毎年話題になると言えばドラフト候補、今年のトレード選手は誰とか まあ正解よ
しかしながら野球に限った事ではありません! 作戦会議は至る場所で発生してる
だからフォワードの入れ替えがどうと・・・監督をクビにしろ(サッカーあるある
親善試合より本大会でしょ、問題はそこじゃない 戦争中にも司令部は模索します
メニースターズ
第76話 黄金郷編
新たに現れた悪の枢軸ソロモンの軍勢、アンリ達は貿易港で敵の上陸を未然に防ぐ
事に成功する だが戦力の乏しい周辺諸国は成すすべがなかったのだ そして――
C国とD国の領土を中心にしてエース共和国とは反対の西側に向け進軍を開始した
・・・これにより 北側一帯と中央から西側はソロモン軍に掌握される事になるが
新たな脅威が再び世界に対して宣戦布告してから 僅か数か月の出来事だったのだ
当面は自国の防衛に専念するしかない共和国に、やがて焦りの色が見え始めていた
エース共和国城内
「ソロモン軍め 奴ら我々の領地はあえて避けている感じだな 狡猾な組織だ 西
側一帯が占領されるのも時間の問題だな 力にはなれないが、クソッ」元首ケニム
「俺の仲間の情報だとそろそろ世界の5割は奴らに取られちまうぞ 速いなサウルー
ン軍より 72柱がどれ位召喚されてるか 最悪が来ないことを祈るしか」白の宰相
「ああ、何でこんな事に どれぐらいの大軍になっているのでしょうか 局地的な
防衛は出来ても最早攻め込まれては防ぎ様がないのでは 太陽軍以外は」マチュア
「今後に対して一つ提案があります 共和国の住民を移動させて頂きたい 早急に
です 場所は中央より更に南の大森林区域の手前まで、敵の進軍の前に」ピジョン
作戦会議にアンリ達も立ち合う 強力な軍隊を育成している国は予想よりも少ない
防衛を維持するにも予算が掛かる為、そう簡単に徴兵令は発動出来ないのが現状だ
「住民の移動は我々三銃士も陛下に提案しようとしていたが、中央よりも南を指定
するのは何故でしょうか 国の真ん中で四方に警戒した方が安全なのでは」と隊長
「いや 違うな四方ではなく北側と西側に要注意だろう共和国が壁となって東側に
は進軍されていないハズ ソロモン軍とて飛行部隊には限りがあるはずだ」副長が
「そう、世界の半数が既に奴らの領域なのですね 大陸の中央近くの私達が丁度世
界の防衛線として 因みにアール特別区はここから南西に位置しています」三銃士
「北と西に警戒せよと言いたいところですが 最後は全方向で合ってますブルーノ
さんでしたか 西側と東の最奥は繋がっているのです 世界とはそうです」ロシェ
「今の状況の場合でしょ 最後はそうだけど気候を考慮した場合北から南には進軍
しずらいわよ 西を制覇で次の手に出てくるでしょうね 対策を考えないと」紅蓮
「えー まさか皆、もしかしてアレを期待とかやめてよ~ 最終手段ですからね♪
攻撃は封印されてるって 禁呪ですからね そんな夢みたいな事出来るわけ」モカ
住民を移動させる事自体は間違いではないとリーダー、一旦中央側でいいと判断か
進軍の気配で南に移行という事で意見を通す 最終防衛ラインになる形だ大森林は
何人かのメンバーはすっかり忘れていた様だ、戦略の為に一度向かう方向らしいが
「そうだな 住民を移動させてくれ 守備隊が中央の周りを囲む形になるか 進軍
されてからでは遅いしな 大森林に何かあるのか、周りに山ぐらいでは?」ケニム
「海を渡るより空を飛んだ方が楽なのよ 詳しくは俺も知らない サウルーン軍が
宝を発見出来なかった理由もそれなんだろうぜ あえて明言は避けておくか」宰相
「共和国の最年長は思慮深い様だぜ 知らなくていい、出来れば眼に触れて欲しく
ないのよ 世界の為に その時が来ない事を願うね私は 相手側次第よ♪」導師様
「大森林に秘密基地があると考えていてよ 詳しくは言えないのよ 私等はそこで
戦略練りに行くから、直ぐ近くだから何かあったら戻れる場所さ」扇子のコバルト
アンリ達は一度黄金郷で作戦を練る事になる様だ 霊峰山から援軍の為に移動した
共和国の本部から南の大森林まではそれほどの距離ではない 一行は向かうが――
ソロモン軍の会議
「かっか この戦争我らの勝利だ 勢力が広がるほど奴らに勝ち目はなくなるのさ
太陽の軍勢など一番最後でいいのよ 西側を攻略したら南を攻めようか」クロケル
「もう勝ちは見えているのですから一旦戦力を整えては如何だろうか 領土拡大に
兵士の数が追い付いておりませんな 天下のソロモン軍がスカスカでは」フルカス
「正直太陽の軍勢との戦いを避けるだけで楽勝ではないか サウルーン軍も馬鹿な
ものよ 直接対決などと戦いは数だよ 少数で世界は取れんのだ クク」ロノウェ
「南を攻めるのでしたら西の方から南下していくべきかと、北から回っては効率が
悪いので 戦略についてはお任せ致しますが些か拍子抜けで 脆すぎるわ」アデル
「まあ よいではないですか 奴らが進軍してくる気配は無い様ですし我らはじっ
くりと世界を掌握していけばいいのです 墓穴など掘るものか、馬鹿共が」幹部B
「クロケル殿 気になることがありましてな 無理に進軍はせずとも一旦戦力の補
強を提案します、偵察の怠慢だと思うのですが 一応我らソロモン軍」Aマリウス
各々の意見を検討して戦力の補強を模索する悪の会議 太陽の軍勢は例外的な強敵
・・・どうやら偵察部の方で不手際があったらしいのだが 幹部は詳細を知らない
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西の某国 街道近く
「き、貴様ら我らをソロモン軍と知っての敵対行為か 何処の国の兵隊だ」グァ?
