最前線の規格外と決行した意味 管轄外は去れとの警告が響く

メニースターズ
第88話 黄金郷編

驚くべき事に悪の首脳陣は強敵を招いていた様だ 一度撃退したハズの冥王と教祖
奴等はソロモン軍ではない 闇の組織は様々、邪神パズスは既に此処にはいない
今話は軍議の続きからになる、72柱の全員集合は現実的に不可能 層は厚いが――

「ふふ お久しぶりですラーク卿 如何です新しい目覚めの方は 冥王様 指輪の
件は残念でしたが、先ほどの話だと他にも宝がある様ではないですか」女狐の伯爵

「なまじ戦力にならぬ輩を無理に召喚するよりも奴らに恨みのある強者を迎え入れ
た方が吉なのは明らかなのだ、悪い条件ではないと思うが 宜しいかな」フルカス
「うちの腰抜け王が一人裏切ったのでな 新しく召喚をするのであれば冥王殿の方
が相応しいのではと いずれにしても太陽の軍勢を排除せねばならぬわけだ」総裁

共同戦線を持ち掛けたという事らしい 地上を制圧するにはアンリ達が目障りだと

「確かに邪魔だな 奴らには強い恨みがある、だが俺は冥王サウルーンだぞ 大人
しく貴様らの指図を受けると思っていたのか 勝手にやらせてもらう」予想通りか
「残念だがそういう事だ 同盟も悪くはないが私も既にサウルーン軍なのだ アデ
ル 貴様は一度私を計っている事を忘れておるのか、この魔女めが!」教祖の恨み

「やはりそう来たか 勝手にしたいならばやってみろ 私等が何も対策していない
と思ったのか この木偶めが、城から許可なしで出ればその身体は崩れ落ちるぞ」

72柱のボティスは警告を発する 自軍の王が裏切っているのだ、当然に他も警戒を

「てめえら始めから利用する気だろうが クック あのよ、良く考えた方がいいぜ
こっちも大人しく召喚されたわけねーだろ 地上に出る際に罠を仕掛けてる」冥王
「そういう事だ ハッタリだととは思わん事だな 我らが地上に再び出た事で貴様
らは知らずに起動に手をかけてしまったのだ 今後全てが無駄になるぞ」ラーク卿

「罠か、成程な サウルーン殿 貴方は冥王だったな 先に話をつけているのだよ
ハーデスの軍勢だろう 残念だが貴様らは売られたというわけだ、愚かな」ガープ

・・・先手は打っていると言わんばかりの総裁だが 闇の軍勢は色々と候補が多い
太陽の軍勢中では ハーデス軍と対峙の経験があるのは実質ピジョンしかいないが
ピザコンビとモカは元帝国軍だが戦場で鉢合わせはしていない 大噴火で行方不明
こちらの読者様は上記の認識で相違ないハズ、利用出来る相手なら都合に組み込む

「何? 貴様らハーデスと組んだのか 馬鹿め! そうではない パンデモニウム
俺も信じてなかった、クソ 嵌められたのはソロモン軍の方だ 知らんのか」冥王
「お前達、制覇する場所がなくなったら何処を攻める気なのだ? 全て食われるぞ
ハーデス軍と話をつけたなら何故奴らの誰も地上には来ていないのだ」とラーク卿

「地獄の事は私だって知っているさ パンデモニウム、ハッタリだな そんな封印
など何処にも有りはしない 八方塞がりででまかせを言っても通用しないぞ」黒鳥

「何か特別な仕掛けでもあると 私は知りません、全て食われるですと クロケル
殿はそんな封印など存在しないと言っている様ですが これは一体」疑問のアデル
「! そういえばハーデス軍は口約束だけで誰も地上にやって来ていない まさか
我らがサウルーン軍を召喚するのを知っていたのでは 謀られたのでは」フルカス

無様とばかりに失笑しだす敵将ボティス「クク 存在してなくて当たり前なのだ」
サウルーン軍が引き金にされたわけかと語る 地獄全体で蓋をしていたと言う事だ
形が無いのであれば肉眼には映らない その視線は愚か者の旅カラスに向けられる

「なん・・・ですと、待ってください そこまで危険な罠ならサウルーン軍が仕掛
けてきた事自体おかしいのでは 全て無に帰すなら地上制覇など何の意味が」伯爵
「クソ! 仕組まれているぞ この城の裏側にある石碑アレは何だ 以前はなかっ
たぞ、私達がいた頃には 城の魔力と連動しているではないか 馬鹿共が」と教祖

「私は選択を誤ったのか? クロケルよ 掌の上だと、もうサウルーン軍も戻れま
い 閉じたのだ門が この城から出たら最後と ケリをつけろという事か」総司令
「これだから他の勢力なんてアテに出来ねえんだ 畜生が ハーデス以外の何かだ
誰も来ないのは知ってたからじゃねえ 此処に来れねえ理由があるからだろ」冥王

