のせいにしておけと」導師
「南ルートも別の世界線にすり替えられたと? 余計な事してくれるわね、ホント
今更ソロモン軍討伐に参戦はムリでしょ 隊長、後日に来いとか言ってたね」紅蓮

軍議なので多くの意見を聞きたいが「私をチラ見しないでくれる? 分かるかって
ねえ、三銃士の隊長はうちの導師の事知らない感じだったよ」貴重な点のコバルト
「あー、肉体派はパスでやんすよ 飯じゃねんですかい、お茶とは無念」ピザ兄弟

焦るんじゃぁない、我々は腹が減っているだけなんだ・・・では済まないだろうな
元々は食事をするだけの短編だったボツ案です。キャッチコピーを回収しにいけと

「! 最初にアンリ達が王国に来た時誰を見かけた? 私等の記憶と合っていれば
この線は拒否されるわ うちの導師は居たけど、助けは呼んでないわよ確か」モカ
「え、だって酔っ払いがわめいてて そうよ! 入り口に居たのは町長さんでしょ
何言ってるのよ 絡まれてるじゃないのよ、先にさ」何故か慌て気味のリーダーだ

ここでピジョンが否定する「実は見ていない、最初の4名しか チャツネが鍵なの
他のメンバーは町長も居たと錯覚している 仕掛けられてた! 説明をお願いね」

・・・やはりクローバーとマスターは覚えているのだ ※今はスルーで結構です

「そりゃそうさ、私とクローブを混同している 結果的にアンリ達に合わせたのだ
先に因果を紡いでおかないと闇側に取り込まれる 意味はまだ理解しなくていい」

理由なしの遭遇は大規模な争いに発展する、赤屋根の過半数はその事実を知らない
予めギルドメンバーは達人だと導師が宣言していた 戦いは先手必勝、以下に続く

「? 何言ってるの、町長とチャツネは街にいたでしょが 皆知ってるじゃないの
あれ・・・そういえばずっと見てないわ 何処に行ったのか」疑問のスカーレット
「C国の手下が最初に絡んでるのよ、そこにいない町長にね! で、うちの導師が
合わせてケンカに発達、手助けの形でアンリ達と私等が合流してるわ」モカの意見

「はい、言ってることは正しいですよ 何かおかしいでしょうか、そこに居ないな
ら誰を見たと、いなかった町長が、どうしてそこにいるのです?」ですよねロシェ
「お主等が確認したのはヤツの擬態だ! 打算的なのはアンリが含まれている点よ
私かクローブ以外なら自勢力に組み込む気だったハズ チャツネは監視役として」

グルメ旅行のつもりが大袈裟になってゆく、ずっと以前から大戦に巻き込まれてる

「奇怪な事を申すな、メンバー達が見てないだけでチャツネから事の発端を聞いて
後に分かったのだろう? 町長は私も見ているし、街にはいなかっただと」隠密氏
「え、言われりゃよく覚えてないね 別にそんな重要な事? 酔っ払いと喧嘩だよ
チャツネが町長が助かったとか、見てたのは最初の4人で合ってるけど」コバルト

SRPGStudio イベント画面 今までの経緯を振り返るメンバー ギルド内 左に小夜香 右にロシェ 中央はコバルト 町長をずっと見ていないが

違う、そこじゃない! 同じ時間を過ごしている仲間が別の記憶なら非常に危険だ

「空腹なんすけど俺っちは、与太者がイキってたら殴りつけるのが定説ですぜ?」
「別に町長とか関係ねえだろ、あの女狐は金に汚い 宝石額をピンハネだろ」ピザ

・・・別な部分で鋭いアニキだが 論点が逸れている、後日談ではなく初日の話だ
回答を期待するのは酷な面子か わざわざ他人が変装してまで酒場には来ない事案

「確認してない、チャツネの発言でいたと錯覚してるのよ私達は でもアンリ達4人
は入り口で見てるのよ町長を! 直ぐに逃げたと言われたらそれまでよ」再びモカ
「ほれ見た事か、クローブがWEB側を敬遠した理由だよ お互いに都合が悪いとさ
ヤツは私を本人だと誤解している 教えてない、このまま進めろ 感謝しとけ」w

(´・ω・`) 成程、分からん 要するに最初の4名は存在を見てしまったと、居たが?
コバルト達は気に留めていない、気になる方は開始を参照でいいね 繋げてるので

「他の友人が最初に街の入り口で町長に化けていたと チャツネも同胞ですって?
嘘でしょ、あれ・・・何時からか見てないわよねあの二人 何処に消えた」アンリ
「計算してたか謎だけど本当なら向こうもヤバいと思ったでしょうよ よく考えて
最初に手下が絡んでるから今に続いてるの・・・町長が仕組んだのよ!」マスター

「大袈裟な、偶然では? いや、確かに最初の口論だけだった ケンカになってい
た時はもう町長は消えていた、結構な人数をあっという間にすり抜けたのか」隠密

「これメリッサ達は関与してないのよね 銀鉱山の木こり覚えてる? 警告してた
アイツ普通の山男じゃないわよ、案外いい奴だったりね 城下町がC国に襲撃され
たじゃん ギルドに最初に伝えに来てるのよわざわざ 今思うとタイミング良すぎ
外れないように誘導したのかも その時他に誰がいた、常人は逃げるでしょ」モカ

「まさか、最初にチャツネちゃんが慌てて入って来た、あの木こりが間髪入れずに
息を切らしながら化物が出たと 鉱山から帰って来てるから不自然はない」ロシェ
「あ、私等確か手紙がどうこう言ってた矢先よ、ヤバいな 隊員の行動先読みして
るじゃないのこれ、でも悪い人じゃないのでは そもそも人間じゃないかも」紅蓮