「何だって? 知らないな、うるさいからぶっ飛ばしてやっただけさ」赤毛の青年
「こんな辺境に なんでこっちが力負けしてるのか 意味が分からん」アヒャア!
「邪魔って言ったでしょ コイツ等から威嚇してるだろ ソロモン軍?」仲間の女
「よくある闇の魔物でしょう どの世界にも似た様な輩はいるものですから 私達
の方が先に着いたのかな、比較的気候は穏やかな大地の様子で 成程、結構です」
「ノルバ、ムダな殺生はしない事 私達は目的を果たせばそれでよいのですからね
但し妨害するなら遠慮はなしで、情報通りなら奴らも既に降り立ったかと」上司か
最前線から離れた辺境の場所らしき小森の傍で 謎めいた4人組が闇の偵察を撃退
見慣れないジャンプスーツ姿か 赤毛のカイト、アーメット、ノルバ、コットンが
彼等はメインキャラではないので名前だけ憶えて貰いたい 外見はご想像上で良い
「なんか戦争とかしてるんじゃねーの、この状況は 面倒な事になるなら断ればよ
かったんじゃ 割に合わないぜ隊長 直ぐ近くなら未だしも 辺境如きに」カイト
「そういう訳にもいきませんよ 任務を遂行出来る編隊は限られているのですから
仕事だと割り切りましょう、軽めのGですね 動きやすいですよここは」とノルバ
「さあ、どうしようか 無駄な接触はトラブルの原因だし、暫くは潜伏しながら出
方を窺おうかしら・・・防護マスクなしとは恵まれた大地だね 了解」アーメット
「ここから南の方向で合っています 柱の周辺なら妨害される確率は低いのではな
いかしら 幸い文明のレベルは低そうね、ある程度合わせなくては」上司コットン
世界侵略に向け戦力の増強を目論むソロモンの軍勢 そして防衛の対策を画策しよ
うとするアンリ達一行 しかし、裏側では更に大掛かりな引き金が待っていた――

南の大森林近く
「住民の移動だけ先に提案したけど 正直大軍で攻め込まれたら負けるでしょうね
私達以外は戦力差がある 最後の逃げ道ぐらいは用意しておかないと」ピジョン氏
「何か策があるからこの場所の近くまでと言ったのでは いや、無粋かな」小夜香
「一見すると森林と山以外はない様に見えるわ 隠しておくには最適の場か」紅蓮
「息抜きって必要だと思う訳よ私は、Club エルドラドへGOでしょ」コバルトは
扇子を拝借しようとしたが 軽く踊るようにしてかわされたアンリだ☆m9(^Д^)
この周辺には人が行き来してる様子はない 空を飛べるなら上空から見下ろせるが
「共和国の宰相には翼のお仲間達が情報を提供してるのでは、始めは知らなかった
と思いますよ 元は高い場所に有りましたし 何かあるぐらいでは?」錬金術師が
「あれから結構経ってるしね 見つけても私等しか中に入れないから、避難所には
ならないわよ 国の住民とか無理でしょ 精々数百人ぐらいが限度じゃない」モカ
「俺っち逃げのスタイルは似合いませんぜ 要塞じゃなかったでやんすか」ハット
「ひひ、指輪なんてあるハズねえだろ 何処の物語と誤解してやがるのか」ドミノ
「クローバーさん強運だからよ? 眼に見える範囲だけが全てじゃないわけなの」
最初に辿り着いた高所ではない 森の入り口から不時着した黄金郷の方へ向かうが
実はこのチーム以外が訪れても入れない仕組みになっている、そもそも迷う構造で
遠目から確認出来ても一定の距離から先に進まなくなるのだ 仕舞いには戻される
「あら着いたわ 前と違ってあっさりと城門近くに来たよ 山じゃないよ今」モカ
「? 変でやんす 距離感がアリアリだったと思いましたよ俺等」進むピザコンビ
「霊峰山がバリアの役目でも果たしてたのかな 取り敢えず行こうかな」コバルト
「やはり人の気配はないです、すんなりと城門までは来れましたけどね」錬金術師
「こんな簡単に辿り着けたかしら? 私等は入れるんでしょうね城内に」紅蓮さん
「我々は大丈夫だろ 必要以上に警戒するな、城門を上にあげればよいのだ」隠密
リーダーがある違和感に気が付く、城門の所にくぼみがあったのだが今は無いのだ