暫く城内には沈黙が流れるが 開戦しておいて都合が悪くなったから今日は無しと
アホか、通用するわけがあるまい😡 既に裏切り者が輩出されている状況で――

「わっはっは 笑止 アスモデウスは腐っても王だったか 恐怖とはこれか 正に
袋小路 逃げられんぞ貴殿等、城で奴らが来るのを待てという事でしょうな」鉄鎧
「かっか 正に節穴よ シトリー閣下が先に城から出たわけだ 直感かは知らんが
成程、いいだろうケリをつけましょうか 太陽の軍勢め 貴様らも掌の上だ」黒鳥

開き直りか、はたまたアンリ達を討ち取れる自信の表れなのか 居城で迎え撃つ!
エース共和国に対してではなく、世界全土に戦いを仕掛けている 個ではないのだ
                   ・
                   ・
                   ・
               その頃 東大陸某所
「クック 見つけたぞ 全部で3つしかないのは気になるが一番パワーの強い楔は我
らが頂いたわ 馬鹿め、早速回収作戦に入れ 邪魔者が来ないうちに」とジェット

「本当にこの惑星は3つだけなのか よく今まで原型を保っていたな まあ辺境なら
ではという事だろうな、このエネルギー値だと即日では不可能だが」シュンガイト
「アルカディアめ、先に南を回収したと思っていい気になるなよ 問題は質の方だ
いや純度かな フフ 貴様らが軌道上に入れば自動で通信が行く事にな」オニキス

配下のレッサーデーモンが機器を調べている「確認しましたが4つ目はありません」
COBRAと対立しているらしい例の友人はこのまま大人しく引き下がるだろうかと

「別にいいではないか どうせこの地はなくなるのだ 奴らとここでひと暴れして
も上層部には何とでも理由がつけられるわ、任務遂行の邪魔をしたと」バッドアイ
「楽な作戦だったな今回は 第一こんな小さな星にある事自体儲けものみたいなも
んだろ これで俺らの隊が評価を上げるのは明白だ 次もあてにされるか」ベンタ

「ついでだから奴らの母船にキツイやつお見舞いして戻りましょうよ♪ その頃に
は丁度この星も飲み込まれるし、一石二鳥よ 私等エリート部隊よね」D・パール

SRPGStudio イベント画面 回収作業のCOBRA偵察隊 バッドアイ ベンタ D・パールの三者 どこかの森林

・・・やはりこの大地の住民ではない 防護服を着用しているかは不明だが無害か
いつの間にか地表に現れていたモノリス、魔力以外の使い道をヤツラは知っている
                   ・
                   ・
                   ・
               エース共和国の上空
「思ったより早かったな こっちは何も問題はなしだ、一師団のみだったよ ソロ
モン軍だったか脆弱だな もう援護は要らないだろう これで恩は売った」ノルバ
「COBRAより先に1つ回収したぜ だがパワーは残念な数値だな アーメットが少
数を処理しちまった、最初に接触してきたのもアイツらだし問題なしだな」カイト

「ふん、誰も下等な豚なんて相手にしたくないわよ そういえば何で3つしかないの
COBRAが隠してる様子はないし もう時間的に撃ち込まれるはずは?」アーメット
「規模的に3つで十分だったという事でしょうね 多分、北側とCOBRA側とは意外と
距離があるのです 2つ目を確保しに行くわ、接触なんて今更」指示を出そうと上司

                    
  待ちなさい 何故策略と気がつかぬのか 止めろ! お前達も巻き込まれている
    凶星はCOBRAの策ではない! 広いと知れ 評議会は偽りだ 、戻れ!

 

・・・(゚д゚)! 分からない 何処から響いて来た声なのか 全身に直接伝わる鳴動
太陽の軍勢は規格外に直接の関与は出来ない 一般の兵士では捉える事すら不可能
グルメの旅は何処にいったのか、問い詰められそうな展開ではないか どうすんの

 

                国境のない本部
「馬鹿な 介入してきた アルカディアに どうなっているの クローブは未干渉
評議会なんて、マリー婆さん口出し出来ない範囲なのよ 大袈裟にしやがって」w
「ぎゃはは♪ 私の代わりに現場に出てる姉妹に聞いたら? こうなるわけよ皆様
さあ、盛り上がってまいりました 切らずにここまで読んでる有志は強運なのよ」

いい加減にしろと言われそうだが異常事態なのは間違いない、感知出来る者は少数
聖女と匹敵する力の持ち主である導師には当然の如く伝わるのだ ※双子の様です
                   ・
                   ・
                   ・
                最前線の規格外
「ここで横やりか この地は重要地点なのだ 即ちどの勢力も欺いてまでも入手し
ておきたいのだよ! 私にはある程度の予想はついていた、これで確信になったぞ
裏は、アンドロメダ側か貴様 擬態している様だがな 口出し無用 アルカディア
は東に向かう事になるのだ 余計な事を、他の勢力圏が見ている 愚かな」と♣様

アイドル兼マネージャーを自称している彼女は憤慨する 今はソロモン軍の討伐を
「この星は私と仲間が守る!」天に向かい宣言をする 管轄外は去れとの警告――

 

