後戻り出来ない布陣と選択 戦時に休憩の際は不満がつのる

メニースターズ
第83話 黄金郷編

              ソロモン軍 幹部会議
「ロノウェ隊が行方不明になったと聞いたが 海路ではなかったはず 山道で遭難
したとも考えずらいな、太陽の軍勢は領土にいないのだから これは一体?」黒鳥

「まさかとは思いますが人間側に寝返りなどあり得ない事ですぞ ソロモン軍とあ
ろうものが 理由が無い、他に考えられる事は 他方に攻めたのでは」とフルカス
「いえ 他の地区を攻略しに行ったのであれば 何処かで偵察隊が見かけているで
しょう 確かに共和国に進軍していたはずです、部隊丸ごと行方不明など」アデル

・・・何やらざわついている様だが 時間が経過するにつれ闇の軍勢は規模が増す
どうやら先に召喚された幹部以外にも重役と王クラスが 誰を選択したのだろうか

「放っておきなさい 役立たずはソロモン軍には要らぬ、クロケルよ バラムでは
なく私を選択したのはお主中々見どころがある奴よ 仕えて良いぞ」アスモデウス
「む、王よ お言葉ですが ロノウェ殿は仲間を裏切る輩ではありませんぞ 何か
あったのは間違いない、そういえばマリウス殿の定期報告が来てないが」フルカス

「C国の研究所からでは報告も遅れようというものです 追加で何名か召喚された
のですから今頃は太陽の軍勢を返り討ちにしているはず 他には」アデルは伯爵だ
「クロケル ここはソロモン軍の会議ではないのか? 私はそこの魔女には見覚え
がないのだが 貴様は誰の許可で爵位を与えた、この成り上がりが!」ガープ総裁

「やめなさい、私が許可します 宮廷魔術師だろう 元々は異教の腕利きだと聞い
ておる サウルーン軍ではなくソロモン軍の復活に尽くしたのだ 宜しいか」王が
「お気に召されませんでしたかガープ総裁 緊急故ですよ それと 私は成り上が
りではない! 今の魔力を計算して最適の布陣を組んでいます、ご考慮を」黒い鳥

やはり大きな組織になるほど意見を合わせて行くのが難しくなる 発言には注意を
有名クリエイターがインサイダー取引などするわけがない そう思っていた時期が
おっと、それは別の機会にでも語ろうかw 肩書が一人歩きすると尚大変なのだよ
元々が上級のガープ総裁は現在の構成に不満があるらしいが 純粋な魔族の血筋か

「気にする事はない、アデル伯爵 ロノウェ殿の件は一旦保留でしょうな しかし
段々とソロモン軍らしくなって来たではないか 南のモノリスを入手で更に」鉄鎧
「それよ私が気になっていたのは この城の裏側に建ててある異物、石碑かアレは
金属ではなさそうだが 似た様なものが他の地区にも 魔力の元か」疑るガープだ

「アレはいいぞ♪ 近くに寄ると漲るのだ、原理はよく知らぬがソロモン軍とは相
性がいい様だな 何故かどうやっても動かないそうだ、実に惜しい」アスモデウス
「いけません! 王よ 私的に使えるモノではないのです 下手に動かして魔力が
枯渇してしまえば我らの地上活動に支障が出ます エネルギー原動です」クロケル

外見は細かく説明しない作風です、72柱は読者によりイメージが大幅に異なるかと
一応作中では貴族風のガープ総裁と背の低い子供じみた風貌のアスモデウスですが
極端な話、敵勢側は好みのビジュアルを勝手に変更して貰って構わないと思います
更に軍議は続く模様 キャラクターどうしのやり取りが他作と比較して多めなので

「別動隊が南西から南に進軍中であります 其方に支部を築ければ大方地上はソロ
モン軍が制覇でしょう 更に軍部を補強して中央部に兵を厚くするのが吉」アデル
「そうですな 東大陸が最後になりますがその頃には7、8割方は我らの軍門に下る
ふっふっ 全制覇の暁には72柱の完全復活も夢ではないのだ」ほくそ笑むフルカス

「・・・大凡分かった クロケル、お前には指揮の才が無いのがな 復活させても
らって悪いが貴様とはウマが合わんのだ私は 理由は告げぬ 王の御前では」総裁

「左様で、どうぞご勝手に😠 アスモデウス様 我はあなたを主軸として戦略を組
んで行く次第です 以後の指揮は私ではなく王が取ると良いですな、以上で」黒鳥
「良きに計らえ ガープ総裁、クロケルではなく私の戦略ならどうだ? 後でお主
が気になっていた事を申してみよ 多分同じ所が引っかかるはずだ」召喚の途中か
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研究所跡に待ち構えていた部隊を撃破したアンリ達は 更に北上していく事になる
敵の本陣ではなかったのだ、廃墟の周辺や地下らしき場所にも他の幹部達はいない
防御に適しているのはD国の領土内という事になるだろう 夜戦で消耗しているか