・・・覚えてない読者の方が多いと思われる 襲撃時に町長が通りに丁度いたのだ
チャツネは別として ギルドメンバー以外の一般人なら恐怖で表には出て来れない
木こりを含めた三名はあれだけ荒らされた街中で傷一つ負ってない、どういう事か

「戦いは先手か・・・私達を監視はしてたかもよ、あながち只の偶然じゃないかも
興味があるんじゃないの、うちらも普通の人間じゃないからね」流石のリーダー★
「西ルートとは別の結果だろう 今までの経緯を何処かに伝えている可能性がある
向こうが先に来ていたのよ こちらが後者なんだわ、クローブならこう言うさ」♣

双子は見えない絆で紐づけされている、好き勝手に路線は変更出来ない流れなのか
画像が無いなら仕事はしない それだけではない理由、お互いに恐れていた理――

「にわかには信じられんが、それが本当なら ぐぬぬ、友人よりも先に 私等より
先にいたとは、町長が仕組んでいただと・・・恐ろしい存在ではないか!」小夜香
「敵ならとっくに寝首を搔かかれてるだろうね、複数人の方が組み立てはしやすい
本当はタダの偶然かも知れないけど ご近所トラブルって怖いのよ」赤屋根の統括

物語の布石は前半に蒔いておけ 長編を構想するなら途中で破綻は許されない世界
飛来して来た勢力はモノリスの利害で後半から登場している、本来は管轄外なのだ
太陽の軍勢を監視していたのかは憶測でしかない 戦争はあらゆる想定を迫られる
脅しは首脳部の常套手段・・・撃った後では取り返しが効かない ギリギリの境界

「凶星をぶちかましたら自勢力も滅亡の危機だぜマジで、他の敵視が一斉にMAXよ
辺境にそこまでの価値があるのかな? 取引は何処で行われたか これでいいな」

クローバーは範囲的に影響力の大きい存在である、それ以上も以下も 広大な大海
決定権は渦の中心部と想像だけしておく 例外もある為一概には出来まいが――

「このコスモっすわ! ファンタジーにも程がある、ジャンルは変えないのでよろ
世界連合編に突入は既定なのねこれ、原案でも苦労した部分をカットは無粋と」姫
「あの町長さんヤバい存在だったのね」※WEB側の読者は第一部で最後に知ってる

南ルートが偶然かどうかは読み進めてもらう以外ない 歓迎はされず明らかな冷遇

「ごめん、難しい事は分かんないけど 隊長が後日来てくれとかどうよ、ソロモン
軍関連かしら 宰相襲われたって、どういう事なの 誰が狙ってるのよ」コバルト
「そうでしたね 同盟はもうしてない様ですし、アール王国の返還 世界連合とは 
私等は戦争に不参加、共和国とは別、そして謎の3人、どうでしょうか」錬金術師

「決まりだ! 裏で町長達が関わっている、武士のカンとして 我々が行方不明に
実際にはこちらに帰還した 状況をすり替えたのか、戦争自体が末期だと」小夜香
「連合がソロモン軍の相手をしてた世界線か、町長さん いえ 何だろう 見落と
してる様な気が、今日は休んで後日また顔を出して見ましょ、では」ピジョン達だ
                   ・
                   ・
                   ・
               国境なき連盟 支部
「ああ、何で帰って来たのよ! また私達を邪魔する気ね 貧乏なレッドチームが
せっかく出世したシルヴィ先輩を妬んでるな? タロー君、エリカ、説明宜しく」

「了解ですデスク! いやー今更傭兵のご帰還すっか ご苦労様ですね、俺ツエ~
正社員に決まってるじゃないですか、モルト局長は世界連合に栄転しましたよー」
「私等の努力で発行部数が伸びたからでしょ メジャーな新聞社として堂々の実績
今までにない斬新な戦況リポート、恋愛の短編なんて何時の流行なの」エリカ女史

( ゚Д゚)・・・これは? 画像はないが、小奇麗なオフィスに バリスーツ姿ですと
分からない 原案には元々いないギルメン達だ、正式採用されたのか 今の状況は

「おーほっほ♪ お馬鹿が覗きに来ましてよ? 支部の責任者、カトレア様ですの
ふん、お前がサボってる間にこうなる定期 ワタクシが皇族なのをお忘れでして」
「む、貴様 お嬢様を甘く見たな? 兵士の間では高嶺の花で有名だぞ、当然だろ
衣服や諸々貢いでたのは連合幹部の御曹司だ! コネを利用して何が悪い」女騎士

何という事だ 奴等の成り上がりを許してしまうとは、正に屈辱!(いやいやw)
局長が栄転したとは、組織を発展させるには資金力と社会的信用が問われてゆくが
そうか、臭いお茶とクズパン生活は我々の知ってるイエロー組だったんだ ( ノД`)
みとめん、認めんぞ~、元来の常連は 大丈夫、まだ時間はある 失脚させてやる

何気に自慢する為の同窓会とかな 呼んで欲しくないんですわ、ドヤ顔が憎い旧友

                              第103話 黄金郷編 5005文字 (続)

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オフィスのイメージ画像 イラスト系 キャラは映っていない 標準的

画像の都合上クローバーさんではなく妹がゲーム側に参戦してます、またもやライバルが

あろうことか暫く見てない内に出世していたとは・・・ですが南ルートの限定なのでは?

次回 天下布武を目論む意味、画策していたのは誰だ? 破綻は許されぬ帰還

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

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