一度通過をしている為フリーパスになったのであろうか? クローバーが口出しを
「どうせ普通の人間には入れないぜ 開けゴマとか適当に言っとけ 私に続けよ」
「ゴメンね、マスターが先頭だと弾かれるからここ 仲違いは敗戦の原因なのね」
「? あ、そう たまに不明な事言い出す癖があるのよねうちらの統括は」射撃手
通れるようだ・・・城門から奥へと進むメンバー達 しばらくすると大理石の広間
例のVIP室があった方向へ足を向かわせる 営業してるか不安だと扇子の常連騎士
「ここの従業員ってホログラムでしたかそういえば 道が分岐になってます」錬金
「またディスコなのかしら 喧騒は聞こえてこないけど、アポなしよ私等」紅術師
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高級Club エルドラド{只今準備中}だとよ😡 どうすんだ おい! ( ´_ゝ`)
しまった! と、言う感じの一行だった 慌てて扉をガチャガチャする小夜香達だ
営業時間は教えられてないのだ 何という事だ、遊びではなく作戦会議の予定だが
この扱いはけしからんな 他のイベントを提供しろと後ろから重圧を感じるのだw
「今は入れないな、別の部屋を探索してみようか フヒヒ♪ 宜しくー」薄緑が♣
「客室らしき部屋が何室かあるわよ 掃除はしてるみたいね ロボットかな」モカ
「フィットネス用の空間は無いでやんすか 筋肉を持て余すのは不健全で」ピザが
「先に行くと両脇に死角が出来るからアンタ達の後ろでいいわよ」警戒する騎馬師
・・・やや広めの会議室の扉を開く一行 歩き疲れが出たのか椅子に腰を下ろすが
端の方からスーッ、と無音で滑るように一体のロボットが「オツカレサマデス」と
音声会話機能が搭載されているらしい 人数を確認している模様、お茶を運ぶ気か
背後を取られた感の隠密は舌打ちする「機械だから気配はないという訳か くっ」
軽いざまぁを拝見して、同志は親指を立てていると予想しておく YES! 次な😠
「そうそう♪ こういう感じで頼みますよ~☆ フヒヒw」はしゃぐ我等の導師様
「ピッピ オモチイタシました ドウゾ、奥にイマスノデゴヨウガアレバ」ロボが
「いいねえ、私はこの場所気に入ってるわよ ディスコ以外も楽しみだし」女騎士
折角のティータイムなのでキリのいいところまで進めて次回へ繋げておく事にする
同人版では作成上のミスで何度もやり直しを課せられている箇所がある 今は別だ
小説の改稿がゲーム作成ではリテイク案件の分類になるかと、やり直しの意味だが
いきなり話は逸れるのだが この間新書を出された方のネームが変わっていたのだ
自身で変更したのか、それとも編集部からの提案かは存じませんので 毎年誰かは
読者は著者よりも作品名で覚えておくクセがあるので ヒットを飛ばせる人は少数
よほど売れ行きが良くないと作家の名前は知って貰えない 内容が先に問われると
普通は顔や服装などの外見の方が記憶に残る人が多いそうだ 人前へ出ない方々も
「それは忍びの話か、進行不可以外ならもう何でもいいよ私は ずずず」小夜香は
「珈琲ブレイクが終わったら探索の再開ですね 地道な努力は皆してますよ」錬金
「何度も投げそうになってるけどね実際、ホントにフリー配布になるかも」紅蓮が
「ぎゃはは♪ 完成してもお客が来ないって最大の罰ゲームなのよ 頑張れよ」♣
誰かしらの眼には軌跡は通している 売れずとも体験版でお気に入りの跡を残すが
買ってもらう前に知っていただく事が重要だと改めて勉強になった 何事も険しい
他人を批判するのは楽であるが、自分が形として残していくにはまだ途中なのです
第76話 黄金郷編 5011文字 (続)
紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV

読者様はリテイクという言葉をご存知でしょうか、動画の場合は撮り直しと言ったりする
何度も挫折を経験して創作は完成へ向かうわけです 詳細は長文になるのでお察し下さい