「あー喉が渇くわね~ ねえ、丁度森が見えて来たしここらで休憩にしましょうよ
ソロモン軍もいないしさ 意外とスカスカなんじゃないの 要所以外は」コバルト
「構想って簡単には組み上がらないのですよ 読み手の皆様は知らないので」錬金
「この辺の文字数になると破綻箇所が出て来る筆者が多いかも 経験上で」アンリ
「打ち切り以外ならそれでいいわよ 小説版で完結だからミスは厳禁よ」マスター

「もう後戻り出来ないでしょ、体力が尽きる前に休憩所作らないと 餓死するわよ
メンバーの半数は燃費が非常に悪いのよ 覚えてる? こっちもそうでしょ」モカ
「あー、みるみる体重が落ちていく感覚でやんす 上陸側は重労働ですぜ」ハット
「同意だぜ兄弟~ 心なしか腹回りがゆるゆるして来たぜ 腹ペコで眩暈」ドミノ
「空腹で戦にはならんぞ ただでさえ清酒が飲めないのだ、準備しなさい」小夜香

戦場の前線とはこうして士気が下がっていくのだ メンバー達が不満を口にするが
休憩に適した場所も進軍中は限られている 目立ちにくい夜間の方が好都合な理由

「さて、キャンプの設置をしなくちゃね ふう 最近肩こりが気になり始めてるの
よね 流石の私も、もう歳なのかな 疲れが溜まってるのかしら」古参のピジョン
「姐御が気弱な発言は珍しいでやんすね 手伝えという事ですかい 了解」ハット
「俺等は毎回なんだが、最近まともな食事をしてないぜ ガチ痩せ案件か」ドミノ

「そうだったわ エース共和国の奴ら、私等に給料出さないのよ ギルド跡を休憩
所と食事で使っていいとか 元々はうちらの住居じゃん、配給とかクソだし」モカ
「旧王国の借金が足を引っ張っているとか説明をされていたのですが うちのメン
バーは配給だけで満足する面子ではないので 私は割と平気ですけど」錬金術師は

「ソロモン軍との戦争が終わったら 報酬を主張するべきでしょ2度目よ 王国の
借金と私等は別問題だと思うのよ あの書記長タダ働きさせる気ね」スカーレット
「一見温和そうに見えるが、がめついのよあの女 噂だけど 自分達の精鋭も安月
給でこき使うとか 今は戦時だから皆我慢してるけど、あー腹減ったな」コバルト

SRPGStudio イベント画面 進軍途中の休憩 深夜の森林近く 紅蓮、モカ、ロシェの三者 敵はいないようだ

空腹になるとイライラして来るのがこれでお分かりいただけるだろうか 補給せよ
小夜香は財政に疎いので全てリーダーに任せている 宵越しの銭は持たない主義だ
給金に関しては共和国の兵士も愚痴をこぼしてたそうな、戦争など割に合わないと

「ソロモン軍を倒したら建国しちまえよ 街一個分の広さでいいぜ それかあの黄
金城を私等の国にしちまうかだ アンリ、王女なら常に先を見据えた戦術をな」♣
「あら、お酒が入ってないのに説教されるのか ここであれこれしてないで設置を
言っとくけど今回は寄り道ないので 全部が同じなハズないから んじゃ宜しく」
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                 悠久の図書館
「おや? まだ休憩に入る前ではないか 我々は余計な事は出来んので 名前だと
私は元々ついてないぞ 一応黄金郷の従者に似ていたのでマスカットが影武者だ」

「知りませんよ私は もう責任とか言っても 石碑は3つなの? 記載すらないわ
どうするのよ、こっちから余計なコンタクトを取ろうとは思ってないので」白猫は
「ご友人だけで解決出来ない場合捨てる気では? 妙だな いつ出現していたのか
サウルーン軍の前から有ったなら誰かが気がつくのに どういう事なのか」黒猫が

「記憶ではサウルーン軍とソロモン軍の間に出て来てるのよ 時間的で言えばそう
記載にはないのです、存在してるにも関わらず! まさか」トワイニングは困惑だ
「この空間には地上の歴史と数々の知識が記された書物が眠っているのです」精霊

やはりあのモノリスが今後のカギを握る事になると危惧している 情報をまとめる
・・・どう考えても領域外から飛来して来ているのだ、過去に何かしらがあったか

「ある程度の範囲なら一括りで決行されると? だから所有の範囲外が警告に来た
COBRAを名乗る組織はもう排除されたと大分前に聞いた いつの間に奴等」上位
「何でアルカディアまで私達の領域側に来るんですか、おかしいですよ 辺境に恩
を売っても見返りはない 友人ですって違うわ 入植地を広げる計略です!」白猫