  お主達もいずれ本質が見えるだろう まだ尚早だった様だな若造、小さいぞ貴様
   擬態だと思っているなら好きにすればいい 見られている全て、さらばだ
                   
                                     
                 悠久の図書館
「馬鹿な 評議会が動くほどの管轄ではないでしょう、私達では干渉すらまだ許さ
れていないのに 何故だ 不和や偽りで混乱させるのが目的か? まさか」と上位
 
「もう好きにすれば? いえアルカディアに対しての警告を助言したと これでい
いですね どうする気よ 地上と規模が釣り合わないでしょ 何考えてるの」白猫
「重要地点と聞こえましたよ 政策なのかね どの勢力もここを欲しがってるとも
私等に見えたんだから他の管轄にも伝わってしまうでしょう どういう事で」黒猫

「企画の外側が複数なのは、このトワイニングには感知出来るのです ですが!」
「激おこですね? 分かります、インドラの矢は禁止されています 諸刃ですので
我々も直接は戦地に降り立つ事が許されておりません 誰が責任を取るのか」精霊

驚愕する出来事が起きてしまったが 今地上は闇の一派と戦争の真っただ中にある
この介入事実はCOBRA側にも察知されたハズ、お互いにイレギュラー対応を――

「チッ、東だ 東! ここで北に行ったらクビになるぞ俺ら 上の判断なんて知る
かよ COBRAに眼にもの見せてやる 奴らもビビッてやがるぜ 有利だな」カイト
「驚いたわ、本部を通してくれないかしら 冗談ではないですよ 私等は実行部隊
に過ぎませんからね こんな辺境にそこまで肩入れするのか理解出来ないわ」上司

「うちらは任務を遂行するだけ 特別手当なんてどうせ出さないのに」アーメット
「進路を共和国から東の森林側に変更だな よし奇襲作戦に入るか こちらアルカ
ディア遊撃隊 誰か応答せよ!」近くの宙域にいる仲間に報を飛ばす部下のノルバ

( ´ー`) まあ、落ち着きなさい 彼等はあくまでも脇役 タグ変更はしないので
どう見ても異世界恋愛やラブコメではないが、地味よりも派手にしろとの要望なの

「冗談ではない! 我々を出汁に使ったという事なのか おい 奴等こっちを狙っ
て来る、迎撃態勢を取れ 馬鹿な 勘違いなものか 介入して来たぞ クソ」毒蛇
「色々おかしな事だらけだなこの惑星は 速いな、自動システムでは遅れる 回収
を邪魔されるなよ 評議会だと、馬鹿な上からは何も聞いていない」シュンガイト

「恐れている証拠だろう? COBRAが勢力を広げるのを注視せざるを得ないのだ
効いてる 効いてる★ これで益々我が隊が目立つだろう 結構な事だ」オニキス
「私が迎撃にいっちゃる 退屈してた所よ、丁度いい ブラックホーク出るぞアル
カディアなんてカッコだけよ 沈めてやるぜ! このダークパールさんがな~♪」

ここに来て緊張度が一気に跳ね上がってしまう 文明では明らかに劣っている大地

「そうこなきゃな、停戦条約はもう破棄だ この星が再戦のきっかけに丁度良かっ
たわけだ ハッ これが狙いだったか もう終わりよ この地諸共な」バッドアイ
「何処が介入したか知らんが、アルカディアに助力しても埒が明かないだろうがよ
侵略力こそ正義だ! 撃ちまくりだ もう遠慮せんぞ かかってきやがれ」ベンタ

剣と魔法は何処に行ったのか😡  南のモノリスを回収したアルカディアのメンバ
ーは合流後アンリ達のいる北側ではなくCOBRA側が狙いを定めた東の森林へ奇襲
作戦に出る事になりそうだ その結末は如何に、主力はハイファンタジー枠です
次回から大詰めに入りそうな気配 そこからが結構長いのだが、読んで損はないと
長編の小説は開始よりも後半に比重を置くと思うので だから難しいのです構想が

エロ目的の同人勢はスルーしてる方が多い 使えない作品なら買う意味が無いとさ
m9(^Д^) んなわけで暇なお友達にお勧めするしかあるまい☆ メニースターズ
今一番ホットな台風の目だぜ この辺で全体の半分ぐらいよマジで、期待してよし
完結まで読破したいなら諸君の応援が必須なわけであります! 唯一無二の物語

                             第88話 黄金郷編 5036文字 (続)

紹介動画に興味のある方はこちらから☞ メニースターズ 黄金郷編 PV

SRPGStudio イベント画面 COBRA偵察隊 敵対するアルカディアを迎撃しようと狙っている 

元々がゲーム原案なので地味な小競り合いだと飽きられる スケールは大きい方が楽しい

介入している勢力はメインではございません、あまり目立ちすぎると構想がブレる恐れだ

次回 本陣とは決して崩されてはならない場所、我々は知っていた

>投稿サイトでも掲載中(画像は無し)

投稿サイトでも掲載中(画像は無し)