「私の個人的な見解ですが おそらくはエリア分けの境目に私達がいるものと 小
さいですが 双方とも辺境に介入してくるにはそれ相応の理由があるハズで」黒猫
「この管轄外はアルカディアと繋がっています 表向き友人として問題を処理しに
来たと 敵対した時点で強引に取り込まれますよ、書き換えなど容易いかと」精霊

大魔導士は接触に来ていない、マリーがわざわざ教えずとも各々が感じ取っている
本来なら4つあるべきものが3つに限定されている 危機自体は太陽の軍勢も承知か

「COBRAとアルカディアならまだ情のある友人を選択せよという事か、我等がどう
動いても何かしらの利があるから派兵したのだろう 凶星を既に向けている」上位
                   
                   
                   
               国境なき連盟 本部
「うるせーな クローブさんその程度知ってるんだぜ 私に相談せずに余計な事を
うちの姉妹が現場に出てるんだから最悪は回避出来るハズでしょうが、いいのか」
「どうやら巻き込まれたみたいよ 存在は私も確認してるから そうじゃなきゃ地
上の住民が発見出来るわけないでしょ、やっぱり落としたのは3つよ!」大魔導士

別の場所にいるが英霊には不穏な動きを感知出来るらしい 見解はそれぞれになる

「COBRAとアルカディアが出入りして来たのは間違いないか パワースポットよ
辺境に介入は普段ならして来ない、どちらも脅威ですこの地上に対しては 当然か
飲み込む気でいる、ここをブラックホールとして利用する気でしょう奴ら」と魔女
「ふん、ところがそうはいかんのだ 裏があるだろこれ ソロモン軍の近くに1つ
アンリ達の行動次第で次の出方が見え隠れする ネタバレはするなとさ」クローブ

(´・ω・`) 婆さんや、飯はまだかね さっき食べたでしょ とは言えん流れなのだ
なるほど分からんと 読者に失笑される管轄外の勝手な思惑だった、キャンプは?
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「あら いつもなら入場料代わりに私のお品書きを披露するのだけれど今日は出て
来ないわね やっぱり調子が悪いのかしら、肩こりで不機嫌なのよ」入り口の統括
「俺等もハングリーですぜ 何時もの如く調理の方を補佐しないと太る」ピザはな
「全般的に皆疲れてるのかしら とりあえず皆で中に入りましょうよ」とコバルト

「割と時間がかかりましたね今回は、前回はすんなりと組みましたけどね」ロシェ
「こんなモノだったかな? 一応全員入れるぐらいの空間は有る様だが」小夜香が
「以前より一回り小さいわよ この中のスペースも、やっぱり疲労してると魔力が
弱まるから影響を受けるのねコレ 強度は大丈夫かしら 割と不安だったり」紅蓮

リーダーが最後にカモフラージュの仕上げをして完成する 野営地は楽ではないが
この辺りは意外と寒いらしく余計に体力を奪われていたのかも知れない 中へ入る

「へ? クローバーさん料理するわけないでしょ 誰かと一緒にしないでくれる?
大丈夫 ダイジョウブ、飲み食いは私も得意だから アイドル兼マネージャーよ」
「マスターが疲れてるみたいだから奥で手伝ってくるわね、チョイ待ってて」モカ

「私も以前に肩が重くて辛い時期がありました 嫌な事は重なるんですかね」錬金
「うちらは調理はあまり得意じゃないので、小説は別のメニューでしょ」紅の術師
「何? 歯切れが悪いとはどういう事かね 取り敢えず珈琲ブレイクだな」隠密氏
「カットしてる部分と加筆でまとめないとおかしくなるので 食事は次話」アンリ

・・・グルメ旅行のつもりがこうなってしまったのだ皆さん もう後戻りは不可能
お酒は飲んでほろ酔いの時は気分が高揚するが 大抵翌日に吐き気が来るのが定期
個人差が出やすいので同意しない部分かも、1000べろの話題でもしておくかな、
ツマミは色々あるが私的にお勧めするのはサバ缶です 備蓄にも適していて安価だ

しかも栄養価が高く味も悪くない カレーのルーをかければ十分に食事になるので
魚嫌いには合わないと思いますが旬の海鮮はお値段も高い 物価上昇ばかり目立つ
お上は食費など気にはしないだろうが 寿司やウナギは昔は高級ではなかったのに

( ノД`) 蕎麦やラーメン一杯にお札一枚出すのを嫌がるのが庶民なのです 多分な

                              第83話 黄金郷編 5040文字 (続)

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